4連休中のNYが下落。上海再び急落。ゴールド史上最高値に迫る。CME下放れ気味に
東京株式市場は、6月7日付レポートで「6月8日に転換点〈中〉を迎え、下落に転じるか見極め」と指摘。NYダウ、S&P500が8日を、日経225、TOPIXが9日を高値にドンピシャのタイミングで急落。11日のNYダウは一時1907ドル安を記録した。ナスダックは10日を66.6ポイント高の1万20ポイントで終了。年末年始に予想した1万ポイントの大台乗せを果たした後、11日に急反落。
6月14日付レポートで「下落が続くと予想する。小戻す場面もあろうが、年間予想の通り7月にかけ下落が続こう」と指摘。ライブ中継会員ではさらに詳しく「5月27日窓埋めの2万1475円辺りまで下げた後、いったん反発に転じる」と予想してきた通り、15日に日経225で2万1529円へ、先物で2万1330円へ一段安した後、日米中央銀行による追加対策を好感し急反発。三角保ち合いに。
6月21日付レポートで「三角保ち合い下放れに向かう」と予想。日本は下げ渋ったが、NYダウ、S&P500は三角保ち合い下放れ気味。ナスダックも6月23日を史上最高値に反落。
6月28日付レポートで「小戻す場面もあろうが、年間予想の通り7月にかけ下落が続く」と予想。NYダウ、S&P500が小戻す中、ナスダックが7月2日にかけ一段高。史上最高値を再び更新。TOPIXは上値切り下げ型の三角保ち合い煮詰まる。マザーズが急落。6月15日安値を割った。上海総合指数が年初来高値更新。
7月5日付レポートで「転換点〈中〉7月8日前後にかけ下落した後、底打ち反転に向かうと予想するが、予想に反し8日前後にかけ上昇した場合は、8日前後から下げが本格化する可能性も」と指摘。日経225、NYダウの三角保ち合いが続く中、ナスダックが青天相場。上海総合指数が年初来高値更新継続。
7月12日付レポートで「上か下か見極め」と指摘。日経225、NYダウが三角保ち合い上放れ気味から伸び悩み。S&P500は6月8日高値を更新。ナスダックは13日朝高後の急反落から下げ渋り。上海総合指数が16日に急落。
7月19日付レポートで「23日より4連休迎え、見極め」と指摘。ナスダックが21日を史上最高値に反落。上海総合指数が24日に再び急落。東京休場の中、24日のシカゴ日経平均先物が下放れ気味に。
7月24日のNY市場が続落。四半期決算と共に次世代半導体発売の遅れを発表したインテルが急落。米国テキサス州ヒューストン中国総領事館閉鎖の報復として、中国が四川省成都の米国総領事館を閉鎖すると通知。米中対立激化懸念が強まった。
シカゴ日経平均先物は2万2340円で終了。ドル/円終値106.05円。原油終値41.29ドル。
ゴールドが一時1904.6ドルへ急伸。史上最高値に迫った後、1897.5ドルで終了。
7月28日~29日にFOMC。
昨年12月15日付レポートよりお伝えしてきた2020年全体相場予測は、「2月前後に調整もあろうが6月前後にかけ上昇継続。6月前後から下落。〇月前後に底打ち反転。〇月前後にかけ上昇。調整を経て〇〇〇へ」。
当初的中したかに見えた「2月前後に調整」は暴落に見舞われ、私・前池の未来予測チャートが描く調整の範囲内を大きく下回った事から外れたと言わざるを得ないが、その後の急反騰によりナスダックが史上最高値を更新。1万ポイントの大台乗せを果たした事もあり、「6月前後にかけ上昇継続」は的中した。
「6月前後から下落」は、NYダウ、S&P500が6月8日を、日経225、TOPIXが9日を、ナスダックが10日を高値に予想通り下落したが、ナスダックは早くも史上最高値更新再開。予想より強い展開に。
2018年12月9日付レポートよりお伝えしてきた2019年全体相場予測「2月前後から下落。3月前後から上昇。4月前後から下落。6月前後に底打ち反転。年末まで上昇継続」は、米国がほぼ的中。日本は8月に6月安値を割ったが、その後は「年末まで上昇継続」が的中した。