4572カルナバイオサイエンスが、340円高の3630円。

3月30日にかけ3920円へ上昇。2月12日買い推奨値から2倍高

がん細胞のみを標的とする分子標的薬には、低分子化合物とモノクローナル抗体の2種類ある。

同社は、リン酸基を付加する(リン酸化)事で細胞間の信号を伝達しているキナーゼを標的とした低分子化合物の分子標的薬キナーゼ阻害剤の創薬を目指している。

キナーゼが異常化すると細胞増殖の指令を出し続ける。この異常キナーゼに阻害薬を結合させ、がん細胞の異常増殖抑える。

さらに、3月25日に発表した岡山大学とiPS細胞由来がん幹細胞の創薬活用を目的とした共同研究では、がん細胞を生み出す「がん幹細胞」を殺し、がんを完治させる「がん幹細胞性阻害剤」の研究に着手。

がんが再発した場合、以前使っていた抗がん剤が効かない。がん再発と抗がん剤に対する耐性の元凶が「がん幹細胞」にある。「がん幹細胞性阻害剤」によるがんの完治を目指す。

最新情報は、4月3日付けレポート参照。