1. 今週の東京株式市場

(1)CME1万7740円!上昇が続くと予想する。週末よりゴールデンウィークを控える中、4月26日~27日のFOMC、27日~28日の日銀金融政策決定会合の結果次第では乱高下もあろうが、引き続き「上げ下げしながら5月中盤にかけ上昇基調が続く」との中期予想に変更なし

東京株式市場は、3月27日付けレポートで「今週は3月31日に転換点<中>を迎え、31日前後から調整に転じる」と予想した通り、日経225が4月1日にかけ1万6113円へ4日続落。
4月3日付けレポートで『短期的にいったん反発すると予想するが、安倍首相が消費税増税延期を決断するなど好材料が出ない限り、週末から来週にかけ再び売り直されるような上げ下げしながらの調整が4月中盤まで続くと予想する。3月27日付けレポートでも指摘した通り、原油が急落さしなければ、このタイミングは大した下げに至らないと予想する。2016年相場予測に「3月前後から上昇。6月前後を戻り高値に急落へ」とある通り、中期的には6月前後まで強い時間帯が続こう』と指摘。
原油安・円高が進む中、7日続落を交え「大した下げ」になったが、ドル/円が108円台に入った4月7日大引け間際より「このタイミングは108円台で止まる」と予想。一瞬108円を割れた7日夜間取引で日経225先物が1万5330円を安値に切り返し。
4月8日朝方に「本日4月8日に転換点〈小〉を迎え、本日8日前後より上昇に転じる」と予想。日経225も朝方安値1万5471円から1万6027円へ切り返し。続伸となった。
マザーズ指数は、4月3日付けレポートで「短期的にいったん反発する」と予想した通り、6日の918ポイントを安値に切り返し急。8日にかけ1049ポイントへ急伸。一気に昨年6月24日高値1035ポイントを更新。
4月10日付けレポートで「転換点〈小〉4月8日を経て、上昇に転じる」と予想した後、11日に日経225先物オプション5月物コールを買い推奨した通り、日経225が14日にかけ1万6911円へ上昇。マザーズ指数が15日にかけ1114ポイントへ一段高。2013年5月高値をあっさり更新。
4月17日付けレポートで「短期的にいったん上昇一服が予想されるも、転換点〈小〉4月21日前後から再び上昇に向かう」と予想。日経225が18日の1万6254円を安値に切り返し。21日に戻り高値更新。22日を1万7572円で高値引け。円安を好感し夜間取引で日経225先物が1万7740円へ一段高。
4月22日のNY市場は、まちまち。シカゴ日経平均先物は1万7740円で終了。ドル/円が111.62円。原油が43.73ドルで終了。
今週は、上昇が続くと予想する。週末よりゴールデンウィークの大型連休を控える中、4月26日~27日のFOMC、27日~28日の日銀金融政策決定会合の結果次第では乱高下もあろうが、引き続き「上げ下げしながら5月中盤にかけ上昇基調が続く」との中期予想に変更なし。
この間、日経225は昨年6月高値を天井としたリバウンド相場に過ぎず、力ない戻りとなっているが、マザーズ指数は、「日経225はもう昨年6月高値を抜けないと予想されるため、日本株に全面買い指示は出さないが、個別材料株は事実上全面買いだ」と指摘した2月12日の664ポイントを安値にドンピシャのタイミングで急反騰。2013年5月高値を更新。4月21日にかけ1230ポイントへ一段高。
昨年12月5日付レポートよりお伝えしてきた2016年相場予測「2月前後にかけ上昇が続いた後、2月前後を高値に下落。3月前後から上昇。6月前後を大天井にアベノミクス3段上げ完了による急落へ。10月前後で底打ちするが、年末にかけ底値ボックス圏で推移」は、日経225では外れたが、マザーズ指数では的中していると言えよう。
マザーズ指数の戻り高値は1月4日で「2月前後にかけ上昇が続いた後、2月前後を高値に下落」の範囲内。底値が2月12日で「3月前後から上昇」の範囲内。3段上げではないが、2013年5月に付けたアベノミクス始まって以来の高値を更新。

4月3日付けレポートより以下の通り解説。
訪米中の安倍首相が4月1日夜(日本時間2日午前)、来年4月に予定している消費税率10%への引き上げ見送りについて「延期するためには法改正が必要。その制約要件の中で適宜適切に判断していきたい」と言及。安倍首相が消費税増税延期に関し「法改正」の言葉を使ったのは初めて。
「リーマンショックや大震災のような重大な事態が発生しない限り、予定通り来年引き上げていく」と従来通りの考えも示したが、「延期するかどうかは発生した事態のもとで専門的な見地からの分析も踏まえ、その時の政治判断で決定すべきものだ」と語った。
5月26日~27日に開催する主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)前後までに消費税増税延期・衆院解散・衆参同日ダブル選挙について最終決定する事になる。
消費税増税延期は既に織り込まれつつある。安倍首相には消費税減税(8%から7%へ1%引き下げ)、あるいは8%のまま軽減税率を検討して頂きたい。財政問題との綱引きもあり、世界が好材料視するか悪材料視するか諸刃の剣だが、株上げにとって短期的にはサプライズとなろう。

4月6日に自民党の山本幸三議員が、自民党本部で開いた「アベノミクスを成功させる会」において「消費の数字から見れば、リーマンショック以来の事態が起こっている」と指摘。「消費税は増税どころか減税すべき」と強調した。

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(2)2016年相場予測を「2月前後から下落。3月前後から上昇。6月前後を戻り高値に急落へ。10月前後で底打ち。底値もみあいから12月前後より上昇に向かうが、来年以降はボックス相場に」へ変更。マザーズが日経225の敵討つ

2月28日付けレポートより以下の通り解説。
TOPIXがバブル崩壊以降の安値692ポイントを付けた2012年6月4日から始まり、後にアベノミクスと呼ばれるようになった今回の日本株急反騰の天井が日経225で昨年6月24日の2万952円となり、2016年にかけての3段上げはなかったと判断せねばならなくなった以上、昨年12月5日付レポートよりお伝えしてきた2016年相場予測「2月前後にかけ上昇が続いた後、2月前後を高値に下落。3月前後から上昇。6月前後を大天井にアベノミクス3段上げ完了による急落へ。10月前後で底打ちするが、年末にかけ底値ボックス圏で推移」は、外れたと言わざるを得ない。
日経225が2万2666円で引けた1996年6月26日の天井を的中させて以来この間、
①1996年6月から1998年秋にかけての下落
②1998年10月底打ちから2000年春にかけての上昇
③2000年春のITバブル天井から2002年秋にかけての下落
④2003年春から2007年春にかけての約4年間にわたる上昇
⑤2007年夏ダブルトップからの急落
⑥2012年の日本株歴史的買い場
を事前に予測・的中。私の未来予測が中長期的に明らかに外れたのはリーマンショック時の「2008年春を底に2008年末にかけ急反発」だけで、2012年以降も、13年、14年、15年と年間予測をほぼ的中させてきた事はご存知の通りだが、2016年は外してしまった。心よりお詫び申し上げます。
2016年相場予測を「2月前後から下落。3月前後から上昇。6月前後を戻り高値に急落へ。10月前後で底打ち。底値もみあいから12月前後より上昇に向かうが、来年以降はボックス相場に」へ変更する。

尚、マザーズ指数は、「日経225はもう昨年6月高値を抜けないと予想されるため、日本株に全面買い指示は出さないが、個別材料株は事実上全面買いだ」と指摘した2月12日の664ポイントを安値にドンピシャのタイミングで急反騰。2013年5月に付けたアベノミクス始まって以来の高値を更新。日経225の敵を討ってくれた格好。

かねてより、『2008年のリーマンショック以降、QE1、QE2実施による急激な円高という為替のマジックにより、日本株は辛酸を舐めてきたが、円高は2012年9月のQE3実施で出尽くした。安倍総理誕生により「QE4は日本がやる事になる(円紙幣を刷りまくる)」という弊社代表取締役・前池英樹のシナリオが現実のものとなり、円安が鮮明化。今度は為替のマジックにより、米国株より日本株の方が上がり易い環境が整う。日本経済・株式市場は、2012年に消費税引き上げの方向性が決まらなければ、最悪のシナリオとして「2015年日本破綻」の可能性もあったが、2003年春からお伝えしてきた長期予測の通り最悪のシナリオは回避された。2012年6月4日のTOPIXバブル崩壊以降の安値更新が、歴史的買い場になったとの予測に変更なく、円高、デフレも終焉することになろう。後は、解散・総選挙による安倍総理誕生を待つのみ』とお伝えしてきたが、遂に2012年12月26日に安倍総理が誕生。
さらに、弊社代表取締役・前池英樹は約20年前より「長期的には少子高齢化に伴う人口減少に対する抜本的対策として移民政策に踏み切れるかどうかが日本の永遠の課題」とお伝えしてきたが、遂に2013年8月1日に政府が開いた国家戦略特区作業部会でまとめた規制改革の中で、介護、医療、農業分野に特定しつつも、外国人労働者の受け入れ、つまり、移民政策に言及。
私、弊社代表取締役前池英樹が過去の大型バブル崩壊チャート(1929年世界恐慌時のNYダウ暴落チャート、1919年大正・昭和バブル崩壊時の暴落チャート)と世界各国の人口動態(人口ピラミッド)を独自分析した結果、2003年春からお伝えしてきた長期予測は以下の通り。

【1989年末を高値としたバブル崩壊から約13年後の2003年春を大底に2007年春にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2007年夏以降、調整色を強め急落。
2008年春にかけ下落が続いた後、2008年春を底に2008年末にかけ急反発。2008年末を戻り高値に2009年春にかけ調整した後、2009年末にかけ切り返し。2010年中盤に再び急落。小戻した後、2012年春にかけジリ安。
2012年春を大底に2016年中盤にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2016年中盤を高値に秋にかけ急反落。2019年にかけボックス相場が続いた後、2019年中盤から2036年初めにかけ上昇】 

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2. 今週の注目銘柄 

東証JQ8946 ASIAN STAR (4月22日終値358円)

【新値追い!引き続き、「折に触れ短期調整もあろうが、中長期的には6月16日開園予定の上海ディズニーランドを始め日中リゾート関連大穴株に、マイナス金利本命格不動産関連の材料性も加わり、大化けコースを歩んでいる」の予想変更なし】

昨年12月5日付けレポートより以下の通り解説。
『4月より陽光都市開発が社名変更。横浜中心のマンション販売。分譲から撤退。管理・賃貸・仲介業にシフト。中国でサービスアパートメントの運営管理事業を展開。
2月20日に、徳威国際発展及び香港富心国際を割当予定先とする第三者割当による新株式の発行(発行価格230円、総額約6億6000万円、払込期日3月27日)及び社名変更、リゾート開発事業への新規参入、100%連結子会社TYインベスターズの増資などを発表。これにより筆頭株主が中国系に。
2015年12月期最終利益が前期比65%減の4700万円予想。予想EPS3.6円。
2月20日に発表したリゾート開発事業への新規参入において、和歌山、静岡などで取得したリゾート地の開発分譲事業が来期以降、売上に寄与。
7月30日に連結子会社である柏雅酒店管理(上海)が、東急不動産諮詢(上海)と中国に合弁会社設立を発表。上海市周辺において日本人出張者及び中国国内旅行者を主要顧客とする中短期滞在型サービスアパートメントの運営管理事業を展開していく予定。
来春開園予定の上海ディズニーランドを始め日中リゾート関連大穴株として、買いと予想する。2013年4月9日にかけわずか8営業日で372円へ約3倍高を演じた前歴あり。急騰再演に向かう可能性秘める』

12月15日安値147円から切り返し。年明け1月14日にかけ264円へ一段高。
今年1月23日付けレポートで『逆行高で戻り高値更新が続いた後、1月18日にかけ202円へ反落ながら、引き続き、「来春開園予定の上海ディズニーランドを始め日中リゾート関連大穴株として、急騰再演に向う可能性秘める」との予想に変更なし』と指摘した通り、再上昇。29日の日銀金融政策決定会合で「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入を決定。黒田バズーカ第3弾(黒田刀3本目)マイナス金利関連本命格の不動産関連として29日を263円で高値引け。
1月31日付けレポートで「新値追い再開へ向かう」と予想した通り、2月1日にかけ286円へ一段高。年初来高値を更新した後、全体相場一段安の煽り受けさすがに下落。2月13日付けレポートで「12日を190円で安値引けながら、再度買い場。今春開園予定の上海ディズニーランドを始め日中リゾート関連大穴株に、黒田バズーカ第3弾(黒田刀3本目)マイナス金利本命格の不動産関連の材料性も加わり、急騰再演に向かう可能性秘める」と指摘した通り、6連騰を交え3月3日にかけ328円へ一段高。新値追いが続き、4日引け後にルネッサンス・テクノロジーズの大量保有が判明した後、一服にあったが、18日に再動意。31日にかけ362円へ一段高。新値追いが続いた後、一服から再上昇。
4月7日付けでドイツ銀行の大量保有(5.92%)が判明。ルネッサンス・テクノロジーズは一部売却。8日付けで保有割合を7.69%から6.68%に減らした。
4月21日にかけ368円へ一段高。新値追い続く。引き続き、「全体相場動向や短期指標の過熱次第で折りに触れ短期調整もあろうが、中長期的には6月16日開園予定の上海ディズニーランドを始め日中リゾート関連大穴株に、黒田バズーカ第3弾(黒田刀3本目)マイナス金利本命格の不動産関連の材料性も加わり、大化けコースを歩んでいる」との予想に変更なし。

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東証JQ9421 エヌジェイHD (4月22日終値2745円)

(1)戻り高値更新!3932アカツキ、6176ブランジスタに続くスマホゲーム関連本命格として、急騰再演から大化けに向かう可能性秘める。過去に4回も2倍高超えを演じた実績あり。4回の平均値は3.6倍高

4月6日の2042円どころより「ゲーム関連として、買い」と予想した通り、15日にかけ2660円へ上昇。
4月17日付けレポートより以下の通り解説。
『旧ネプロジャパン。昨年12月より社名変更。携帯電話販売。ドコモショップから撤退し、ゲーム事業へシフト。グループゲーム会社に、ゲームスタジオ、トライエース、シェード。人材派遣事業やクレジット決済事業も。今期より黒字転換予想。
2月18日に、子会社のトライエースとNTTドコモが、共同で制作を手掛けた新作ネイティブゲームタイトル「Heaven×Inferno」の配信を決定したと発表。配信プラットフォームはApp StoreとGoogle Play。今春に配信を予定。
2月19日に、ストラテジックシューターゲーム『figureheads(フィギュアヘッズ)』(スクウェア・エニックス)のオープンβテスト事前登録を開始。
3月9日に、『Heaven×Inferno(ヘブン×インフェルノ)』の事前登録数が10万人突破を発表。
3月11日に、フィギュアヘッズ(figureheads)』(スクウェア・エニックス)が正式サービスを開始。
3月28日に、『Heaven×Inferno(ヘブン×インフェルノ)』(iOS版)の配信を開始。
3月29日に、『電球でテニスしてみた』(UUUM株式会社)が配信。
3月31日に、『スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness』(スクウェア・エニックス)のPS4版が発売。
4月5日に、『Heaven×Inferno(ヘブン×インフェルノ)』の10万ダウンロード達成を発表。
3月17日に新規公開したスマホゲーム関連の3932アカツキが、公募価格1930円に対し初値1775円で生まれ、18日の1506円を安値に切り返し急。S高連発で4月4日にかけ4395円へ急騰。青天相場を上場来高値更新が続いた後、全体相場急落の煽り受け急反落したが、6日の2631円を安値に再上昇。14日にかけ4880円へ一段高。
S高連発で上場来高値更新再開となった6176ブランジスタも、秋元康氏プロデュースのAKB48関連のゲーム「神の手」を材料視。ここにきてスマホゲーム関連が青天相場。
3932アカツキ、6176ブランジスタに続くスマホゲーム関連本命格として、急騰再演から大化けに向かう可能性秘める。
2014年11月5日安値458円からS高連発で18日にかけ2425円へ5.2倍高。
2015年1月13日安値945円から2月24日にかけ2589円へ2.7倍高。
3月26日安値1224円から6月19日にかけ3590円へ2.9倍高。
8月25日安値1230円から10月22日にかけ4485円へ3.6倍高。
過去に4回も2倍高超えを演じた実績あり。4回の平均値は3.6倍高』

4月22日にかけ2760円へ一段高。戻り高値更新。引き続き、「3932アカツキ、6176ブランジスタに続くスマホゲーム関連本命格として、急騰再演から大化けに向かう可能性秘める」との予想に変更なし。

(2)6191エボラブルアジアが2日連続S高で上場来高値更新!3932アカツキが再上昇

3932アカツキが、4月22日にかけ4845円へ再上昇。
3月23日の2294円どころより「IPO銘柄として、買い」と予想。3月17日に新規公開。国内SNS運営事業者が提供するプラットフォームや、Apple 、Googleなどが運営するアプリマーケットでソーシャルゲームを提供。業績急拡大中。
公募価格1930円に対し初値1775円で生まれ、18日の1506円を安値に切り返し急。S高連発で4月4日にかけ4395円へ急騰。青天相場を上場来高値更新が続いた後、6日にかけ2631円へ急反落。7日の3170円どころより「再動意」を指摘。
4月14日にかけ4880円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続いた後、調整。

6191エボラブルアジアが、2日連続S高を交え4月22日にかけ4430円へ一段高。
4月7日の3050円どころより「再動意」を指摘。14日にかけ355円へ上昇した後、19日にかけ2861円へ反落。20日に民泊運営企業への新規サービス開始を発表。
3月31日に新規公開。「初値買い」と予想。公募価格1800円に対し初値2670円で生まれ、2463円へ売られた後、3170円へ上昇。大引けにかけ2550円へ再度売り直されたが、4月1日買い気配で始まる。
国内航空券のインターネット販売に特化したオンライン旅行事業を柱に訪日旅行事業、アジアでITオフショア開発事業などを展開。政府が3月30日に、訪日外国人数を2020年に現在の2倍となる4000万人、2030年には3倍の6000万人に増やす新しい目標を決定。
2日連続S高を交え4月5日にかけ3935円へ急伸。

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東証JQ4777 ガーラ (4月22日終値538円)

【3932アカツキ、6176ブランジスタに続くスマホゲーム関連大穴株として、急騰再演大化けに向かう可能性秘める。2014年12月からS高連発で2015年1月にかけ17.5倍高を演じ、市場の度肝を抜いたのは記憶に新しい】

4月6日の453円どころより「ゲーム関連として、買い」と予想した通り、14日にかけ558円へ上昇。
4月17日付けレポートより以下の通り解説。
『欧米向けPCオンラインゲームを主力にスマホ向けゲームも。赤字続き、継続企業の前提に疑義注記。2016年度も営業利益と営業キャッシュフローがマイナスの場合、上場廃止の猶予期間入りとなるが、2月23日に発表したスマートフォンゲーム「Arcane(アーケイン)」の欧州におけるライセンス契約締結などにより、業績への寄与が期待されると共に、株主にモルガン・スタンレーを始め外資系が名を連ねている事から判断して上場廃止の猶予期間入りを免れると予想される。
「Arcane(アーケイン)」は韓国のPlayWorks Corporationが開発したスマートフォンゲーム。PCオンラインゲーム「Arcane Heart Web(アーケインハートウェブ)」を題材に、スマートフォン及びタブレット向けに開発されたリアルタイム本格的 MMORPG で、約2000ユーザーが同時に一つのサーバーでプレイできる。このゲームアプリは、韓国で PlayWorks Corporation がサービス提供。昨年9月に Android 版韓国語のダウンロード配信を開始。ダウンロード数は昨年10月末で158万を超えている。
3月17日に新規公開したスマホゲーム関連の3932アカツキが、公募価格1930円に対し初値1775円で生まれ、18日の1506円を安値に切り返し急。S高連発で4月4日にかけ4395円へ急騰。青天相場を上場来高値更新が続いた後、全体相場急落の煽り受け急反落したが、6日の2631円を安値に再上昇。14日にかけ4880円へ一段高。
S高連発で上場来高値更新再開となった6176ブランジスタも、秋元康氏プロデュースのAKB48関連のゲーム「神の手」を材料視。ここにきてスマホゲーム関連が青天相場。
3932アカツキ、6176ブランジスタに続くスマホゲーム関連大穴株として、急騰再演大化けに向かう可能性秘める。
2014年12月4日安値198円からS高連発で2015年1月20日にかけ3475円へ17.5倍高を演じ、市場の度肝を抜いたのは、記憶に新しいところ』

4月18日の497円を安値に切り返し。22日にかけ549円へ再上昇。引き続き、「3932アカツキ、6176ブランジスタに続くスマホゲーム関連大穴株として、急騰再演大化けに向かう可能性秘める」との予想に変更なし。

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東証M4583 カイオム・バイオ (4月22日終値914円)

(1)4月25日、26日の終値が25日線からの上方乖離15%未満なら、26日引け後に増し担保規制解除。引き続き、「買い推奨値から7倍高超えの4565そーせいGに続くバイオ関連本命格として急騰再演から大化けに向かう可能性秘める」との予想に変更なし

昨年12月20日付けレポートで以下の通り解説。
『独自開発の抗体作製技術「ADLibシステム」により多様な抗体を迅速に創出し、新規医薬品の開発につなげる理化学研究所発の創薬ベンチャー。赤字続きながら、12月9日に、Trop-2抗体に関する日本特許付与決定を発表。これを好感し、S高連発で16日にかけ998円へ急騰した後、18日にかけ698円へ急反落。4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として、押し目買いと予想する。急騰再演から大化けに向かう可能性秘める。
抗ヒトTrop-2抗体は、乳がんや大腸がんなど固形がんの細胞表面に発現している抗原(標的分子)「Trop-2」に結合し、がんの増殖活性を阻害するモノクローナル抗体。Trop-2は正常組織でほとんど発現がなく、乳がん、大腸がん、膵がん、前立腺がん、肺がんなど複数の固形がんにおいて特異的に発現している事から、がん治療の標的分子として注目されている。
既に、米国、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアで特許が成立。現在、欧州を含む各国にて特許出願中。疾患モデル動物を用いた試験により顕著な抗がん活性を示すことが確認され、国内外の製薬企業などに対して導出活動を行っている。
2012年9月22日付レポートで250円(分割修正値)どころより「世界初の遺伝子組換えによる画期的な迅速抗体作製技術を核とした理化学研究所発の創薬ベンチャー。売上大半占める中外製薬との契約が2014年末まで延長。完全ヒト抗体作成システムの実用化を2014年度目標に。底値ボックス圏上放れは時間の問題と見越し、買い」と予想して以来、「77773Dマトリックス、2191テラ続くバイオ関連本命格として大化けに向かう」と予想してきた通り、2013年1月29日にかけ5320円(分割修正値)へ急騰。青天相場を上場来高値更新が続き、2012年9月買い推奨値から約4ヶ月間で21倍高を演じた大ヒット銘柄。
年末・年始にバイオ関連全面高となった場合は、4571ナノキャリア、7774ジャパンティッシュ、4576デ・ウエスタン・セラピテクス、77773Dマトリックスも買いとなろう』

年内換金売りに600円へ下落した年内最終売買日の12月25日に「バイオ関連としてクリスマス決戦の買い」と予想。12月27日に発行した2015年12月27日・2016年1月2日合併号レポートでも「4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として、買いと予想する。年内換金売り終了により、再上昇に転じよう」と指摘。28日に683円へ上昇した後、伸び悩み。
今年1月31日付けレポートで『全体相場急落の煽り受け年明け1月21日にかけ441円へ一段安ながら、「4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として急騰再演から大化けに向かう可能性秘める」との予想に変更なく、1月16日付けレポートより指摘してきた通り買い』と予想。2月1日引け後に発表したTrop-2抗体に関するニュージーランド特許付与決定を好感しS高交え3日にかけ668円へ急伸したが、全体相場急反落の煽りもあって5日にかけ再度475円へ下落。
2月6日付けレポートで『引き続き、「4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として急騰再演から大化けに向かう可能性秘める」との予想に変更なく、バイオ関連出遅れの2369メディビックグループと共に再度買い場』と予想。10日前引け後に発表したヒト化抗 DLK-1 抗体に関する米国特許付与決定を好感し547円S高買い気配。全体相場一段安の煽り受け反落したが、12日前引け間際に日経225先物に買い指示を出した後、後場寄り直後の486円どころでも「買い」と予想。12日引け後に前回予想より赤字幅縮小を発表。
2月13日付けレポートで『決算発表明け。再上昇に向かうと予想する。2014年10月に独自開発のADLibシステムを用いて複数のインフルエンザウイルスの抗体を短期間で作製したのに続き、同年12月にエボラウイルスに対する抗体作製にも成功した経緯があり、ブラジル中心に南米で大流行している「ジカ熱」関連の材料性も浮上する可能性も』と指摘。15日の440円を安値に切り返し。
3月13日付けレポートで『7日にS高交え8日にかけ639円を回復した後、9日にかけ525円へ反落ながら、引き続き、「4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として急騰再演から大化けに向かう可能性秘める」との予想に変更なし』と指摘。
3月14日引け後に、がん治療用抗体LIV-2008bのオプションライセンス契約締結を発表。本契約の締結時にADCT社より契約一時金を受領。ADCTがオプション権を行使しライセンス契約を締結した場合には、ライセンス契約一時金を受領。開発の進捗に応じたマイルストーンペイメントも含め、総額で約110億円を受け取る事に。また、製品上市後には製品の売上高に応じたロイヤリティも受け取る。
これを好感し買い殺到。3月16日引け後にも、ヒト化 TROP-2 抗体に関する米国特許付与決定を発表。3日連続S高を交え、18日にかけ922円へ急騰した後、さすがに反落。24日の751円を安値に切り返し。858円を回復した25日引け後に増し担保規制に。
3月27日付けレポートで『28日からの増し担保規制を嫌気し、短期的には調整を余儀なくされようが、引き続き、「4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として急騰再演から大化けに向かう可能性秘める」との予想に変更なし』と指摘。28日の746円を安値に切り返し。増し担保規制のまま31日にかけ870円へ再上昇。
4月10日付けレポートで「11日終値が25日線からの上方乖離15%未満なら、11日引け後に増し担保規制解除となる計算。増し担保規制解除から再上昇本格化に向かう」と予想。11日終値が25日線からの上方乖離15%以上で増し担保規制解除ならずながら、4594グリーンペプタイドと共に増し担保規制のまま上昇。19日にかけ1042円へ一段高。昨年12月16日高値998円を更新。
4月22日にかけ863円へ急反落。25日、26日の終値が25日線からの上方乖離15%未満なら、26日引け後に増し担保規制解除となる計算。
がん細胞のみを標的とする分子標的薬には、低分子化合物とモノクローナル抗体の2種類ある。同社独自開発の抗体作製技術「ADLibシステム」は、モノクローナル抗体。引き続き、「昨年5月買い推奨値から7倍高超えの4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として急騰再演から大化けに向かう可能性秘める」との予想に変更なし。

(2)4582シンバイオが、S高連発で買い推奨値から2.8倍高!

4582シンバイオ製薬が、S高連発で4月20日にかけ564円へ急騰。昨年11月末買い推奨値から2.8倍高を示現!
昨年11月29日付けレポートより以下の通り解説。
『がん、血液、自己免疫疾患の3分野に特化した医薬品販売。赤字続きながら、昨年11月14日に3113Oakキャピタルを割当先とする第三者割当による第2回無担保転換社債型新株予約権付社債(転換価格300円)及び第34回新株予約権(転換価格330円)の発行を発表。12月1日に払込完了。有利子負債0円。
今年4月10日に、取締役及び従業員に対して発行する新株予約権(ストックオプション)の発行内容等確定(株式1株当たりの払込金額306円)を発表。
6月26日に、抗がん剤「rigosertib(リゴサチブ経口剤)」の骨髄異形成症候群を対象とした第Ⅰ相臨床試験終了を発表。
8月17日に、Onconova(オンコノバ)社によるrigosertib(リゴサチブ)経口剤とアザシチジンの併用療法による欧米での第II相臨床試験の進捗と、抗がん剤 rigosertib(リゴサチブ)注射剤の欧米における開発状況を発表。
10月5日に、The Medicines Companyと術後自己疼痛管理用医薬品「IONSYS®」に関するライセンス契約締結を発表。
10月19日に、4523エーザイと共同で実施中の抗悪性腫瘍剤「トレアキシン®」の慢性リンパ性白血病を対象とした第Ⅱ相臨床試験終了と、抗がん剤「rigosertib(リゴサチブ)注射剤」の導入元であるOnconova(オンコノバ)社が実施する第Ⅲ相国際共同試験への参加決定を発表。
10月30日に、抗がん剤「 rigosertib(リゴサチブ注射剤)」の骨髄異形成症候群を対象とした第Ⅰ相臨床試験終了を発表。
ここ、4565そーせいグループ、4572カルナバイオサイエンスなど、全体相場が急落に見舞われた8月以前に急騰を演じた銘柄を中心にバイオ関連が軒並み高。
昨年12月1日に払込完了の3113Oakキャピタルを割当先とする第三者割当による第2回無担保転換社債型新株予約権付社債の転換価格が300円。同じく第34回新株予約権の転換価格が330円。
今年4月10日に発行内容等確定を発表した取締役及び従業員に対して発行する新株予約権(ストックオプション)の1株当たりの払込金額が306円。
昨年12月から年明け1月にかけ10倍高超えを演じた4777ガーラも、Oakキャピタル関連銘柄だった事は記憶に新しい。
4523エーザイと3113Oakキャピタルが株主に名を連ねるバイオ関連として、底値圏離脱に向かうと見越し、買いと予想する。2012年12月13日安値270円から2013年5月9日にかけ1580円へ5.8倍高演じた前歴もあり、急騰再演に向かう可能性秘める。
4565そーせいグループに続き再上昇となってきた4572カルナバイオサイエンスも、バイオ関連本命格として買いと予想する』
4月6日に、第三者割当による第3回無担保転換社債型新株予約権付社債及び第39回新株予約権の募集を発表。

(3)4563アンジェスMG、4589アキュセラインク、2369メディビックなども一段高!

2369メディビックが、4月19日にかけ268円へ一段高。
2月1日寄り付き154円どころより「源太バトル銘柄会員」で買い推奨。
3月23日の188円どころより「バイオ関連として、買い」と予想。3月31日にかけ230円へ上昇。
4月3日付けレポートより以下の通り解説。
『ゲノム創薬ベンチャー。遺伝子解析、再生医療事業、幹細胞を用いた治験の推進事業、幹細胞の製造工程に関する研究開発業務、動物医療から人医療へのトランスレーショナル臨床研究業務などを展開。
昨年8月25日には、子会社のアニマルステムセルとデンソーウェーブが共同で出願していた「再生医療バックヤード対応ロボットシステムの開発」が、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「ロボット活用型市場化適用技術開発プロジェクト」に採択されたと発表。
子会社が「再生医療技術を用いた不妊・繁殖障害の改善」に関する特許を出願中。
1月20日に参院本会議で可決、成立した2015年度の補正予算に不妊治療に対する助成が盛り込まれた。今回の不妊治療への助成では、男性の不妊治療に対し15万円の助成を行うのを始め、女性向けの助成額の上限も初回に限って現在の15万円から30万円へと引き上げる。
赤字続きで継続の前提に重要事象。株価も下落が続いたが、昨12月25日の108円を安値に底打ち反転。今年1月20日に188円へ急伸した後、一服。
2015年度の補正予算に盛り込まれた不妊治療助成金関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める。再生医療で政府が進める医療ツーリズム関連の側面も』

(4)バイオ株が4月20日前後を高値に急反落。増し担保規制を嫌気して売られた4565そーせいGが切り返し急。22日を高値引けで引け新値。バイオ株が早くも再び一斉高となるか調整色強めるか見極め

4563アンジェスMGが、4月14日にS高交え20日にかけ943円へ一段高。
4月3日付けレポートで『3月25日引け後に発表した下限行使価格236円の行使価額修正条項付新株予約権発行を嫌気。PTSで急落した事から、週明けバイオ関連全般への悪影響も懸念されたが、28日朝方の400円を安値に切り返し急。4月3日の日本経済新聞電子版が「医療機器メーカーのメディキットが、アンジェスMGと共同で詰まった血管を広げるバルーンカテーテル(医療用細管)に薬剤を塗った製品を開発。薬剤により治療の効果をより高める」と報じる』と指摘。
4月11日にかけ825円へ一段高。新値追いが続いた後、増し担保規制を嫌気して急反落。13日の669円どころより「買い下がり」と、617円どころで「買い」と予想した通り、611円を安値に切り返し急。6日の4594グリーンペプタイドに続き、突っ込み買いが連続的中。

4571ナノキャリアも、4月14日にS高交え19日にかけ2095円へ一段高。
昨年12月20日付けレポートより「バイオ関連全面高となった場合は、4571ナノキャリア、7774ジャパンティッシュ、4576デ・ウエスタン・セラピテクス、77773Dマトリックスも買いになろう」と指摘。
今年2月12日安値760円から底打ち反転。
3月29日に、抗ヒトTissue Factorモノクローナル抗体に関する国際特許共同出願について、日本国特許庁から特許査定を受けたと発表。
4月4日に、次世代型プラットフォーム技術である核酸医薬のデリバリーに適用可能なキャリアに関する物質特許出願が、米国特許庁から特許査定を受けたと発表。

4589アキュセラ・インクが、4月20日にかけ4570円へ一段高。青天相場を上場来高値更新続く。
4月10日付けレポートで「5日に発表した英国マンチェスター大学との網膜色素変性症を含む網膜変性疾患の治療に向けた同大学のヒトロドプシンによるオプトジェネティクス治療(光遺伝学治療)の開発ならびに販売を目的とする独占契約締結を好感」と指摘。

4592サンバイオも、4月19日にかけ2030円へ一段高。
3月24日付けで野村証券が目標株価を3000円から3200円へ引き上げ。
4月10日付けレポートで「6日引け後に、開発中の再生細胞薬 SB623 について、3月7日付で独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出した、日本における外傷性脳損傷を対象とした治験届について、審査期間の30日が経過したことにより、日本での臨床試験の実施が可能になったと発表」と指摘。

4587ペプチドリームも、4月20日にかけ7330円へ一段高。みずほ証券が目標株価を5070円から9230円に引き上げ。これを好感し買い気配で始まった3月11日の5010円どころより「バイオ関連として、買い」と予想。2日連続S高を交え3月30日にかけ7300円へ一段高。青天相場を上昇来高値更新が続いた。
4月6日の5690円を安値に切り返し。12日にかけ7060円へ再上昇。岩井コスモ証券が新規A。目標株価1万円に設定。

77773Dマトリックスも、4月20日にかけ1170円へ一段高。
昨年12月20日付けレポートより「バイオ関連全面高となった場合は、4571ナノキャリア、7774ジャパンティッシュ、4576デ・ウエスタン・セラピテクス、77773Dマトリックスも買いになろう」と指摘。
今年2月15日安値536円から底打ち反転。
2月18日に、子会社の吸収性局所止血材「PuraStat®」に関するメキシコにおける販売権許諾契約の締結を発表。
3月14日に、国立研究開発法人国立がん研究センターと共同で出願していた界面活性剤ペプチド技術について、「がん幹細胞を含むまたはそれに由来するがんの治療としての適用」に関する特許が日本で成立したと発表。15日にS高交え16日に1060円へ急伸。
4月4日に、米国子会社が出願していた自己組織化ペプチド技術について、心臓の組織再生による心疾患の治療に関する特許が日本にて成立したと発表。5日に一時S高の1024円へ再上昇。

4576デ・ウエスタン・セラピテクスが、S高連発で4月19日にかけ883円へ急伸。
昨年12月20日付けレポートより「バイオ関連が全面高となった場合は、4571ナノキャリア、7774ジャパンティッシュ、4576デ・ウエスタン・セラピテクス、77773Dマトリックスも買いになろう」と指摘。
今年2月12日安値335円から底打ち反転。
2月17日に、連結子会社の日本革新創薬が、同志社大学と角膜疾患治療薬の研究開発を目的とした共同研究契約を締結したと発表。
3月22日に、緑内障・高眼圧症治療剤「WP-1303(H-1129)」の国内第Ⅰ相臨床試験開始並びにマイルストーン受領を発表。4月4日にかけ638円へ一段高。
4月14日引け後に、緑内障治療剤「H-1337」について、米Allysta Pharmaceuticalsと米国、EU、オーストラリア、中国における戦略的オプション付き基本契約締結を発表。緑内障を適応症とした前期第2相治験終了後、Allystaがオプションを行使した場合、最大総額9700万ドルのマイルストーンフィーを受領する事を好感し、買い殺到。15日を720円S高買い気配。
4月17日付けレポートで「2012年から2013年に30倍高超え、2014年に6倍高超え示現したバイオのスター株。今年も急騰再演大化けに向かう可能性秘める」と指摘。

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東証JQ4572 カルナバイオ (4月22日終値3680円)

(1)キナーゼを標的とした分子標的薬キナーゼ阻害剤の創薬に続き、がん細胞を生み出す「がん幹細胞」を殺し、がんを完治させる「がん幹細胞性阻害剤」の研究に着手。「折に触れ短期調整もあろうが、中長期的には昨年5月買い推奨値から7倍高超えの4565そーせいGに続くバイオ関連本命格として、大化けコースを歩んでいる」の予想に変更なし

昨年12月5日付けレポートで「4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として、4582シンバイオ製薬と共に買い」と予想。10日の2505円を安値に切り返し急。15日にかけ3095円へ上昇。
12月20日付けレポートで『キナーゼタンパク質の販売、受託試験など創薬支援事業を柱にキナーゼ阻害剤で創薬へも展開。筆頭株主でもある4528小野薬品工業との大規模委受託契約に基づく受託試験の確実な遂行を図ると共に、新たな大規模キナーゼプロファイリング・スクリーニングサービスの委受託契約の獲得に向け、国内及び北米市場で積極展開。6月に締結したジョンソン・エンド・ジョンソンの医療用医薬品部門であるヤンセン・バイオテック社とのライセンス契約に基づく導出一時金を第2四半期に売上計上。
2015年12月期最終利益が、3億6400万円の黒字転換予想。5月12日に発表した国立がん研究センターとの共同研究で創出したTNIKキナーゼ阻害剤の特許出願に関し米国特許商標庁から特許査定通知受領と、行使価額修正条項付き第14回新株予約権(第三者割当)の大量行使及び行使完了を契機に急騰。800円どころから7月23日にかけ6030円へ急騰。4565そーせいを凌ぐ7.5倍高を演じた大化け株。
6月11日に、ジョンソン・エンド・ジョンソンの医療用医薬品部門であるヤンセン・バイオテック社とのライセンス契約締結を発表。
7月28日に、2015年12月期最終利益3億6400万円の黒字転換予想を発表。
8月6日に、CDC7/ASKキナーゼ阻害薬に係る中国特許庁からの特許査定通知受領を発表。
8月7日に、大阪府立大学との共同研究契約締結を発表。
8月20日に、神戸大学、広島大学原爆放射線医科学研究所との共同研究契約締結を発表。
10月22日に、愛媛大学との共同研究契約締結と、子会社ProbeXと東京大学との共同研究契約締結を発表。
11月6日に発表した2015年12月期第3四半期純利益が、5億7200万円と通期最終利益を超過。
ここ、4565そーせいグループに続き、4583カイオム・バイオサイエンスが急騰。そーせい、カイオム・バイオに続くバイオ関連本命格として、買いと予想する。急騰再演から大化けに向かう可能性秘める』と指摘。
年内換金売りに2492円へ下落した年内最終売買日12月25日に「バイオ関連としてクリスマス決戦の買い」と予想。12月27日に発行した2015年12月27日・2016年1月2日合併号レポートでも「4565そーせいグループ、4583カイオム・バイオサイエンスに続くバイオ関連本命格として、買いと予想する。年内換金売り終了により、再上昇に転じよう」と指摘。
今年1月16日付けレポートで『年明け大発会1月4日にかけ2833円へ再上昇した後、全体相場急落の煽り受け12日にかけ2102円へ下落ながら、「4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として急騰再演から大化けに向かう可能性秘める」との予想に変更なく、買い』と予想。1716円まで売られた21日引け後にCDC7/ASKキナーゼ阻害薬に係る特許庁(日本)からの特許査定通知受領を発表。これを好感し22日を2126円S高買い気配で大引け。
1月31日付けレポートで「25日にかけ2476円へ上昇した後、一服ながら、青天再開の4565そーせいグループに続き再上昇本格化へ向かう」と予想。2月2日にかけ2472円まで買われた後、全体相場急反落の煽り受け5日にかけ2206円へ下落ながら、4日午後にJPモルガン・アセット・マネジメントの大量保有が明らかに。
2月6日付けレポートで「全体相場の動向を見極めつつ再上昇本格化に向かうのは時間の問題」と予想。全体相場一段安の煽り受け下落したが、12日前引け間際に日経225先物に買い指示を出した後、後場寄り直後の1900円どころでも「買い」と予想した通り2443円へ上昇。引け後に好決算と米国研究拠点「カルナバイオ C-Lab」設立を発表。
2月13日付けレポートで「2015年12月期最終利益が4億5600万円の黒字転換。EPS52.61円。再上昇に向かう」と予想。2月21日付け・28日付けレポートで『予想に反し17日にかけ2052円へ下落ながら、引き続き、「4565そーせいGに続くバイオ関連本命格として急騰再演から大化けに向かう可能性秘める」との予想に変更なし』と指摘。3月4日にかけ2780円へ再上昇。
3月6日付けレポートで「4565そーせいGに続き再上昇本格化に向かう」と予想。7日にかけ2858円へ上昇。3月13日付けレポートで「1:5の株式分割を発表した4528小野薬品工業が上場来高値を再び更新。全体相場の動向を見極めつつ再上昇本格化に向かう」と予想。15日にかけ3070円へ上昇。
3月25日に、岡山大学とiPS細胞由来がん幹細胞の創薬活用を目的とした共同研究契約を18日付けで締結したと発表。これを好感し、一時3060円へ上昇。
3月27日付けレポートで「そーせいGと同様、JPモルガン・アセット・マネジメントの大量保有が明らかとなったバイオ関連。昨年11月26日に付けた戻り高値3265円更新から再上昇本格化に向かう」と予想した通り、S高交え30日にかけ3920円へ一段高。
4月3日付けレポートで「1日にかけ3150円へ急反落。調整が本格化してきたそーせいGの下げ方次第で足を引っ張られる可能性もあろうが、中長期的には4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として、大化けに向かう」と予想。4日に3815円へ急反発の後、そーせいGの一段安に足を引っ張られる格好で売り直されたが、子会社 Heptares と Allergan とのアルツハイマー病等の中枢神経系疾患に対する新規治療薬の開発・販売提携発表を好感したそーせいGがS高を交え急伸となった事から、6日の3160円を安値に切り返し。20日にかけ4180円へ一段高。
がん細胞のみを標的とする分子標的薬には、低分子化合物とモノクローナル抗体の2種類ある。同社は、リン酸基を付加する(リン酸化)事で細胞間の信号を伝達しているキナーゼを標的とした低分子化合物の分子標的薬キナーゼ阻害剤の創薬を目指している。キナーゼが異常化すると細胞増殖の指令を出し続ける。この異常キナーゼに阻害薬を結合させ、がん細胞の異常増殖抑える。
さらに、3月25日に発表した岡山大学とiPS細胞由来がん幹細胞の創薬活用を目的とした共同研究では、がん細胞を生み出す「がん幹細胞」を殺し、がんを完治させる「がん幹細胞性阻害剤」の研究に着手。
がんが再発した場合、以前使っていた抗がん剤が効かない。がん再発と抗がん剤に対する耐性の元凶が「がん幹細胞」にある。「がん幹細胞性阻害剤」によるがんの完治を目指す。
引き続き、「全体相場動向や短期指標の過熱次第で折りに触れ短期調整もあろうが、中長期的には昨年5月買い推奨値から7倍高超えの4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として、大化けコースを歩んでいる」との予想に変更なし。

(2)4565そーせいGが、増し担保規制を嫌気し売られたが、切り返し急。22日を高値引けで引け新値

4565そーせいグループが、4月20日にかけ2万5170円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続いた後、21日付けでみずほ証券が「買い継続」、目標株価を1万8460円から3万300円へ引き上げ。22日に増し担保規制を嫌気し売られたが、2万2650円を安値に切り返し。2万4980円高値引けで引け新値。
昨年12月20日付けレポートで『4月24日の3405円、5月初めの3200円台で買い推奨。5月12日に日本網膜研究所改めヘリオスの上場が決定した後、13日の3350円でも買い推奨。この日引け後に発表した前期比10.75倍増益予想という驚愕の決算を好感し、14日よりS高発進。6月19日にかけ8780円へ急騰。買い推奨値から2.5倍高超えを演じたヒット銘柄。
公募増資を嫌気し9月24日にかけ3550円へ急落した後、10月30日より再動意。好材料発表が相次ぎ再騰。ファイザー製薬に対する第三者割当増資の発行価格が8537円に決まった12月14日にかけ1万580円へ一段高。上場来高値更新を果たした後、信用規制強化を嫌気し、16日にかけ8740円へ反落。
みずほ証券が12月10日にレーティング「買い」を継続。目標株価を8360円から1万6450円へ引き上げ。いちよし経済研究所が18日にレーティング「A」を継続。目標株価を8600円から1万4000円へ引き上げ。
バイオ関連本命格として、大化けコースを歩んでいると予想する』と指摘。
年明け1月7日にかけ1万1710円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続いた後、全体相場急落の煽り受け18日にかけ9080円へ下落したが、突っ込みにはすかさず買いが入る展開。1月26日付けレポートで「全体相場の動向を見極めつつ再上昇に向かうのは時間の問題」と予想した通り、グリコピロニウム臭化物(NVA237、「シーブリ」)及びグリコピロニウム臭化物を含有する配合剤(QVA149、「ウルティブロ」)を導入しているノバルティス社の好決算発表を好感し、29日にかけ1万2100円へ一段高。再び上場来高値を更新。青天相場再開に。
2月1日にかけ1万3180円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続いた後、全体相場急反落の煽り受け下落したが、10日の9660円を安値に切り返し。
2月4日午後にJPモルガン・アセット・マネジメントの大量保有が明らかに。『引き続き、「全体相場動向や短期指標の過熱次第で折りに触れ短期調整もあろうが、中長期的にはバイオ関連本命格として、大化けコースを歩んでいる」との予想に変更なし』とお伝えしてきた通り、19日にかけ1万4100円へ一段高。青天相場を上場来高値更新再開。
3月6日付けレポートで『青天相場を上場来高値更新継続ながら、1万8000円台に乗せてきた4日の「ライブ中継会員」で指摘した通りさすがにいったん調整に転じる』と予想した通り、4日の1万8900円を高値に調整。24日にかけ1万5220円へ下落。
3月27日付けレポートで『再上昇に向かうと予想する。3月25日引け後に下限行使価格236円の行使価額修正条項付新株予約権発行を発表した4563アンジェスMGがPTSで急落した事から、週明けバイオ関連全般への悪影響が懸念されたが、日本経済新聞電子版が3月26日に「そーせいグループが今秋にも東証1部へ市場変更を申請する方針」と報じた」と指摘。
3月28日に1万7990円へ再上昇したが、4月1日にかけ1万5020円へ下落。4月3日付けレポートで「3月24日安値を割り込み、調整本格化に向かおう」と指摘した通り、6日にかけ1万3380円へ一段安。
4月7日に子会社 Heptares と Allergan とのアルツハイマー病等の中枢神経系疾患に対する新規治療薬の開発・販売提携を発表。同時に赤字転落も発表したが、本提携により、Heptares が約137億円の契約一時金、さらに最初の3つの化合物の開発の進捗や上市に応じて最大約730億円の開発マイルストン、販売目標の達成に応じて最大約2743億円の販売マイルストンを受領する事から、買い殺到。S高交え再び上場来高値を更新。

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東証M4594 グリーンペプタイド (4月22日終値1733円)

(1)1月買い推奨値から2倍高超え演じた後、計算通りの増し担保規制を嫌気して急反落。4月6日666円突っ込み買いもピッタリ的中。増し担保規制のまま3倍高超え!1月買い推奨値から5倍高超え!

1月19日の566円どころより「バイオ関連として、買い」と予想した後、全体相場一段安の煽り受け予想に反し下落。22日寄り付き422円どころより「買い」と予想。372円を安値に切り返し。
1月23日付けレポートより以下の通り解説。
『久留米大学発の創薬バイオベンチャー。昨年10月22日に新規公開。公募価格450円に対し初値414円で生まれた後、下落。12月25日の235円で底打ち反転。
久留米大学、4901富士フイルムHDと共同開発した免疫治療薬「がんペプチドワクチン」が2018年にも医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ薬事承認申請する方針と一部に報じられ、S高連発で今年1月14日にかけ615円へ急騰。上場来高値更新が続いた後、調整中。
赤字続くも、富士フイルムへ導出のがんペプチドワクチンITK-1が、前立腺がん患者対象に2013年6月より第Ⅲ相臨床試験実施。がんペプチドワクチンGRN-1201は、現在米国で非臨床試験を実施中。米FDAにメラノーマ患者対象に第Ⅰ相臨床試験に入る予定。
上場日から90日間を経てロックアップ解除の売りが出ている模様ながら、直近IPOのバイオ関連本命格として、押し目買いと予想する。4565そーせいグループにはファイザー製薬が、4572カルナバイオには4528小野薬品工業とジョンソン・エンド・ジョンソンが、グリーンペプタイドには4901富士フイルムHDがついており、大化けに向かう可能性秘める』

1月31日付けレポートで「ロックアップ解除の売りを吸収し、再上昇に向かうのは時間の問題」と予想。2月6日付けレポートで「3日にかけ511円へ上昇した後、全体相場急反落の煽りもあって5日にかけ400円へ下落ながら、全体相場の動向を見極めつつ、直近IPOのバイオ関連本命格として再上昇本格化に向かうのは時間の問題」と予想。12日にかけ376円へ下落。
2月13日付けレポートで「12日に第3四半期決算発表を終え、再上昇に向かうと予想する。4565そーせいグループにはファイザー製薬が、4572カルナバイオには4528小野薬品工業とジョンソン・エンド・ジョンソンが、グリーンペプタイドには4901富士フイルムHDがついており、直近IPOのバイオ関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める」と指摘。
4565そーせいグループが青天相場を上場来高値更新再開となる中、4563アンジェスMG、4576デ・ウエスタン・セラピテクス、2342トランスジェニック、4579ラクオリア創薬、77773Dマトリックス、4593ヘリオスなどバイオ関連に好材料発表が相次ぎ、18日にかけ450円へ上昇。
2月21日付けレポートで「三角保ち合い上放れから2段上げに向かうのは時間の問題」と予想。22日にかけ470円へ上昇した後、伸び悩み。
3月6日付けレポートで「全体相場の動向を見極めつつ三角保ち合い上放れから2段上げに向かう」と予想。11日にかけ498円へ上昇。3月13日付けレポートで「全体相場の動向を見極めつつ三角保ち合い上放れから2段上げ本格化に向かう」と予想。17日朝方にかけ547円へ上昇。戻り高値更新が続いた後、反落ながら、18日の471円を安値に切り返し。突っ込みにはすかさず買いが入る展開。
3月16日に新規公開の3537昭栄薬品が3日連続S高。18日に新規公開の6190フェニックスバイオもS高。昭栄薬品はバイオ関連ではないが、いずれにせよIPOが買い人気。
3月20日付けレポートで「2段上げ本格化に向かう」と予想した通り、5日続伸で25日を579円高値引けにより引け新値。
3月27日付けレポートで以下の通り解説。
『25日引け後に下限行使価格236円の行使価額修正条項付新株予約権発行を発表した4563アンジェスMGがPTSで急落した事から、週明けバイオ関連全般への悪影響が懸念されたが、日本経済新聞電子版が3月26日に、「4565そーせいグループが今秋にも東証1部へ市場変更を申請する方針」と報じる。
引き続き、「4565そーせいグループにはファイザー製薬が、4572カルナバイオには4528小野薬品工業とジョンソン・エンド・ジョンソンが、グリーンペプタイドには4901富士フイルムHDがついており、直近IPOのバイオ関連本命格として大化けに向かう可能性秘める」との予想に変更なく、上場来高値更新から青天相場入りに向かうと予想する』

予想通り3月28日に上場来高値更新。青天相場入り。S高交え4月1日にかけ909円へ急騰。1月買い推奨値から2倍高超え果たす。

(2)同社のがんペプチドワクチンは最も進化したキラーT細胞を増やし、がん再発や増殖を防止する免疫療法では最強の特異的免疫療法。短期的にいったん調整が予想されるも、中長期的には昨年5月買い推奨値から7倍高超えの4565そーせいGに続くバイオ関連本命格として、大化けコースを歩んでいると予想する

4月3日付けレポートより「増し担保規制接近により、短期的にいったん調整に転じると予想するが、中長期的には4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として、大化けコースを歩んでいく」と予想。4日の990円を高値に計算通りの増し担保規制を嫌気し、急反落。
4月6日の685円どころより「買い下がり」と、25日線からの上方乖離が15%未満となってきた666円どころより「買い」と予想した通り、S高連発で21日にかけ2229円へ3.3倍高。1月買い推奨値から5.2倍高を演じた後、さすがに急反落。22日に1715円S安売り気配に張り付いたが、そーせいGが切り返し急。高値引けで引け新値となるに伴い、買い入る。
同社のがんペプチドワクチンは、最も進化したキラーT細胞を増やし、がんの再発や増殖を防止する免疫療法では最強の特異的免疫療法。
がん細胞を認識し、排除する免疫細胞として、ナチュラルキラー(NK)細胞、NKT細胞、キラーT細胞(細胞傷害性T細胞あるいはCTLとも呼ばれる)、マクロファージ、樹状細胞、ヘルパーT細胞、B細胞が知られ、NK細胞をサイトカインと呼ばれる物質で活性化したLAK(ラック)細胞による治療もあるが、これらの中で最も進化したタイプが特異免疫のキラーT細胞。キラーT細胞とそれ以外の細胞との最大の違いは学習能力の有無。NK細胞やNKT細胞に学習能力はないが、キラーT細胞には学習能力がある。がん細胞の目印であるがん抗原をワクチンとして投与する事により覚え込ませ、より強力な抗がん作用を誘導する事が可能。ペプチドに特異的かつがん細胞を選択的に攻撃するという意味で特異的免疫療法と呼ばれる。
丸山ワクチンなど、日本で受けることのできるがんワクチン療法の殆どは、キラーT細胞ではなく、マクロファージやナチュラルキラー細胞という、特異性が明らかではない免疫細胞を増やし(活性化させ)がんの再発や増殖を防止しようとする非特異的免疫療法。特異的免疫療法はキラーT細胞のクローン増殖(1日に同じ細胞が2倍になる)をもたらすことができるが、非特異的免疫療法では不可能。免疫療法では特異的免疫療法が最も強力で、非特異的免疫療法は特異的免疫療法を補助するに過ぎない。
マクロファージ、NK、NKT、LAK細胞は非特異免疫と呼ばれ、1970年代前後に非特異免疫を強力に活性化する研究がなされた。医薬品として承認されているものもある。また、患者の血液細胞を体外に取り出し、試験管内で活性化して患者体内に戻す細胞療法もあり、LAK療法がこれに分類される。取り出した血液細胞を種々のサイトカインと共に培養すると樹状細胞と呼ばれる特殊な細胞へと誘導できる。
樹状細胞はワクチンなどの抗原情報をキラーT細胞やヘルパーT細胞に効率よく提示。樹状細胞療法も細胞療法だが、ワクチンと併用される事が多い。
4565そーせいグループの値動きを見極めつつ、短期的にいったん調整が予想されるも、中長期的には昨年5月買い推奨値から7倍高超えの4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として、大化けコースを歩んでいると予想する。

4564オンコセラピー・サイエンスも、4月20日にかけ378円へ一段高。
4月15日の339円どころで「バイオ関連出遅れとして、買い」と予想した通り361円へ急伸。

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東証JQ外国4875 メディシノバ・インク(4月22日終値916円)

【FDAからファストトラック(優先承認審査制度)指定が4本。オーファンドラッグ(希少疾患治療薬)指定が2本。NIHの助成金による治験進行が4本。引き続き、「折に触れ短期調整もあろうが、中長期的には買い推奨値から7倍高超えの4565そーせいGに続くバイオ関連本命格として、大化けコースを歩んでいる」との予想に変更なし】

「ライブ中継会員」で「日経225はもう昨年6月高値を抜けないと予想されるため、日本株全体に敢えて全面買い指示は出さないが、個別材料株は事実上全面買いだ」と指摘した2月12日前引け492円より「源太バトル銘柄会員」で買い推奨。26日にかけ790円へ上昇した後、調整。
3月2日の695円どころより「バイオ関連として、買い」と予想した後、下落したが、11日朝方の623円を安値に切り返し。三角保ち合い上放れ。新値追い再開。31日にかけ1000円へ一段高。
4月3日付けレポートで以下の通り解説。
『米国カリフォルニア州に本社を置く創薬ベンチャー。日本の製薬会社から導入した新薬候補物質を、新たな適応症に向け欧米で開発。
赤字続きながら、昨年8月に米国で公募増資を実施。今後3年間の開発資金の一部を確保すると共に、世界最大級の投資信託会社Fidelity Management and Research LLC が主要株主に。
MN-166が、昨年6月にFDAからクラッベ病(非常に稀な遺伝性の神経変性疾患。現在、根治療法はなく、通常2歳までに死に至ると言われる難病)治療適応に対するオーファンドラッグ(希少疾患治療薬)指定。同じく6月に進行型多発性硬化症フェーズ2b臨床治験の患者登録が完了。7月にはアルコール依存症フェーズ2a臨床治験の患者登録が完了。
MN-001は、昨年7月にNASH(非アルコール性脂肪性肝炎) 適応の新たな臨床治験プロトコルがFDAから承認。9月にFDAからIPF(特発性肺線維症)適応のファストトラック(優先承認審査制度)指定。IPFは既に2014年10月にオーファンドラッグ指定。
昨年11月19日に、MN-001 の高中性脂肪血症を伴う NASH 患者を対象とするフェーズ 2a 臨床治験開始を発表。
12月7日に、MN-166 の ALS(筋萎縮性側索硬化症)を適応とする臨床治験に関するカリフォルニア ALS Pac10・リサーチネットワークミーティング第 6 回年次総会における発表のお知らせを発表。
12月10日に、第 54 回米国神経精神薬理学会年次総会における アルコール依存症を適応とする MN-166 の臨床治験に関するポジティブな結果発表のお知らせを発表。
12月14日に、第 26 回 ALS/MND 国際シンポジウムにおける ALS(筋萎縮性側索硬化症)を適応とするMN-166 の臨床治験中間解析に関するポジティブな結果発表のお知らせを発表。
12月15日に、MN-029 (デニブリン)二塩酸塩に対する中国における特許承認を発表。
12月16日に、MN-166(イブジラスト)の筋萎縮性側索硬化症(ALS)適応に対するFDA のファストトラック指定承認を発表。
今年1月14日に、MN-029 (デニブリン)二塩酸塩に対するヨーロッパにおける特許承認を発表。
1月19日に、MN-166 の早期乳児型クラッベ病治療適応に対するFDA の希少小児疾患治療薬候補指定を発表。
1月28日に、MN-001 及び MN-002 の肝線維化を認める進行型 NASH を適応とする特許承認を発表。
2月8日に、MN-166のオピオイド依存症治療を適応とするフェーズ2臨床治験結果についてBehavior Biology and Chemistry年次総会シンポジウムでの発表(3月5日)のお知らせを発表。
2月12日に、MN-166のメタンフェタミン(覚醒剤)依存症を適応とするフェーズ2臨床治験についてBehavior Biology and Chemistry年次総会シンポジウムでの発表(3月5日)のお知らせを発表。
2月23日に、MN-166 の ALS を適応とする臨床治験に関するアブストラクトの米国神経学会第 68 回年次総会における発表(4月20日)採択を発表。
3月7日に、MN-166のオピオイド依存症治療を適応とするフェーズ2臨床治験に関するポジティブな結果を発表。
3月8日に、MN-166のALS(筋萎縮性側索硬化症)を適応とする特許承認を発表。
3月22日に、MN-166 の進行型多発性硬化症適応に対するFDA のファストトラック指定承認を発表。
3月24日に、MN-001 及び MN-002 の高中性脂肪血症、高コレステロール血症及び高リポタンパク血症を適応とする特許承認を発表。
3月28日に、MN-001 に対する中国における特許承認を発表。
3月31日に、MN-166のメタンフェタミン(覚醒剤)依存症を適応とするフェーズ1b臨床治験結果のDrug and Alcohol Dependence への論文掲載を発表。
4月1日引け後に、2007年3月30日(米国太平洋夏時間)開催の定時株主総会で導入が承認された従業員株式購入プランの実施に伴い、今年4月1日(米国太平洋夏時間)に20,715株の新株を発行し、その全てを本プラン参加者である従業員に割り当てたと発表。ナスダックを7.90ドルで終了。単純に為替換算すると881円ながら、ナスダック前日比で7.63%高。
既に、FDA(米国食品医薬品局)からファストトラック(優先承認審査制度)指定が、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、メタンフェタミン(覚醒剤)依存症、NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)、IPF(特発性肺線維症)の4本。オーファンドラッグ(希少疾患治療薬)指定が、クラッベ病、IPF(特発性肺線維症)の2本。
また、進行型多発性硬化症、メタンフェタミン(覚醒剤)依存症、オピオイド(麻薬)依存症、アルコール依存症の4本が、米国国立衛生研究所(NIH)からの助成金で治験進行中。
4月3日付け毎日新聞が、「全身の筋力が低下する進行性の難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」について、特定の遺伝子の異常が発症の原因になっていることを解明したとして、岡野栄之・慶応大教授(再生医学)らのチームが米科学誌ステム・セル・リポーツに発表した」と報じる。
4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として、大化けコースを歩んでいると予想する』

4月10日付けレポートより「5日にかけ1057円へ一段高。新値追いが続いた後、8日にかけ861円へ反落ながら、中長期的には昨年5月買い推奨値から6倍高超えの4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として、大化けコースを歩んでいる」と予想。19日にかけ1100円へ一段高。
引き続き、「全体相場動向や短期指標の過熱次第で折りに触れ短期調整もあろうが、中長期的には昨年5月買い推奨値から7倍高超えの4565そーせいグループに続くバイオ関連本命格として、大化けコースを歩んでいる」との予想に変更なし。

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