1.今週の東京株式市場

(1)予想通り転換点<小>11月4日を高値にピッタリ上昇一服。7日よりお伝えした通り短期的に調整色を強める可能性もあるが、転換点<中>11月13日前後が買い場と予想

東京株式市場は、11月1日付レポートで「短期的には転換点<小>11月4日前後から上昇一服」と予想した通り、日経225先物がシカゴで3日の1万7440円を高値に、日経225が4日の1万7127円を高値にピッタリ上昇一服。7日より「短期的にいったん調整色を強める可能性もある」と予想した通り、4日のシカゴで一時1万6675円へ下落した。

この間、10月16日朝方より「転換点<小>10月17日を迎え、日経225先物及びオプション11月物・12月物コールが本日16日から20日にかけ買い」と予想した通り16日夜間取引に付けた1万4370円を安値にドンピシャのタイミングで切り返し。10月19日付レポートで「底打ち反転に向かう」と、10月25日付レポートで「31日の日銀金融政策決定会合で黒田日銀総裁がバズーカ第2弾を打たない限り、米国中間選挙もある転換点<小>11月4日前後からいったん下落に転じると予想する。米QE3終了に呼応する格好で黒田バズーカ第2弾が飛び出した場合は、このまま一段高に向かい、年内に昨年来高値更新が間に合う可能性充分」と予想。急落からの底打ち急反騰による昨年来高値更新を完全的中させた。26時間で310倍高を演じ市場の度肝を抜いた11月物17000コールは最終的に約2営業日で450倍高に。

海外では10月31日の黒田バズーカ第2弾を日本刀の切れ味に例え、その武士道を「黒田刀」と賞賛した。

11月4日のNY市場は、まちまち。シカゴ日経平均先物が1万6775円で終了。ドル/円が114.53円。

今週は、11月7日よりお伝えした通り、短期的にいったん調整色を強める可能性もあるが、いずれにせよ次なる転換点<中>11月13日前後が買い場となると予想する。「年末高に向かう」の中期予想も変更なし。

昨年12月14日レポートよりお伝えしてきた2014年相場予測は、「1月から2月前後にかけ上昇が続いた後、2月前後を高値にいったん下落。4月前後が買い場となって再び上昇。8月前後を高値に秋は調整もあろうが、年末にかけ上昇が続く」。中長期的には引き続き2012年6月9日レポートよりお伝えしてきた通り「2012年6月4日のTOPIXバブル崩壊以降の安値更新は日経225で2008年10月28日安値6994円、2009年3月10日安値7021円更新に相当し、大底・歴史的買い場になった」との予想に変更なく、折に触れ短期調整もあろうが、2003年春からお伝えしてきた長期予測の通り、「2012年春を大底に2016年中盤にかけ約4年間にわたる上昇が続く」との予測に変更なし。

(2)2014年相場予測「1月から2月前後にかけ上昇後、2月前後を高値に一旦下落。4月前後から再び上昇。8月前後を高値に秋は調整もあろうが、年末にかけ上昇が続く」

2016年にかけての上昇幅について、2012年11月より「2003年春から2007年春にかけ約4年間にわたる上昇。2007年夏ダブルトップからの急落を予測・的中させた時と同様、今回も2016年中盤にかけTOPIXで1900ポイントを目指す過程で3段上げを描き、まずは1段上げが今年2012年6月安値から来年2013年中盤で1225ポイント前後。半年間の調整を経て、2段上げが2013年末から2015年中盤で1783ポイント前後。そして3段上げが2016年中盤にかけ1900ポイントを目指す展開を想定。あくまでも日柄重視で値幅については、あてにならないと考えて頂きたい」とお伝えしてきた。既に2013年5月高値が想定を上回った。2020年東京オリンピック開催決定後は、「さらに上値が切り上がる可能性が出てきた」と指摘。

かねてより、『2008年のリーマンショック以降、QE1、QE2実施による急激な円高という為替のマジックにより、日本株は辛酸を舐めてきたが、円高は2012年9月のQE3実施で出尽くした。安倍総理誕生により「QE4は日本がやる事になる(円紙幣を刷りまくる)」という弊社代表取締役前池英樹のシナリオが現実のものとなり、円安が鮮明化。今度は為替のマジックにより、米国株より日本株の方が上がり易い環境が整う。日本経済・株式市場は、2012年に消費税引き上げの方向性が決まらなければ、最悪のシナリオとして「2015年日本破綻」の可能性もあったが、2003年春からお伝えしてきた長期予測の通り最悪のシナリオは回避された。2012年6月4日のTOPIXバブル崩壊以降の安値更新が、歴史的買い場になったとの予測に変更なく、円高、デフレも終焉することになろう。後は、解散・総選挙による安倍総理誕生を待つのみ』とお伝えしてきたが、遂に2012年12月26日に安倍総理が誕生。さらに、弊社代表取締役前池英樹は約20年前より「長期的には少子高齢化に伴う人口減少に対する抜本的対策として移民政策に踏み切れるかどうかが日本の永遠の課題」とお伝えしてきたが、遂に2013年8月1日に政府が開いた国家戦略特区作業部会でまとめた規制改革の中で、介護、医療、農業分野に特定しつつも、外国人労働者の受け入れ、つまり、移民政策に言及。

弊社代表取締役前池英樹が過去の大型バブル崩壊チャート(1929年世界恐慌時のNYダウ暴落チャート、1919年大正・昭和バブル崩壊時の暴落チャート)と世界各国の人口動態(人口ピラミッド)を独自分析した結果、2003年春からお伝えしてきた長期予測は以下の通り。

【1989年末を高値としたバブル崩壊から約13年後の2003年春を大底に2007年春にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2007年夏以降、調整色を強め急落。 2008年春にかけ下落が続いた後、2008年春を底に2008年末にかけ急反発。2008年末を戻り高値に2009年春にかけ調整した後、2009年末にかけ切り返し。2010年中盤に再び急落。小戻した後、2012年春にかけジリ安。 2012年春を大底に2016年中盤にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2016年中盤を高値に秋にかけ急反落。2019年にかけボックス相場が続いた後、2019年中盤から2036年初めにかけ上昇】

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2.今週の注目銘柄

日経225先物オプション12月物コール

(1)11月物17000コールが買い推奨した10月16日の夜間取引安値から11月4日にかけ225倍高!30日夜間安値からだと2営業日で450倍高の記録的な倍率叩き出す

10月16日朝方より「転換点<小>10月17日を明日に迎え、日経225先物及びオプション11月物・12月物コールが、本日16日から20日にかけ買い。11月物・12月物コールは、投資資金0になってもいい資金の範囲内で」と予想した通り、日経225先物が16日夜間取引に付けた1万4370円を安値にドンピシャのタイミングで切り返し。17日夜間取引にかけ1万4840円を回復。17日のNY市場も大幅上昇。

10月19日付レポートで「日経225先物が底打ち反転に向かうと予想され持続。NY市場の動向次第で日足のダブル底を試す下げがあれば、買い増しと予想する。投資資金0になってもいい資金の範囲内で」と指摘した通り、23日の夜間取引で1万5450円へ上昇。

10月25日付レポートで「31日の日銀金融政策決定会合で黒田日銀総裁がバズーカ第2弾を打たない限り、米国中間選挙もある転換点<小>11月4日前後からいったん下落に転じると予想され、31日の日銀金融政策決定会合で黒田日銀総裁がバズーカ第2弾を打たない限り、転換点<小>10月27日前後と転換点<小>11月4日前後の2段構えでいったん利食い売りと予想する。11月中盤には転換点<中>を控え、転換点<小>11月4日前後から11月中盤にかけての下げが軽微に止まる可能性もあり、12月物コールは多少残しておいた方が賢明か。10月28日~29日に開催される米FOMCでのQE3終了に呼応する格好で31日に黒田バズーカ第2弾が飛び出した場合は、日経225先物がこのまま一段高に向かうと見越し、転換点<小>10月27日前後で保有玉の半分程度を利食い売りした後の残りの保有玉は持続」と予想。

10月31日の夜間取引より「3連休という事もあり、11月物コールは利食い売りと予想する。多少残してSQ勝負も一興か。12月物コールは持続」と予想。

11月1日付レポートで『10月31日の夜間取引より「3連休という事もあり、11月物コールは利食い売りと予想する。多少残してSQ勝負も一興か。12月物コールは持続」と予想した通り、12月物コールは持続』と予想。7日より「短期的にいったん調整色を強める可能性もある」と予想。

11月物15500コールが、10月16日夜間取引安値75ポイントから11月4日にかけ1750ポイントへ23.3倍高。

11月物15750コールが、10月16日夜間取引安値41ポイントから11月4日にかけ1470ポイントへ35.8倍高。

11月物16000コールが、10月16日夜間取引安値22ポイントから11月4日にかけ1350ポイントへ安値から61.3倍高。

11月物16250コールが、10月16日夜間取引安値12ポイントから31日夜間取引にかけ1100ポイントへ91.6倍高。

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11月物16500コールが、10月16日夜間取引安値6ポイント、28日安値6ポイントから11月4日にかけ910ポイントへ151.6倍高。

11月物16750コールが、10月16日夜間取引安値3ポイントから11月4日にかけ605ポイントへ201.6倍高。28日安値2ポイントからだと302.5倍高。

11月物17000コールが、10月16日夜間取引安値2ポイントから11月4日にかけ450ポイントへ225倍高。30日夜間取引安値1ポイントからだとわずか約2営業日で450倍高という記録的な倍率を叩き出した。

(2)調整の場合、転換点<中>11月13日前後が再度買い場と予想する。「消費税10%引き上げ延期アベノミクス続行解散・総選挙圧勝シナリオ」なら再び100倍高超の可能性も

12月物16000コールが、10月16日夜間取引安値90ポイントから11月4日にかけ1340ポイントへ14.8倍高。

12月物16500コールが、10月16日夜間取引安値44ポイントから11月4日にかけ1000ポイントへ22.7倍高。

12月物17000コールが、10月16日夜間取引安値21ポイントから11月4日にかけ710ポイントへ33.8倍高。

12月物17500コールが、10月16日夜間取引安値9ポイントから11月4日にかけ415ポイントへ46.1倍高。29日安値7ポイントからだと59.2倍高。

12月物18000コールが、10月16日夜間取引安値4ポイントから11月4日にかけ260ポイントへ65倍高。30日安値3ポイントからだと86.6倍高。

12月物18500コールが、10月16日夜間取引安値2ポイントから11月4日にかけ140ポイントへ70倍高。30日安値1ポイントからだと140倍高。

今週は、日経225先物が調整となった場合、転換点<中>11月13日前後が再度買い場となると予想する。10日~11日にAPEC開催中の北京で日中首脳会談が実現する運びとなった事により遠のいた感があるも、その内容次第で安倍首相が「消費税10%引き上げ延期アベノミクス続行解散・総選挙圧勝シナリオ」に踏み切った場合は、再び100倍高超えが飛び出す可能性も出て来よう。「黒田刀」ほどの切れ味が出せるか、いささか疑問は残るが。

オプションの買いはSQにかけ時間価値の減少もあり予想が外れると投資資金0のハイリスクを追うが、先物や空売りと違って最初から最大損金が確定していると共に、急騰・急落場面で100倍高を超える大化けが出る可能性がある。

2003年5月からの急騰の時に7月物で575倍高コール(1万円が575万円、10万円が5750万円、100万円が5億7500円)が、2008年10月のリーマンショックの時に1000倍プット(1万円が1000万円、10万円が1億円、100万円が10億円)が、2011年3月の東北大震災の時に1300倍プット(1万円が1300万円、10万円が1億3000円、100万円が13億円)が、2012年11月からの急騰により2013年1月物で335倍高(1万円が335万円、10万円が3350万円、100万円が3億3500円)が飛び出した。

そして、実際に今回も、11月物17000コールがわずか約2営業日で450倍高という記録的な倍率を叩き出した。

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続き及び完成版は、出来次第アップします。夜になってしまうでしょう。