東京株式市場は、3月8日付レポートで「3月10日転換点〈中〉を迎え、底打ち反転に向かう」と予想。9日より「明日10日にかけ日経225先物オプション3月物コールを買い」と予想。日米共に10日は下髭の長い陽線となったが、11日のNYが急反落で早くも10日安値を更新。12日19時より「明日13日にかけ日経225先物オプション4月物コールを買い」と予想。NYがブラックマンデー以来の下落率を記録した後、13日の日経225が1万6690円を安値に切り返し急。陰線ながら長い下髭を形成。ポスト中国として世界経済の未来を占う上でも重要視してきたインドがようやく長い下髭の大陽線。買い気配で始まったNYが3指数とも9%高を超え、2008年10月以来の上昇率を記録した。

3月15日付レポートで「週初高で始まった後、ダブル底を試す可能性も否定できないが、上昇が続く」と予想。16日寄り付き前にFRBによる1%緊急利下げや量的緩和再開、6大中央銀行の協調によるドル供給などが発表されたが、NYダウの時間外取引が急落。日銀も金融政策決定会合を緊急開催。ETF買い入れ上限をこれまでの2倍となる年間約12兆円に拡大。日経225先物が16日夜間の1万5860円を安値に切り返し急。日経225は19日にかけ1万6358円へ一段安ながら、1万6000円台を死守。TOPIXは13日と17日をダブル底に19日にかけ3日続伸となった。

3月19日大引け間際より「23日にかけ日経225先物オプション4月物コールを買い」と予想。

3月18日午前1時半頃、トランプ大統領が1兆ドルの景気刺激策の検討に入った事が明らかに。NYも18日安値から下げ渋った。19日午前2時頃に、ジョンソン英首相がベーシック・インカムの可能性にも言及。

東京休場の3月20日は、世界も軒並み高となったが、カリフォルニア州に続くニューヨーク州の自宅待機命令を嫌気したNYが急反落。18日安値は何とか死守した。

3月22日付レポートで「上昇が続くと予想する。NYもSQ明け。TOPIXに続き、日経225や世界市場も底打ち反転鮮明化に向かおう」と指摘した後、23日寄り付き前より「本日3月23日転換点〈中〉を迎え、日経225先物オプション4月物コールが買い」と予想した通り、TOPIXが6連騰を交え27日にかけ一段高。日経225も25日にかけ1万9564円へ3連騰。4月物コール10倍高超えが飛び出した。NYダウも23日の1万8213ドルを安値に底打ち反転。26日にかけ22595ドルへ3連騰。

3月29日付レポートで「リバウンド一服から下げ渋る」と予想。4月2日にかけ日経225は4日続落。3日にかけTOPIXが5日続落ながら、値幅的には何とか下げ渋ったと言えよう。

4月5日付レポートで「再上昇に向かうと予想する。新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言から東京ロックダウンが発動された場合も、ショック安は一瞬で買い場となろう」と指摘した通り、10日にかけ日経225が1万9500円へ再上昇。3月25日に付けた戻り高値に迫った。FRBが中小企業に間接融資すると共に低格付け「ダブルB」までのハイイールド債買取りにも着手するという史上初?となる禁じ手の経済対策を発表したNYは、9日にかけ戻り高値更新が続いた。

4月12日付レポートで「上昇が続くと予想する。NYに続き戻り高値更新再開へ向かおう」と指摘。14日に戻り高値を更新した日経225は17日にかけ1万9922円へ一段高。戻り高値更新が続き、2万円の大台に迫ったが、TOPIXは僅かに及ばず。NYは予想通り戻り高値更新継続。

4月19日付レポートでも「上昇が続く」と予想。マザーズジャスダックは20日まで戻り高値更新が続いたが、原油暴落もあって日経225は22日にかけ1万8858円へ反落。NYと共に三角保ち合い形成となった。

4月26日・5月3日合併レポートで「ゴールデンウィークとなる来週にかけては、三角保ち合い上放れに向かう」と予想した通り上放れ。日経225は4月30日の2万365円を戻り高値に伸び悩んだが、マザーズジャスダックは5月8日にかけ戻り高値更新が続いた。米国でもNYダウは4月29日を戻り高値に伸び悩んだが、ナスダックは5月8日まで戻り高値更新が続いた。

5月10日付レポートで「転換点〈小〉5月8日を経て、マザーズナスダックでは短期的にいったん調整が予想されるも、日経225NYダウは再び三角保ち合い上放れにより戻り高値更新再開へ向かう可能性がある。5月13日にも転換点〈小〉を迎え、見極め」と指摘。マザーズが8日を、日経225TOPIXナスダック上海総合が11日を戻り高値に反落。NYダウS&P500は4月29日に付けた戻り高値に及ばなかった。独DAX印SENSEXも4月30日に付けた戻り高値に及ばず。

5月17日付レポートで「上昇に向かうと予想する。NYダウS&P500も戻り高値更新に向かおう」と指摘。18日にNYが急伸。S&P500が早速4月29日に付けた戻り高値を更新。NYダウは戻り高値に及ばなかったが1000ドル高。独DAXも5月20日に戻り高値更新。日経225は21日にかけ2万734円へ一段高。TOPIXナスダックと共に戻り高値を再び更新。マザーズは22日にかけ一段高。年初来高値更新が続いた。

5月24日付レポートで「転換点〈小〉5月20日を経て、短期的にいったん調整が予想されるも、中期的には年間予想の通り上昇が続く」と予想。29日にかけ日経225が2万1955円へ一段高。戻り高値更新が続いた。26日を高値に一服したマザーズも29日に再び年初来高値更新。NYは28日にかけ一段高。

5月31日付レポートで「短期的にいったん調整となる場面もあろうが、中期的には年間予想の通り上昇が続く」と予想。6月4日にかけ日経225が2万2907円へ一段高。戻り高値更新が続いた。5日に日経225先物が2万3000円台乗せ。ナスダックが遂に史上最高値更新。

6月7日付レポートで「6月8日転換点〈中〉を迎え、下落に転じるか見極め」と指摘。NYダウS&P500が8日を、日経225TOPIXが9日を高値にドンピシャのタイミングで急落。11日のNYダウは一時1907ドル安を記録した。ナスダックは10日を66.6ポイント高の1万20ポイントで終了。1万ポイントの大台乗せを果たした後、11日に急反落。

6月14日付レポートで「下落が続くと予想する。小戻す場面もあろうが、年間予想の通り7月にかけ下落が続こう」と指摘。ライブ中継会員ではさらに詳しく「5月27日窓埋めの2万1475円辺りまで下げた後、いったん反発に転じる」と予想してきた通り、15日に日経225で2万1529円へ、先物で2万1330円へ一段安した後、日米中央銀行による追加対策を好感し急反発。三角保ち合いに。

6月21日付レポートで「三角保ち合い下放れに向かう」と予想。日本は下げ渋ったが、NYダウS&P500は三角保ち合い下放れ。ナスダックも6月23日を史上最高値に反落。

6月26日のNY市場が急落。新型コロナウイルス感染者急増のテキサス州とフロリダ州がレストランやバーの営業制限を強化。経済活動再開を急いだ南部や中西部で感染者が増え、景気回復期待の後退が嫌気された。根底にはトランプ大統領再選の不透明感も。

シカゴ日経平均先物は2万2245円で終了。ドル/円終値107.20円。

原油終値38.49ドル。ゴールド終値1780.3ドル。

昨年12月15日付レポートよりお伝えしてきた2020年全体相場予測は、「2月前後に調整もあろうが6月前後にかけ上昇継続。6月前後から下落。〇月前後に底打ち反転。〇月前後にかけ上昇。調整を経て〇〇〇へ」

当初的中したかに見えた「2月前後に調整」は暴落に見舞われ、私・前池・高山の未来予測チャートが描く調整の範囲内を大きく下回った事から外れたと言わざるを得ないが、その後の急反騰によりナスダックが史上最高値を更新。1万ポイントの大台乗せを果たした事もあり、「6月前後にかけ上昇継続」は的中した。

そして、「6月前後から下落」も的中しつつある。

今週の全体相場予測及び個別材料株については、先ほど「会員制投資戦略」にアップした有料週末レポートをご参照下さい