1.今週の東京株式市場 

(1)日経225は調整続くも、TOPIXが昨年来高値を再び更新。拡大し過ぎていたNT倍率も修正進み、日経225も上昇に向かうと予想する。日銀金融政策決定会合に期待 

東京株式市場は、円高を嫌気し1月14日に日経225で500円幅の急落に見舞われたが、その後の反発によりTOPIXが16日にかけ1308ポイントへ一段高。昨年来高値を再び更新。昨年末にかけ拡大し過ぎたNT倍率の修正が続き、日経225は昨年大納会12月30日に付けた高値1万6320円に遠く及ばず。調整が続いた格好。 

昨年12月25日寄付より「クリスマス決戦の全面買い」を発令した個別材料株は、引き続き新興市場、東証2部低位株中心に活況。 

1月17日のNY市場は、まちまち。シカゴ日経平均先物が1万5745円で終了。ドル/円が104.30円。 

今週は、日経225も上昇に向かうと予想する。拡大し過ぎていたNT倍率も、三角保ち合い上放れとなった昨年11月中旬の水準まで縮小した。21日~22日に開催される日銀金融政策決定会合に追加緩和を期待したい。引き続き昨年中よりお伝えしてきた中期予想「2月初めにかけ上昇が続く」に変更なし。 

昨年12月14日付レポートよりお伝えしてきた2014年相場予測「1月から2月前後にかけ上昇が続いた後、2月前後を高値にいったん下落。4月前後が買い場となって再び上昇。8月前後を高値に秋は調整もあろうが、年末にかけ上昇が続く」も、変更なし。 

中長期的には引き続き2012年6月9日レポートよりお伝えしてきた通り、「2012年6月4日のTOPIXバブル崩壊以降の安値更新は日経225で2008年10月28日安値6994円、2009年3月10日安値7021円更新に相当し、大底・歴史的買い場になった」との予想に変更なく、折に触れ短期調整はあろうが、2003年春からお伝えしてきた長期予測の通り、「2012年春を大底に2016年中盤にかけ約4年間にわたる上昇が続く」との予測に変更なし。 

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(2)2014年相場予測「1月から2月前後にかけ上昇後、2月前後を高値に一旦下落。4月前後から再び上昇。8月前後を高値に秋は調整もあろうが、年末にかけ上昇が続く」 

2016年にかけての上昇幅について、2012年11月より「2003年春から2007年春にかけ約4年間にわたる上昇。2007年夏ダブルトップからの急落を予測・的中させた時と同様、今回も2016年中盤にかけTOPIXで1900ポイントを目指す過程で3段上げを描き、まずは1段上げが今年2012年6月安値から来年2013年中盤で1225ポイント前後。半年間の調整を経て、2段上げが2013年末から2015年中盤で1783ポイント前後。そして3段上げが2016年中盤にかけ1900ポイントを目指す展開を想定。あくまでも日柄重視で値幅については、あてにならないと考えて頂きたい」とお伝えしてきた。既に2013年5月高値が想定を上回った。2020年東京オリンピック開催決定後は、「さらに上値が切り上がる可能性が出てきた」と指摘。 

かねてより、『2008年のリーマンショック以降、QE1、QE2実施による急激な円高という為替のマジックにより、日本株は辛酸を舐めてきたが、円高は2012年9月のQE3実施で出尽くした。安倍総理誕生により「QE4は日本がやる事になる(円紙幣を刷りまくる)」という弊社代表取締役前池英樹のシナリオが現実のものとなり、円安が鮮明化。今度は為替のマジックにより、米国株より日本株の方が上がり易い環境が整う。日本経済・株式市場は、2012年に消費税引き上げの方向性が決まらなければ、最悪のシナリオとして「2015年日本破綻」の可能性もあったが、2003年春からお伝えしてきた長期予測の通り最悪のシナリオは回避された。2012年6月4日のTOPIXバブル崩壊以降の安値更新が、歴史的買い場になったとの予測に変更なく、円高、デフレも終焉することになろう。後は、解散・総選挙による安倍総理誕生を待つのみ』とお伝えしてきたが、遂に昨年12月26日に安倍総理が誕生。さらに、弊社代表取締役前池英樹は約20年前より「長期的には少子高齢化に伴う人口減少に対する抜本的対策として移民政策に踏み切れるかどうかが日本の永遠の課題」とお伝えしてきたが、遂に2013年8月1日に政府が開いた国家戦略特区の作業部会でまとめた規制改革の中で、介護、医療、農業分野に特定しつつも、外国人労働者の受け入れ、つまり、移民政策に言及。 

弊社代表取締役前池英樹が過去の大型バブル崩壊チャート(1929年世界恐慌時のNYダウ暴落チャート、1919年大正・昭和バブル崩壊時の暴落チャート)と世界各国の人口動態(人口ピラミッド)を独自分析した結果、2003年春からお伝えしてきた長期予測は以下の通り。 

【1989年末を高値としたバブル崩壊から約13年後の2003年春を大底に2007年春にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2007年夏以降、調整色を強め急落。 
2008年春にかけ下落が続いた後、2008年春を底に2008年末にかけ急反発。2008年末を戻り高値に2009年春にかけ調整した後、2009年末にかけ切り返し。2010年中盤に再び急落。小戻した後、2012年春にかけジリ安。 
2012年春を大底に2016年中盤にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2016年中盤を高値に秋にかけ急反落。2019年にかけボックス相場が続いた後、2019年中盤から2036年初めにかけ上昇】   

「神(時間・日柄・転換点)はサイコロを振らない」と付け加えておこう。 

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2.今週の注目銘柄 

東証JQ7587 PALTEK (1月17日終値706円) 

(1)今春に4K対応映像機器を発売。PER18倍台。昨年来高値更新に向かうと予想する 

1月17日の676円どころより「買い」と予想した通り724円へ急伸。戻り高値更新。 

半導体商社。昨年5月に「レート制御機能搭載4K対応H.265コーデック装置実用化開発」がNEDOの「イノベーション実用化ベンチャー支援事業」に採択。今春に4K対応映像・放送機器を発売。2013年12月期最終利益が3億9000万円の黒字転換予想。予想EPS34.2円。2014年12月期最終利益が前期比10%増の4億3000万円予想。予想EPS37.7円。1月17日終値706円で今期予想PER18.7倍。 

昨年11月7日に付けた昨年来高値860円更新に向かうと予想する。 

(2)9419ワイヤレスゲートが、昨年12月買い推奨値から2倍高超え! 

9419ワイヤレスゲートが、1月14日にかけ5070円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続いた。 

昨年12月4日の4460円(分割修正前価格)どころより「広義のLINE関連として買い」と予想。12月7日付レポートで「公衆無線LANサービス業界トップ。6日終値5000円で予想PER35.6倍。12月5日引け後に1:2の株式分割を発表。青天相場が続く」と予想。12月15日付レポートで「分割権利取りの買いに青天相場を上場来高値更新再開に向かう可能性充分」と指摘。1:2の株式分割権利落ちを経て12月27日にかけ3665円(分割修正前価格7330円)へ一段高。年明け1月8日の3575円どころより「買い」と予想した通り、10日にかけ4540円へ一段高。今年1月11日付レポートで「1月17日に無線LAN環境構築支援プロジェクト合同説明会(アナリスト向け)を開催。広義のLINE関連として大化けコースを歩んでいる」と予想。 

(3)3328ネットプライスが、予想通り新値追い 

3328ネットプライスが、1月17日にかけ16万8000円へ一段高。新値追い。 

昨年10月22日の9万5000円どころより「買い」と予想すると共に2日連続S高交え24日にかけ11万9200円へ急騰。10月26日付レポートで「ネット通販を展開。米国のネットオークション企業イーベイの取次ぎも。ネット通販がスマホ向け拡大により2013年9月期より黒字転換予想。LINEのネット通販参入、Yahooショッピング出店料無料化などにより、楽天市場の天下から業界地図が塗り替わりつつあるECモール関連にして来夏に上場方針を固めた広義のLINE関連として一段高に向かう」と予想。29日引け後に4819デジタルガレージへの第三者割当増資を含む同社との資本業務提携を発表。12月3日朝方に一時2日連続S高となる11万2000円へ急伸。今年1月9日の11万7000円どころより「買い」と予想。1月11日付レポートで「デジタルガレージとも資本業務提携のECモール関連として昨年来高値14万200円更新に向かう」と予想。 

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東証2部6300 アピックヤマダ (1月17日終値173円) 

(1)PBR0.5倍。FDK、西芝電、東邦金に続く東証2部低位株として新値追い続くと予想 

1月14日の158円どころから「東証2部低位株関連として買い」と予想した通り17日にかけ186円へ急伸。半導体製造装置金型総合メーカー。昨年12月26日に業績の下方修正を発表。2014年3月期最終利益が4億5000万円の赤字転落予想ながら、四季報で2015年3月期最終利益は1億9000万円予想。予想EPS15.3円。BPS334円。1月17日終値173円で来期予想PER11.3倍。PBR0.51倍。割安。 

6955FDK、6591西芝電機、5781東邦金属などに続く東証2部低位株関連として新値追いが続くと予想する。 

(2)6380オリエンタルチエン、9363大運も、クリーンヒット 

6380オリエンタルチエンが、1月15日にかけ160円へ急伸。1月10日の142円どころから「東証2部低位株関連として買い」と予想。 

9363大運が、1月17日にかけ64円へ急伸。1月14日の53円どころから「東証2部低位株関連として買い」と予想。 

(3)6826本多通信が、予想通り新値追い 

6826本多通信工業が、1月17日にかけ569円へ一段高。新値追い。 

昨年12月6日寄付488円どころより「買い」と予想。495円へ上昇。12月7日付レポートで「通信、自動車、産業機器向けコネクター。筆頭株主の6752パナソニックと提携。2014年3月期最終利益が前期比8%増の5億5000万円予想。予想EPS45.6円。2015年3月期最終利益が前期比8%増の5億8000万円予想。予想EPS48.1円。12月6日終値492円で来期予想PER10.2倍。割安。パナソニック関連として大化けに向かう可能性秘める」と指摘。12月9日に新値顔合わせの500円まで買われた後、19日に450円へ下落。 

12月21日付レポートで「新四季報が2014年3月期最終利益を前期比27%増の6億5000万円予想へ上方修正。予想EPSも53.9円に。2015年3月期最終利益も前期比30%増の8億5000万円予想に大幅上方修正。予想EPS70.5円に。12月20日終値457円で来期予想PER6.4倍。超割安。買い」と予想した後、25日寄付より発令した「クリスマス決戦の全面買い」の中で「買い」と予想した通り、25日寄付448円から年明け1月8日にかけ529円へ一段高。昨年来高値更新続く。 

今年1月11日付レポートで「昨年来高値更新が続く6752パナソニック関連として大化けコースを歩んでいる」と予想。 

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東証M4583 カイオム・バイオ (1月17日終値3420円) 

【21倍高演じた大ヒット銘柄。完全ヒトADLibシステム実用化目標の2014年を迎え、バイオバブル第2S本命格として3Dマトリックスに続き急騰・大化け再演の可能性秘める】 

2012年9月22日付レポートで「世界初の遺伝子組換えによる画期的な迅速抗体作製技術を核とした理化学研究所発の創薬ベンチャー。売上大半占める中外製薬との契約が2014年末まで延長。完全ヒト抗体作成システムの実用化を2014年度目標に。底値ボックス圏上放れは時間の問題と見越し、買い」と予想して以来、「77773Dマトリックス、2191テラ続くバイオ関連本命格として大化けに向かう」と予想してきた通り、2013年1月29日にかけ1万640円(分割修正値)へ急騰。青天相場を上場来高値更新が続き、2012年9月買い推奨値から4ヶ月間で21倍高を演じ、市場の度肝を抜いた大ヒット銘柄。 

2013年8月31日付レポートで「バイオ関連も全体相場の転換点<中>9月4日前後が買い場になる」と予想した通り、8月29日の2211円を底値に9月3日より底打ち反転。9月8日付レポートで「2020年東京オリンピック開催決定を好感しバイオ関連も全面高に向かう」と予想。9月14日付レポートで「全体相場が急落さえしなければ、ナノキャリア、テラ、ペプチドリームに続き逆襲高に向かう」と予想。9月21日付レポートで「全体相場が急落さえしなければ、バイオバブル第2ステージ本格化により逆襲高が続く」と予想してきた通り、一時3日連続S高を交え9月19日にかけ4490円へ急反騰。 

9月28日付レポートで「24日にJPモルガン・アセット・マネジメントの5.39%大量保有が明らかに。10月7日にノーベル医学・生理学賞が発表。9日~11日にバイオジャパン2013が、16日~18日にバイオオプトジャパン2013が開催。12月にかけ学会シーズン。引き続き全体相場が急落さえしなければ、バイオバブル第2ステージ本命格として逆襲高が続く」と予想。10月1日にかけ4500円へ上昇した後、悪地合に調整。 

11月9日付レポートで「5月高値期日明けを迎え、再上昇に向かうのは時間の問題」と予想。11月12日安値3015円から切り返し。11月17日付レポートで「再上昇に向かう」と予想。20日の3480円どころから「買い」と予想すると共に3965円S高。11月24日付レポートで「5月高値期日明けバイオバブル第2ステージ本命格として、来年にかけ急騰再演に向かう可能性秘める」と指摘。 

12月21日付レポートで「再上昇に向かう」と予想した後、個別材料株に「クリスマス決戦の全面買い」を発令した25日より再上昇。12月28日・2014年1月4日合併号レポートで「再上昇本格化に向かう」と予想した後、今年1月15日の   円どころより「バイオ関連として買い」と予想。16日に3560円へ上昇。 

昨年6月に完全ヒトADLibシステムのプロトタイプ完成に成功。富士レビオによる診断キットの商品化に向けたライセンス契約の締結と、ADLibシステムのライセンス契約3年間延長が締結。12月16日に癌幹細胞由来等の抗原探索によるリード抗体の付加価値の向上技術や外部との共同研究契約で培われた薬効評価のプラットフォームを利用した抗体導出パッケージ構築のノウハウを持つリブテックの子会社化と、有償ストックオプション発行を発表。24日に中外製薬との共同研究契約期間延長を発表。 

完全ヒトADLibシステム実用化の目標としてきた2014年を迎え、バイオバブル第2ステージ本命格として3Dマトリックスに続き急騰・大化け再演に向かう可能性秘める。 

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東証M2369 メディビックG (1月17日終値378円) 

【「クリスマス決戦の全面買い」を発令した昨年12月25日よりドンピシャのタイミングで再上昇。バイオバブル第2ステージ大穴株として大化けに向かう可能性秘める】 

2013年5月1日にかけ3日連続S高で479円へ急騰した後、急反落により一時S安となった5月2日の360円どころから「買い」と予想。5月4日付レポートで「新薬開発や探索・基礎研究をしている企業や研究機関向けにバイオマーカーやファーマコゲノミクスの技術やノウハウを活用した製品・サービスを提供。赤字続きで継続の前提に重要事象あるも、3月末の株主総会で社長交代。4576デ・ウエスタン・セラピテクスが昨年6月4日安値93円から36.8倍高を演じる中、買い人気が続くバイオ関連のニューフェイスとして大化けに向かう可能性秘める」と指摘。8日にかけ604円へ一段高。新値追いが続いた後、急反落。 

5月16日の窓埋め313円と277円どころで「買い」と予想。20日にかけ352円を回復した後、全体相場の暴落に売り直されたが、245円へ一段安となった24日後場中盤に「買い」と予想。31日にかけ373円へ上昇した後、全体相場の一段安を受け急落に見舞われたが、「回天の買い」を発令した6月7日安値184円から11日にかけ259円へ反発。ペプチドリームショックに一段安となったが、27日安値142円から切り返し。6月29日付レポートで「再度買い」と予想。7月1日にS高交え3日にかけ294円へ。リプロセル、ガンホー両巨頭の急落を受け、もみあい下放れとなったが、8月1日安値207円から切り返し。乳がん治療薬タモキシフェン効果予測テスト9月よりサービス開始発表を好感し2日に265円を回復。 

8月10日付レポートで「全体相場に絡み8月末にかけ大きく突っ込む場面があれば買い増し」と予想。決算内容を嫌気し売り気配で始まった13日朝方安値219円から30日にかけ308円へ急反発。8月31日付レポートで「全体相場の転換点<中>9月4日前後が買い場」と予想。8月29日安値262円から再上昇。9月8日付レポートで「2020年東京オリンピック開催決定を好感しバイオ関連も全面高に向かう」と予想した通り20日にかけ430円へ逆襲高。9月21日付レポートで「20日引け後に夢真HDなどを割当先とする第三者割当増資(発行価格358円、総額約7億円、払込期日10月7日)と、アニマルステルセムの完全子会社化を発表。同社は国内初となる犬の幹細胞による獣医師主導型治験の運営及び治験薬(幹細胞)製造を行う異色企業。同社の子会社日本再生医療機構も孫会社となり、その細胞培養設備も取得する事に。夢真HDが第三者割当増資を受けたアンジェスMGが発表日3月22日終値3万9500円から5月8日にかけ18万7500円へ4.7倍高を演じた事は記憶に新しく、バイオバブル第2ステージの本命格として大化けに向かう」と予想。10月8日にS高を交え9日にかけ541円へ急伸。7月初め買い推奨値170円から3.1倍高を演じた後、調整。 

11月12日安値340円から切り返し。28日の363円どころより「買い」と予想した後、12月24日にかけ272円へ下落したが、25日寄付より発令した「クリスマス決戦の全面買い」の中で「買い」と予想した通り、25日寄付280円から再上昇。12月28日・2014年1月4日合併号レポートで「再上昇本格化に向かう」と予想した通り、年明け1月10日にかけ379円へ一段高。今年1月11日付レポートで「バイオバブル第2ステージ大穴株として再上昇本格化に向かう」と予想。15日にかけ383円へ上昇。 

バイオバブル第2ステージ大穴株として大化けに向かう可能性秘める。 

本レポートのご利用については、必ず巻末の免責条項をお読みください。 

まだ途中です。続き及び完成版は明日夕方にアップします