1. 今週の東京株式市場

 

(1)日経225が6月8日にかけ上昇した後、安値引けで反落。米朝首脳会談と日米欧の金融政策を見極めつつ、再度下落に転じていくと予想する

 

東京株式市場は、正月休み中のNY高を受け、大発会1月4日に日経225が急伸。5日にかけ2万3730円へ一段高。2012年からの高値更新が続いた。

1月8日付けレポートで以下の通り解説。

『 日経225は、昨年11月9日にかけ2万3382円へ上昇。かねてよりアベノミクスの目標値とお伝えしてきた1996年6月26日終値2万2666円を達成した後、三角保合い形成から上放れ。予想に反し昨年来高値を更新。

長期予測「2019年中盤から2036年初めにかけ上昇」により1989年12月29日に付けた史上最高値3万8975円を目指すトレンドへ既に入っている可能性も否定できない強さとなってきたが、下げに転じるのは時間の問題と予想する。 』

日経225が1月9日の2万3952円を高値に反落。NY高は続いたが、円高を嫌気し、12日にかけ2万3588円へ下落。

1月14日付けレポートで「下げが鮮明化していくと予想する。引き続き個別材料株に期待」と指摘。

日経225が1月18日朝方に2万4084円へ急伸。2012年からの高値を再び更新したが、2万3699円へ反落。大陰線に。

1月21日付けレポートで「転換点〈中〉1月20日を経て下げに転じる」と予想。

1月22日より日経225先物オプション2月物プットを買い推奨。

日経225が1月23日に2万4129円へ急伸。2012年からの高値を再び更新した後、26日にかけ2万3592円へ3日続落。

1月28日付けレポートで「下げが鮮明化していく」と予想した通り、2月2日のNY急落を受け、日経225先物が夜間取引で2万3000円へ下落。

2月4日付けレポートで「一段安に向かう」と予想した通り、日経225が6日にかけ2万1078円へ急落。

2月物21500プットが、1月29日安値1ポイントから2月6日にかけ7営業日で640ポイントへ640倍高大化け

2月7日に2万2353円へ反発する場面もあったが、「初戻りは売り」となって日本証券クリアリング機構の次期清算システム稼働のため日経225先物の夜間取引が停止された9日のシカゴ日経平均先物が2万525円へ一段安。

2月12日付けレポートで『3月にかけ底値圏ボックス型の日柄調整に止まるか、リバウンドから2段下げに向かうか見極め。いずれにせよ、2018年全体相場予測「2月前後にかけ下落」が的中』と指摘。

日経225が2月14日の2万950円を安値に切り返し。16日にかけ2万1866円へ続伸。NY市場は9日を安値に切り返し急。「高山緑星の売買指示ライブ中継会員」で「NYはリバウンドで5日程度続伸する」と予想した通り、NYダウS&P500が16日にかけ6日続伸。ナスダックが15日にかけ5日続伸となった。

2月18日付けレポートで「再び下げに転じると予想する。引き続き、3月にかけ底値圏ボックス型の日柄調整に止まるか、リバウンドから2段下げに向かうか見極め」と指摘。

日経225が2月19日の2万2152円を戻り高値に22日にかけ2万1626円へ下落した後、23日は2万1903円へ反発。

2月25日付けレポートで「2月27日に前倒しとなったパウエルFRB議長の議会証言をマーケットがどう反映するか見極め」と指摘。

日経225が2月27日の2万2502円を戻り高値に3月2日にかけ2万1088円へ3日連続安。2日の夜間取引で日経225先物が2万690円へ一段安。日本証券クリアリング機構の次期清算システム稼働のため夜間取引が停止された2月9日にシカゴ日経平均先物で付けた幻の安値2万525円に迫った後、切り返し。

3月2日のNY市場が、朝安から切り返し。ナスダックS&P500が4日ぶりの反発。シカゴ日経平均先物も2万1125円まで戻して終了。

3月4日付けレポートで「反発に転じ底値圏ボックス型の日柄調整に止まるか、2段下げに向かうか分水嶺」と指摘。

日経225先物が3月5日の2万937円を安値に切り返し。9日にかけ2万1884円を回復。

3月11日付けレポートで『2018年全体相場予測「3月前後から上昇」により、NYに続き上昇本格化に向うのが時間の問題になってきた』と予想。

日経225が3月12日に2万1971円を回復した後、15日にかけ2万1555円へ下落。

朝高で始まった3月16日に保有株のヘッジの意味も含め、日経225先物オプション4月物プットを買い推奨。

3月18日付けレポートで「東京市場休場でFOMCの利上げが確実視される3月21日にちょうど転換点〈中〉を迎え、リバウンド本格化に転じるか2段下げに向かうか剣が峰」と指摘。

NY市場が転換点〈中〉3月21日に上ヒゲから翌22日より急落。三角保合い下放れとなった事を受け、23日の日経225も2万559円へ急落。5日安値を割り込み、2段下げに。夜間取引で日経225先物が2万140円へ一段安。ドル円も104.66円へ円高に。

3月25日付けレポートで「一段安に向かう」と予想。日経225が26日にかけ2万347円へ一段安後、切り返し。30日にかけ2万1512円を回復。

4月1日付けレポートで「2段下げ完了によるリバウンド本格化へ向かうか、2段下げ継続となるか見極め」と指摘。

日経225が4月6日にかけ2万1742円へ上昇した後、6日のNYが米中貿易戦争再燃を嫌気し急反落した事を受け、夜間取引で日経225先物が2万1300円へ反落。

4月8日付けレポートで「週初安から切り返し戻り高値更新が続くか再び下げに転じるか鍵握るNY市場が、ダブル底から反転するか、一段安に向かうか見極め」と指摘。

日経225が、4月9日朝安から切り返し。10日に2万1933円へ上昇。戻り高値を更新した後、シリア情勢を嫌気し伸び悩み。NYダウは13日朝方に戻り高値を更新した後、反落。

4月15日付けレポートで『2018年全体相場予測「2月前後にかけ下落。3月前後から上昇」が的中しつつあり、6月にかけ上昇基調が続くと予想するが、過去に起きた天井形成から急落のチャートパターン分析による1番早いパターンではNYと共にいつ再び急落が始まってもおかしくない日柄の範囲に入ってきた』

と指摘。

日経225は4月19日にかけ2万2360円へ上昇。予想通り戻り高値更新再開となったが、マザーズ指数が17日にかけ急落。年初来安値を更新。15日付けレポートの「過去に起きた天井形成から急落のチャートパターン分析による1番早いパターンではNYと共にいつ再び急落が始まってもおかしくない日柄の範囲に入ってきた」がマザーズにきた格好。

日経225が戻り高値更新再開に向かう反面、マザーズは年初来安値更新に向かう」と明記した訳ではないので、的中したとは言えないが、15日付けレポートが示唆に富む表現に。

4月22日付けレポートで『今週も、引き続き2018年全体相場予測「2月前後にかけ下落。3月前後から上昇」が的中しつつあり、上げ下げしながら6月にかけ上昇基調が続くと予想するが、過去に起きた天井形成から急落のチャートパターン分析による1番早いパターンでは4月16日よりNYと共にいつ再び急落が始まってもおかしくない日柄の範囲に入っている』と指摘。

4月27日にかけ日経225が2万2495円へ一段高。戻り高値更新が続いた。

4月30日付けレポートでも「引き続き2018年全体相場予測が的中しつつあり、上げ下げしながら6月にかけ上昇基調が続くと予想するが、過去に起きた天井形成から急落のチャートパターン分析による1番早いパターンでは4月16日よりNYと共にいつ再び急落が始まってもおかしくない日柄の範囲に入っている」と指摘。5月2日にかけ日経225が2万2568円へ一段高。戻り高値更新が続いた。

一方、NY市場は、NYダウが5月3日に一時2万3531ドルへ下落した後、切り返し急。4日を2万4262ドルで終了。

5月6日付けレポートでも「引き続き2018年全体相場予測が的中しつつあり、上げ下げしながら6月にかけ上昇基調が続くと予想するが、過去に起きた天井形成から急落のチャートパターン分析による1番早いパターンでは4月16日よりNYと共にいつ再び急落が始まってもおかしくない日柄の範囲に入っている」と指摘。11日にかけ日経225が2万2769円へ一段高。戻り高値更新が続いた。

5月13日付けレポートでも「引き続き2018年全体相場予測が的中しつつあり、上げ下げしながら6月にかけ上昇基調が続くと予想するが、過去に起きた天井形成から急落のチャートパターン分析による1番早いパターンでは4月16日よりNYと共にいつ再び急落が始まってもおかしくない日柄の範囲に入っている」と指摘。18日にかけ2万2954円へ一段高。戻り高値更新が続いた。

5月20日付けレポートで「5月20日に転換点〈小〉を迎え、下落に転じるか見極め」と指摘した後、22日前場中盤より日経225先物オプション6月物プットを買い推奨した通り、日経225が21日の2万30350円を戻り高値にドンピシャのタイミングで反落。25日朝方にかけ2万2318円へ下落。

5月27日付けレポートで「初戻りは売りとなるか見極め」と指摘。日経225は28日の2万2547円が初戻りは売りとなって一段安。30日の2万1931円を安値に切り返し。6月1日に一時2万2316円を回復。

6月3日付けレポートで「再度下落に転じるのも時間の問題」と予想。日経225が8日にかけ2万2879円へ上昇した後、2万2694円で安値引け。反落となった。

6月8日のNY市場は上昇。

シカゴ日経平均先物は、2万2630円で終了。

ドル/円は109.49円で終了。

原油が65.74ドルで終了。

 

今週は、米朝首脳会談と日米欧の金融政策を見極めつつ、再度下落に転じていくと予想する。

6月12日に米朝首脳会談。12日~13日にFOMC。14日にECB理事会。14日~15日に日銀金融政策決定会合。

昨年12月24日付けレポートよりお伝えしてきた2018年全体相場予測は、「2月前後にかけ下落。3月前後から上昇。6月前後から下落。9月前後から上昇。10月前後から下落。11月前後から上昇」

2018年全体相場予測「2月前後にかけ下落。3月前後から上昇」が的中。

 

 

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(2)2018年相場予測は「2月前後にかけ下落。3月前後から上昇。6月前後から下落。9月前後から上昇。10月前後から下落。11月前後から上昇」

 

2012年11月14日寄付より建設株金融株に買い指示を出し、14日の夜間取引寄付より日経225先物オプションコールを買い推奨した後、翌15日朝方より「かねてよりお伝えしてきた2012年日本株の歴史的買い場。大相場の開始」と予想。日本株に全面買い指示を発令。1905年5月27日、日本海海戦においてロシアのバルチック艦隊を目前に秋山真之が草案した「敵艦見ゆ。皇国の興廃此の一戦に在り。各員一層奮励努力せよ」をもじり、代表取締役前池英樹の署名入りで「大底見ゆ。東京株式市場の興廃この一戦にあり。各員、株買いに奮励努力せよ」と宣言!

かねてより、『2008年のリーマンショック以降、QE1、QE2実施による急激な円高という為替のマジックにより、日本株は辛酸を舐めてきたが、円高は2012年9月のQE3実施で出尽くした。安倍総理誕生により「QE4は日本がやる事になる(円紙幣を刷りまくる)」という弊社代表取締役・前池英樹のシナリオが現実のものとなり、円安が鮮明化。今度は為替のマジックにより、米国株より日本株の方が上がり易い環境が整う。日本経済・株式市場は、2012年に消費税引き上げの方向性が決まらなければ、最悪のシナリオとして「2015年日本破綻」の可能性もあったが、2003年春からお伝えしてきた長期予測の通り最悪のシナリオは回避された。2012年6月4日のTOPIXバブル崩壊以降の安値更新が、歴史的買い場になったとの予測に変更なく、円高、デフレも終焉することになろう。後は、解散・総選挙による安倍総理誕生を待つのみ』とお伝えしてきた通り、遂に2012年12月26日に安倍総理が誕生。

さらに、弊社代表取締役・前池英樹は約20年前より「長期的には少子高齢化に伴う人口減少に対する抜本的対策として移民政策に踏み切れるかどうかが日本の永遠の課題」とお伝えしてきたが、遂に2013年8月1日に政府が開いた国家戦略特区作業部会でまとめた規制改革の中で、介護、医療、農業分野に特定しつつも、外国人労働者の受け入れ、つまり、移民政策に言及。

私、弊社代表取締役前池英樹が過去の大型バブル崩壊チャート(1929年世界恐慌時のNYダウ暴落チャート、1919年大正・昭和バブル崩壊時の暴落チャート)世界各国の人口動態(人口ピラミッド)を独自分析した結果、2003年春からお伝えしてきた長期予測は以下の通り。

 

【1989年末を高値としたバブル崩壊から約13年後の2003年春を大底に2007年春にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2007年夏以降、調整色を強め急落。

2008年春にかけ下落が続いた後、2008年春を底に2008年末にかけ急反発。2008年末を戻り高値に2009年春にかけ調整した後、2009年末にかけ切り返し。2010年中盤に再び急落。小戻した後、2012年春にかけジリ安。

2012年春を大底に2016年中盤にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2016年中盤を高値に秋にかけ急反落。2019年にかけボックス相場が続いた後、2019年中盤から2036年初めにかけ上昇】 

 

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2. 今週の注目銘柄 

 

 

東証M3645 メディカルネット (6月8日終値869円)

 

(1)テロメア検査のミルテルと資本業務提携を発表。ノーベル賞も受賞したテロメアに絡むオンリーワン的な不老不死関連として、大化けに向かう可能性秘める

 

6月8日10時に、株式会社ミルテルとの資本・業務提携及び第三者割当増資の引受けを発表。843円より買い推奨。909円へ急伸。

インターネットを活用し、健康と生活の質を向上させることを目的に、歯科・美容などの専門領域におけるプラットフォームビジネスを展開。「インプラントネット」、「矯正歯科ネット」、「審美歯科ネット」、「歯医者さんネット」などの専門ポータルサイトを運営。海外での歯科医院の運営や子育てママ向けのメディアも。

2018年5月期最終利益が、前期比1%増の8500万円予想。予想EPS15.88円。

四季報で、2019年5月期最終利益が1億3000万円予想。予想EPS24.1円。

6月8日終値869円で今期予想PER54.7倍。四季報予想で来期予想PER36.1倍。

時価総額46億円。

ミルテルは、広島大学発のベンチャー企業として平成24年9月に創設。平成25年9月にミルテル検査センターを開設。生活習慣を改善するきっかけを作る「未病検査」と「疾患の早期発見」を組み合わせたミルテル検査の業務を展開。

ミルテル検査は、病気発症前の未病状態を検知できる「テロメアテスト」と、疾患が発症したときにいち早く病気を早期発見することを目的とした「ミアテスト」。

テロメアテストは、世界で唯一のテロメアGテール長測定の特許技術を用いた生活習慣を改善するきっかけを作る疾患予防に焦点を当てた未病検知検査。持って生まれた「遺伝子の強さ」の測定による疾患のリスク検査と、環境因子の暴露による日々受ける遺伝子に対するストレス「遺伝子の疲労」を測定し、より良い生活習慣の改善により健康長寿を積極的に行うことを目的としている。

一方、「ミアテスト」は、各疾患で特徴的に変化する疾患特異的な因子(マイクロRNA)を検出し、疾患の超早期発見を行う世界でも競争が激化している注目されている検査。これまでの様々な検査に比べ、血液のみの検査のため患者様の負担が少ない利点があり、超早期発見することで、多くの疾患の治癒率を大幅にあげることともに社会的に大きな問題となっている医療費の大幅な削減と健康長寿の達成が期待されている。

テロメアとは、染色体の両端の部分。細胞が分裂するたびにテロメアは短くなっていく。これに伴い細胞分裂の回数が減り、やがて分裂しなくなるのが老化の原因と考えられている。テロメア研究の業績で2009年にエリザベス・ブラックバーン博士らがノーベル生理学・医学賞を受賞。

このテロメアの長さを伸ばして老化を遅らせると共に、がんや動脈硬化、心筋梗塞、認知症なども防ごうという研究が進んでいる。

本提携により、同社とミルテルは口腔領域における唾液や口腔粘膜などの臨床検体等を利用した未病・疾患早期発見を目的とした検査等の歯科領域における事業を企画・開発し、同社が独占的に販売。

また、口腔領域における唾液や口腔粘膜などの臨床検体等を利用した未病・疾患早期発見を目的とした検査等について、同社とミルテル及び広島大学は共同で研究開発していく。

ノーベル賞受賞のテロメアに絡むオンリーワン的な不老不死関連として、大化けに向かう可能性秘める。

 

(2)4579ラクオリア、2385総医研、4586メドレックスが相次いでS高。バイオ関連に底打ちの兆し。バイオと仮想通貨・ブロックチェーンの融合は時間の問題と予想する

 

好材料を発表した4579ラクオリア創薬が6月8日に一時S高。

同じく好材料を発表した2385総医研HD4586メドレックスが7日にS高。

1月高値銘柄が多く、本格的には7月以降と予想されるが、バイオ関連に底打ちの兆し。

研究開発費がかさむバイオ関連企業こそ、ICOで仮想通貨を発行し、資金調達を図ると共に、ブロックチェーンを活用すべき。バイオと仮想通貨・ブロックチェーンの融合は時間の問題と予想する。

 

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3808オウケイウェイヴを始め他の銘柄については、6月3日付けレポート参照。

 

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