4597ソレイジア・ファーマが、7月7日を423円S高買い気配で大引け。

6月28日引け後に、主要株主であるJapanBridge (Ireland) Limitedより、保有する同社株式850万株を野村証券へ譲渡する予定である旨の連絡があったと発表。異動後のJapanBridge (Ireland) Limitedの保有株式数は695万1818株。野村証券は近日中に同社株式を譲渡する見込み。これを嫌気し、急落。

6月30日の419円どころより「バイオ関連として、打診買い」と予想。7月7日朝方にかけ332円へ一段安に見舞われたが、この日前引け後に、がん化学療法および放射線療法による口内炎に伴う疼痛緩和口腔用液材「エピシル口腔用液」に関し、厚生労働省から7月6日付で日本国内における医療機器製造販売承認を取得したと発表。大逆転に。

7月2日付けレポートで以下の通り解説。

〔 3月24日に新規公開。公募価格185円に対し初値234円で生まれ245円まで買われた後、226円へ下落したが、「髙山緑星の売買指示ライブ中継会員」で245円どころより「買い」と予想。279円へ上昇。

3月26日付けレポートより以下の通り解説。

『 悪性腫瘍にかかわる医薬品・医療機器の開発、販売。研究所や工場を持たず、外部から導入した新薬候補を臨床試験し、世に送り出すビジネスモデル。

赤字ながら、筆頭株主が伊藤忠商事。時価総額が228億円と小型ではないが、久々のバイオIPO。

前身は、伊藤忠商事と世界最大規模の創薬系ベンチャーキャピタル米MPMキャピタルが共同出資で2006年に米国で立ち上げたジャパンブリッジ社。荒井好裕社長は米アムジェン日本法人の出身。

3つの新薬候補のうち、SP-01悪心・嘔吐(がん化学療法)とSP-03口内炎 (がん化学療法・放射線療法) 疼痛緩和の2つが開発を終え、販売に向けた申請の段階。

SP-01は、抗がん剤治療の副作用を和らげる吐き気止めの貼り薬。協和発酵キリンが子会社化した英プロストラカン社が開発。欧米では薬価ベースで年間約100億円の売上高。中国向けに開発。2014年に当局に申請。2017年内の承認が期待できる。

SP-03は、抗がん剤治療による口内炎を保護するスプレー。スウェーデンのカミュラス社から導入。欧米で発売済み。日本で2017年内、中国で2017~18年の承認を見込む。日本で約20万人、中国で70万人の対象患者が見込まれ、年100億円強の販売を目指す。

3つ目のSP-02末梢性T細胞リンパ腫は、米ザイオファーム・オンコロジー社から導入した抗がん剤の低分子薬「ダリナパルシン」。悪性リンパ腫の一種である末梢性T細胞リンパ腫を対象に臨床試験中。

4つ目の新薬開発にも注力。

2017年12月期最終利益が17億9800万円の赤字。前期の4億7400万円赤字から大幅に赤字幅拡大ながら、中国の北京、上海、広州に販売拠点を設ける費用がかさんだ格好。

申請中の新薬が収益に貢献し始めた段階で配当を検討。

買い推奨値から5倍高2160GNIグループに続くバイオ関連のIPO銘柄として、○○○に向かう可能性秘める 』

S高交え4月21日にかけ645円へ急騰。買い推奨値から2.6倍高演じた大ヒット銘柄。 〕

○○○の部分と今後の予想は会員様のみ。ご了承ください。