東京株式市場は、6月20日付けレポートで「22日に緊急開催か決まったユーロ圏首脳会議におけるギリシャ金融支援協議の結果を見極めつつ、6月25日転換点<小>を迎え、下げ本格化に向かう」と予想した後、23日より「6月25日転換点<小>を迎え、日経225先物オプション7月物プット・8月物プットが26日にかけ買いと予想する。投資資金0になってもいい資金の範囲内で」と、24日にも「引き続き、6月25日転換点<小>を迎え、7月物プット・8月物プットが26日にかけ買いと予想する。投資資金0になってもいい資金の範囲内で」と、25日も「転換点<小>6月25日を迎え、下げが本格化していくと予想する。引き続き、7月物・8月物プットが、26日にかけ買いと予想する。投資資金0になってもいい資金の範囲内で。個別材料株も、保有株数を減らし、軽くしておいた方がいい」と予想した通り、24日に付けた2万952円を高値にドンピシャのタイミングで反落。26日にかけ2万650円へ下落。上海総合指数が一時8%超安。暴落に。

 

6月26日の夜間取引で日経225先物が2万890円を回復、27日に中国人民銀行が追加利下げを発表したが、欧州連合(EU)が27日に開いたユーロ圏財務相会合で、ギリシャの6月末金融支援期限延長を拒否。ギリシャが7月5日に実施すると表明した国民投票を牽制。ギリシャは、30日に国際通貨基金(IMF)へ15億ユーロ超の支払いを迎え、債務不履行(デフォルト)が現実味を帯びる中、6月28日付けレポートで「転換点<小>6月25日を経て、2段上げ終了による一段安に向かう」と予想した通り、29日にかけ2万93円へ急落した後、中国株暴落の割に予想以上の強さで7月2日にかけ2万601円へ反発。

 

7月4日付けレポートで「今週はまず、ギリシャが財政緊縮策受け入れの賛否を問うため、7月5日に行う国民投票の結果を見極め。世論調査の財政緊縮策受け入れ賛成と反対が拮抗。賛成が徐々に増えつつある。反対が勝てば、一段安に向かおう。賛成が勝った場合も、短期的には上昇に向かい、6月24日高値を更新する可能性もあろうが、上昇は数日に止まり、再び下落に転じる」と予想した通り、9日にかけ1万9115円へ急落。

日経225先物が7月9日午前9時33分にド安値1万9100円を付け、戻りに入りつつあった9時41分の1万9150円どころで日経225先物オプション7月物プットに利食い売り指示を、朝方より個別材料株の一角に打診買い指示を発した通り、ドンピシャのタイミングで切り返し急。暴落していた上海総合指数も8日を安値に猛反発する中、10日夜間取引にかけ2万90円を回復。予想以上の急反発となった。

 

7月11日付けレポートで『12日の欧州連合(EU)首脳会議でギリシャ支援再開が決まれば、週初高で始まろうが、再度下落に向かった後、転換点<小>7月16日前後から再び反発と予想する。14日~15日に開催される日銀金融政策決定会合で黒田日銀総裁がバズーカ第3弾(黒田刀3本目)を打たない(抜かない)限り、底値もみあいが続いた後、7月28日8月4日転換点<中>を迎え、2段上げ終了による急落からの大底形成となり、3段上げ開始へ向かう事になろう。転換点<小>7月16日前後にかけ再度急落となった場合は、下げ方次第で転換点<中>7月28日前後と2段構えの「日本株全面買い指示」を発令する可能性も』と指摘した後、14日の2万420円どころより「日経225先物オプション8月物プットが買いと予想する。投資資金0になってもいい資金の範囲内で」と指摘したが、予想に反し日経225が17日にかけ2万658円へ5日続伸。日経225先物が夜間取引で2万730円へ一段高。9日にかけての急落は的中したが、急落後の戻りの強さは外した。

 

7月19日付けレポートで「再度下落に転じると予想したいところだが、先週の短期予想を外した直後だけに、ナスダックに続き新値更新に向かうか、再度下落に転じるか、もみあうか、見極め」と指摘。21日にかけ2万850円へ6連騰となったが、日経225先物が夜間取引で2万730円へ上昇した17日大引け間際より「8月物プットが買いと予想する。投資資金0になってもいい資金の範囲内で」と指摘した通り、24日夜間取引にかけ2万360円へ反落。

 

7月26日付けレポートで『一段安に向かうと予想する。7月28日8月○日転換点<中>を迎え、下げ方次第では、1999年1月、2003年4月、2012年6月・11月、2013年6月7日、2014年2月4日に続く「日本株全面買い指示」を発令する可能性が』と指摘。日経225先物が27日夜間取引にかけ2万50円へ下落した後、日経225転換点<中>7月28日朝方に付けた2万70円を安値に切り返し。31日にかけ2万585円を回復。日柄的には転換点<中>7月28日がドンピシャのタイミングとなったが、下げ幅が足りず、「日本株全面買い指示」は発令できなかった。

 

7月31日のNY市場は小幅安。シカゴ日経平均先物が2万600円で終了。ドル/円が123.89円。

 

日経225先物を始め全体相場の今後の予測、短期・中期・長期予想は勿論、昨年12月13日付レポート「会員制投資戦略」(レポート会員)よりお伝えしてきた2015年相場年間予測、さらに2036年までの未来予測について詳しくは、先ほど「会員制投資戦略」(レポート会員)にアップした8月2日付け週末レポート「今週の投資戦略その1」(レポート会員)を参照。