東京株式市場は、6月13日付けレポートで『6月16日転換点<小>を迎え、週初安からいったん再上昇に向かうと予想する。5月24日付けレポートよりお伝えしてきた「海外市場の急落など突発的な悪材料が出なければ、6月半ばにかけての下落は緩やかなトレンドに止まり、6月半ばから6月末にかけ再上昇した後、6月最終売買日辺りから本格的な下げに向かおう」との予想に変更なし。中国市場の上昇も、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が調印される6月末で昨年7月からちょうど1年を迎える。7月21日には、ボルカー・ルール移行期限も控える』と指摘。

NYダウが予想通り6月15日安値に転換点<小>6月16日から再上昇。ナスダックが18日に史上最高値を更新。日経225は、いったん予想に反し一段安となったが、18日の1万9990円を安値に切り返し。転換点<小>6月16日から数日遅れで予想通り再上昇。

6月20日付けレポートで「22日に緊急開催か決まったユーロ圏首脳会議におけるギリシャ金融支援協議の結果を見極めつつ、6月25日転換点<小>を迎え、下げ本格化に向かう」と予想した後、23日より「6月25日転換点<小>を迎え、日経225先物オプション7月物プット・8月物プットが26日にかけ買いと予想する。投資資金0になってもいい資金の範囲内で」と、24日にも「引き続き、6月25日転換点<小>を迎え、7月物プット・8月物プットが26日にかけ買いと予想する。投資資金0になってもいい資金の範囲内で」と、25日も「転換点<小>6月25日を迎え、下げが本格化していくと予想する。引き続き、7月物・8月物プットが、26日にかけ買いと予想する。投資資金0になってもいい資金の範囲内で。個別材料株も、保有株数を減らし、軽くしておいた方がいい」と予想した通り、24日に付けた2万952円を高値にドンピシャのタイミングで反落。26日にかけ2万650円へ下落。上海総合指数が一時8%超安。暴落に。

6月26日の夜間取引で日経225先物が2万890円を回復、27日に中国人民銀行が追加利下げを発表したが、欧州連合(EU)が27日に開いたユーロ圏財務相会合で、ギリシャの6月末金融支援期限延長を拒否。ギリシャが7月5日に実施すると表明した国民投票を牽制。ギリシャは、30日に国際通貨基金(IMF)へ15億ユーロ超の支払いを迎え、債務不履行(デフォルト)が現実味を帯びる中、6月28日付けレポートで「転換点<小>6月25日を経て、2段上げ終了による一段安に向かう」と予想した通り、29日にかけ2万93円へ急落した後、中国株暴落の割に予想以上の強さで7月2日にかけ2万601円へ反発。

7月3日のNY市場は休場。欧州株が小幅安。日経225先物が夜間取引を2万460円で終了。ドル/円が122.85円。

日経225先物を始め全体相場の今後の予測、短期・中期・長期予想は勿論、昨年12月13日付レポートよりお伝えしてきた2015年相場年間予測、さらに2036年までの未来予測について詳しくは、先ほど「会員制投資戦略」(レポート会員)にアップした7月4日付け週末レポートの「今週の投資戦略その1」(レポート会員)を参照。