東京株式市場は、4月12日付レポートで「転換点〈中〉4月11日を経て転換点〈小〉4月15日前後から再び上昇に転じる」と予想した通り、日経225が11日、14日の1万3885円を安値にドンピシャのタイミングで切り返し。18日にかけ1万4536円へ再上昇。 

4月12日付レポートで『日経225の3月末配当落ちが102.42円。4月11日終値1万3960.05円に配当落ち分を加えると1万4062.47円。「回天(天下の形勢を一変させるの意。幕末の志士が好んで使った言葉。太平洋戦争末期に日本海軍が特攻兵器として開発した人間魚雷にも命名)の買い」発令により「日経225先物を始め日本株全面買い」と予想した2月4日終値1万4008.47円を辛くも死守したが、14日以降に日本政府・日銀当局からリップサービスでも出ない限り、「回天の買い」が破られる可能性が出てきたと言わざるを得ない。その場合は、タイミングを見計らって「Z旗(この戦いに敗れれば後がない)の買い」発令により「日経225先物を始め日本株全面買い」と予想する事になろう』と指摘。 

4月16日に麻生財務相が「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の動きが6月以降出てくる。それがはっきりすれば、外国人投資家が動く可能性が高くなる」とリップサービス。昨年6月7日に続き「回天の買い」は破れなかった。 

来週の全体相場予想について詳しくは、本日夕方「会員制投資戦略」にアップする週末レポート「今週の投資戦略その1」を参照