NY始め海外市場の下げが止まらない中、「TOPIXは3月13日と17日をダブル底に既に底打ちしているはず。日経225も16000円台を死守せねばならない」と力説してきた通り、本日3月25日でTOPIXが6日続伸。黒田日銀総裁のETF買い入れ倍増作戦が功を奏し、まずは日経225も16000円死守に成功しました。

 

暴落の最中、毎週火曜日夕方のラジオにおいてNYダウの1000ドル高、1000ドル安をピタピタ連続的中させ、その夜のNYダウの値動きを予想するのが恒例となってきましたが、24日のラジオでも「今夜のNYダウは2000ドル高~3000ドル高」と予想というより今回は祈った通り、NYダウが2112ドル高でほぼ高値引け。NYもようやく急反発してくれました。

 

3月22日付レポートでも「日経225先物が16日夜間の1万5860円を安値に切り返し急。日経225は19日にかけ1万6358円へ一段安ながら、1万6000円台を死守。TOPIXは13日と17日をダブル底に19日にかけ3日続伸。今週は上昇が続くと予想する。NYもSQ明け。TOPIXに続き、日経225や世界市場も底打ち反転鮮明化に向かおう」と指摘。

 

東京五輪延期について心配する声もありましたが、東京五輪延期については2月よりラジオでも「アビガンが劇的に効かない限り、東京五輪の1年延期が現実味を帯びる」という表現で示唆。3月17日のラジオでも「既に五輪延期を織り込んでの16000円台」と予想しました。

日経225の16000円台については、2012年の8000円台から2018年にかけ24000円台へ3段上げで3倍高した上昇に対する半値押しの水準であり、NYダウの18000ドルと同様、下げ止まらなければならない節目と力説してきた事は皆さま御存知の通りだと思います。

 

NYダウの18000ドルは、2009年安値から今年付けた史上最高値の上昇に対する半値押しの水準。

 

< 中略 >

 

新型コロナウイルスのパンデミックについては、1月末よりラジオでも「4月~5月をピークに感染者が減少していく」と予想してきましたが、2月24日にイタリアと韓国で感染者が急増した後からの欧米における展開は予想を超える結果となりました。

各国時間差がありながら世界的に4月~5月をピークに感染者が減少していったとしても、今冬からまた感染が再開し、インフルエンザと同様に毎年恒常化してしまう可能性を秘めていると言わざるを得ません。

 

「東京五輪の延期が確定したら、日本でも感染者急増に伴う国家非常事態宣言や外出制限が出される可能性が高まってきます。欧米で起こっている事が東京でも起きる可能性があるので準備しておきましょう」ともお伝えしてきました。

本日早速、都内で新たに40人以上の感染が確認。小池都知事が本日午後8時から記者会見を開き、今週末は不要不急の外出を自粛するよう要請しました。

 

3月24日のラジオでもお伝えしましたが、昨日の時点で既にTOPIXは3月13日と17日をダブル底に5日続伸していました。リバウンド一服から再度売り直されるタイミングでもあったと言え、それだけに24日のNYは2000ドル~3000ドル高が不可欠だったのです。

本日25日でTOPIXは6日続伸。日経225は3連騰により、まずは真空状態で戻すと予想した水準の下限195000円に到達しました。

一方、NYは昨夜が戻り1発目。今夜は朝高で始まった後、売られる可能性もありますが、ここ数日はNY続伸に期待したいところです。