日銀金融政策決定会合の現状維持を嫌気し、日経225先物が1万9500円台へ下落してきた30日後場中盤より、会員制投資戦略(レポート会員)で「日経225先物オプション5月物・6月物コールが買いと予想する。投資資金0になってもいい資金の範囲内で」と指摘した通り、30日夜間取引で付けた1万9380円を安値にドンピシャのタイミングで切り返し。5月1日夜間取引を1万9690円で高値引け。東京市場がゴールデンウィークで大型連休の中、4日にかけシカゴ日経平均先物が1万9805円へ上昇したが、中国の急落、欧州安、米3月貿易赤字拡大を嫌気して急反落。

5月6日付けレポート(レポート会員)で「ギリシャの国際通貨基金(IMF)融資返済期限が5月12日に迫る中、11日にかけギリシャ支援協議が合意となるか否かが焦点。6日にECBがギリシャの銀行に対する緊急流動性支援(ELA)について週間見直しを実施。この日は、2012年のFOMC議事録漏洩疑惑で米国司法省が調査を開始したイエレンFRB議長の講演も。7日に英国総選挙。8日に米4月雇用統計。5月5日に、第2四半期GDP7%割れ、IPOによる需給悪化、国内証券会社2社による信用規制強化などが嫌気され急落した中国市場が、6日も一段安。まずは、今夜の欧米市場を見極め」と指摘。

連休の谷間にかけ一段安となったが、弊社の大岩川源太(岩永勝美)が、5月7日お昼のラジオ番組で「短期的には買い」と予想した通り、日経225先物が7日夜間取引安値1万9040円からドンピシャのタイミングで切り返し。8日夜間取引にかけ1万9690円を回復。

5月9日付けレポート(レポート会員)で「5月物コールは、残念ながら、投資資金0の紙くずとなったが、日経225先物と共に、6月物コールも逆襲高に向かう」と予想した通り上昇。

5月17日付けレポート(レポート会員)で『短期的に5月末・6月初め前後にかけ日経225が4月23日高値更新に向かう可能性あるも、中期的には既に、昨年12月13日付レポートよりお伝えしてきた2015年相場予測の○○○の時間帯にあり、投資資金0の紙くず回避したい場合は、手仕舞い』と指摘した後、日経225先物が2万200円台に上昇してきた20日より「保有玉の半分を利食い売り」と予想。22日夜間取引にかけ2万390円へ一段高。

5月24日付けレポート(レポート会員)で「5月25日転換点<小>を、6月○日転換点<中>を迎え、日経225が来週にかけ2段上げの天井形成から下落に転じると予想され、利食い売り上がり」と予想。日経225先物が28日にかけ2万670円へ一段高。新値追いが続いた後、29日夜間取引にかけ2万380円へ反落。

 

6月物19750コールが、4月30日夜間取引安値365ポイント、5月1日安値345ポイントから夜間取引を455ポイントで高値引け。7日夜間取引安値205ポイントから切り返し。28日にかけ945ポイントへ上昇。4月30日夜間取引安値から2.5倍高。7日安値から4.6倍高

6月物20000コールが、4月30日夜間取引安値270ポイント、5月1日安値250ポイントから夜間取引に340ポイントへ上昇。7日夜間取引安値145ポイントから切り返し。28日にかけ720ポイントへ上昇。4月30日夜間取引安値から2.6倍高。7日安値から4.9倍高

6月物20250コールが、4月30日夜間取引安値195ポイント、5月1日安値170ポイントから夜間取引に245ポイントへ上昇。7日夜間取引安値90ポイントから切り返し。28日にかけ530ポイントへ上昇。4月30日夜間取引安値から2.7倍高。7日安値から5.8倍高

6月物20500コールが、4月30日夜間取引安値135ポイント、5月1日安値115ポイントから夜間取引に170ポイントへ上昇。7日夜間取引安値60ポイント、15日安値60ポイントから切り返し。28日にかけ355ポイントへ上昇。4月30日夜間取引安値から2.6倍高。7日安値から5.9倍高

 

今回は、ゴールデンウィークの大型連休に阻まれる中、5月7日に買い指示を出さず、上手い売買になったとは言えないが、オプションの買いは、先物や空売りと違って最初から最大損金が確定している(投資した金額だけ0になる)と共に、急騰・急落場面で100倍高を超える大化けが出る可能性があり、投資する価値あり。

2003年5月からの急騰の時に7月物575倍高コール(1万円が575万円、10万円が5750万円、100万円が5億7500円)が、

2008年10月のリーマンショックの時に1000倍プット(1万円が1000万円、10万円が1億円、100万円が10億円)が、

2011年3月の東北大震災の時に1300倍プット(1万円が1300万円、10万円が1億3000円、100万円が13億円)が、

2012年11月からの急騰により2013年1月物335倍高(1万円が335万円、10万円が3350万円、100万円が3億3500円)が飛び出した。

そして、昨年10月末の黒田バズーカ第2弾による急騰に伴い、2014年11月物17000コールが、わずか26時間で310倍高、約2営業日で450倍高、約10営業日で549倍高という記録的な倍率が出た。

 

次回に、ご期待ください。