1.今週の東京株式市場

(1)上昇が続くと予想する。大納会を12月30日に迎え今年も残すところ2営業日。年明け1月5日までの正月休み中は海外を見極めるしかないが、まずは掉尾の一振に期待

東京株式市場は、12月20日付レポートで「上昇が続く」と予想した通り、日経225先物が12月26日夜間取引にかけ1万7940円へ上昇。

12月26日のNY市場も、上昇。NYダウ、S&P500が史上最高値更新。シカゴ日経平均先物が1万7920円。ドル/円が120.40円で終了。

今週も、上昇が続くと予想する。大納会を12月30日に迎え、今年も残すところ2営業日。年明け1月5日大発会までの正月休み中は海外市場の動向を見極めるしかないが、まずは掉尾の一振に期待したい。

昨年12月14日付レポートよりお伝えしてきた2014年相場予測は、「1月から2月前後にかけ上昇が続いた後、2月前後を高値にいったん下落。4月前後が買い場となって再び上昇。8月前後を高値に秋は調整もあろうが、年末にかけ上昇が続く」。2012年相場予測、2013年相場予測に続き、ほぼ的中した事は皆様ご存知の通り。

12月13日付レポートより公開した2015年相場予測は、「2月前後にかけ上昇が続いた後、2月前後を高値にいったん調整。3月前後が買い場となって再び上昇。5月前後を高値に2段上げ終了の下落。7月前後が再び買い場となって3段上げ開始。上げ下げしながらも年末にかけ上昇が続く」。

中長期的には引き続き、2012年6月9日付レポートよりお伝えしてきた通り「2012年6月4日のTOPIXバブル崩壊以降の安値更新は日経225で2008年10月28日安値6994円、2009年3月10日安値7021円更新に相当し、大底・歴史的買い場になった」との予想に変更なく、折に触れ短期調整もあろうが、2003年春からお伝えしてきた長期予測の通り、「2012年春を大底に2016年中盤にかけ約4年間にわたる上昇が続く」との予測に変更なし。

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(2)2015年相場予測「2月前後にかけ上昇後、2月前後を高値に一旦調整。3月前後から再び上昇。5月前後を高値に下落。7月前後から再び上昇。年末にかけ上昇が続く」

2016年にかけての上昇幅について、2012年11月より「2003年春から2007年春にかけ約4年間にわたる上昇。2007年夏ダブルトップからの急落を予測・的中させた時と同様、今回も2016年中盤にかけTOPIXで1900ポイントを目指す過程で3段上げを描き、まずは1段上げが今年2012年6月安値から来年2013年中盤で1225ポイント前後。半年間の調整を経て、2段上げが2013年末から2015年中盤で1783ポイント前後。そして3段上げが2016年中盤にかけ1900ポイントを目指す展開を想定。あくまでも日柄重視で値幅については、あてにならないと考えて頂きたい」とお伝えしてきた。

既に2013年5月高値が想定を上回った。2020年東京オリンピック開催決定後は、「さらに上値が切り上がる可能性が出てきた」と指摘。

かねてより、『2008年のリーマンショック以降、QE1、QE2実施による急激な円高という為替のマジックにより、日本株は辛酸を舐めてきたが、円高は2012年9月のQE3実施で出尽くした。安倍総理誕生により「QE4は日本がやる事になる(円紙幣を刷りまくる)」という弊社代表取締役前池英樹のシナリオが現実のものとなり、円安が鮮明化。今度は為替のマジックにより、米国株より日本株の方が上がり易い環境が整う。日本経済・株式市場は、2012年に消費税引き上げの方向性が決まらなければ、最悪のシナリオとして「2015年日本破綻」の可能性もあったが、2003年春からお伝えしてきた長期予測の通り最悪のシナリオは回避された。2012年6月4日のTOPIXバブル崩壊以降の安値更新が、歴史的買い場になったとの予測に変更なく、円高、デフレも終焉することになろう。後は、解散・総選挙による安倍総理誕生を待つのみ』とお伝えしてきたが、遂に2012年12月26日に安倍総理が誕生。

さらに、弊社代表取締役前池英樹は約20年前より「長期的には少子高齢化に伴う人口減少に対する抜本的対策として移民政策に踏み切れるかどうかが日本の永遠の課題」とお伝えしてきたが、遂に2013年8月1日に政府が開いた国家戦略特区作業部会でまとめた規制改革の中で、介護、医療、農業分野に特定しつつも、外国人労働者の受け入れ、つまり、移民政策に言及。 弊社代表取締役前池英樹が過去の大型バブル崩壊チャート(1929年世界恐慌時のNYダウ暴落チャート、1919年大正・昭和バブル崩壊時の暴落チャート)と世界各国の人口動態(人口ピラミッド)を独自分析した結果、2003年春からお伝えしてきた長期予測は以下の通り。

【1989年末を高値としたバブル崩壊から約13年後の2003年春を大底に2007年春にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2007年夏以降、調整色を強め急落。

2008年春にかけ下落が続いた後、2008年春を底に2008年末にかけ急反発。2008年末を戻り高値に2009年春にかけ調整した後、2009年末にかけ切り返し。2010年中盤に再び急落。小戻した後、2012年春にかけジリ安。

2012年春を大底に2016年中盤にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2016年中盤を高値に秋にかけ急反落。2019年にかけボックス相場が続いた後、2019年中盤から2036年初めにかけ上昇】

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2.今週の注目銘柄

 

日経225先物オプション2015年1月物コール

【12月16日夜間取引安値から18250コールが24日にかけ6.7倍高!17500コールが26日夜間にかけ6倍高!正月休み挟むため、保有玉の半分を利食い売りと予想する】

12月7日付レポートで「転換点<中>12月5日を経て日経225先物が調整となった場合、2015年1月物コールが買いと予想する。投資資金0になってもいい資金の範囲内で」と指摘した後、9日後場より「明日にかけ買いと予想する。投資資金0になってもいい資金の範囲内で」と指摘。日経225先物が1万7030円へ一段安となった11日朝方より「買いと予想する。投資資金0になってもいい資金の範囲内で」と指摘。

12月13日付レポートで「14日に投開票される衆議院選挙の結果を受け、日経225先物と共に上昇に向かうと予想する。万が一、上昇しなかった場合は、次なる転換点<中>12月18日前後が買い場になると予想」した後、17日朝方より「転換点<中>12月18日を迎え、本日より19日にかけ買いと予想する。 投資資金0になってもいい資金の範囲内で」と指摘。

12月20日付レポートで「日経225先物の上昇が続くと予想され、基本持続と予想するが、伸び悩んだ場合や1日でも反落した場合、時間価値の減少によりプレミアムがはげるので、手堅くいくなら、保有玉の半分を利食い売り。残り半分で倍率を狙うのが賢明か」と指摘。

18500コールが、12月10日高値145ポイントから下落。11日安値60ポイントから12日に150ポイントへ上昇した後、再び下落。16日夜間取引安値19ポイント、17日朝方安値20ポイントから19日夜間取引にかけ115ポイントへ上昇。16日夜間安値から6倍高。

18250コールが、12月10日高値220ポイントから下落。11日安値90ポイントから12日に210ポイントへ上昇した後、再び下落。16日夜間取引安値26ポイント、17日朝方安値29ポイントから24日にかけ175ポイントへ上昇。16日夜間安値から6.7倍高。

18000コールが、12月11日安値145ポイントから12日に295ポイントへ上昇した後、再び下落。16日夜間取引安値42ポイント、17日朝方安値47ポイントから24日にかけ270ポイントへ上昇。16日夜間安値から6.4倍高。

17750コールが、12月16日夜間取引安値65ポイント、17日朝方安値75ポイントから24日にかけ395ポイントへ上昇。16日夜間安値から6倍高。 17500コールが、12月16日夜間取引安値90ポイント、17日朝方安値110ポイントから26日夜間取引にかけ555ポイントへ上昇。6.1倍高。

今週も、日経225先物の上昇が続くと予想されるが、年明け1月5日大発会まで正月休みを挟むため、大納会12月30日までに保有玉の半分を利食い売りと予想する。

オプションの買いはSQにかけ時間価値の減少もあり予想が外れると投資資金0のハイリスクを追うが、先物や空売りと違って最初から最大損金が確定していると共に、急騰・急落場面で100倍高を超える大化けが出る可能性がある。

2003年5月からの急騰の時に7月物で575倍高コール(1万円が575万円、10万円が5750万円、100万円が5億7500万円、1000万円が57億5000万円)が、

2008年10月のリーマンショックの時に1000倍プット(1万円が1000万円、10万円が1億円、100万円が10億円、1000万円が100億円)が、

2011年3月の東北大震災の時に1300倍プット(1万円が1300万円、10万円が1億3000円、100万円が13億円、1000万円が130億円)が、

2012年11月からの急騰により2013年1月物で335倍高(1万円が335万円、10万円が3350万円、100万円が3億3500万円、1000万円が33億5000万円)が飛び出した。

そして、実際に今回も10月31日の黒田バズーカ第2弾による急騰に伴い、11月物17000コールがわずか26時間で310倍高、約2営業日で450倍高、約10営業日で549倍高(1万円が549万円、10万円が5490万円、100万円が5億4900万円、1000万円が54億9000万円)という記録的な倍率を叩き出した。

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続き及び完成版は、明日夕方にアップします。