東京株式市場は、日経225が昨年12月30日大納会を予想通り2万7000円台乗せで引けた後、正月休みを挟んで年明け1月8日にかけ2万8139円へ一段高。歴史的買い場を的中させた2012年以降の高値更新が続いた。2018年1月高値をまだ更新していないTOPIXも昨年12月29日高値を更新。NYも史上最高値更新。

1月11日付レポートで「上昇が続く」と予想した通り、日経225が14日にかけ2万8979円へ一段高。2万9000円に迫った。TOPIXも14日にかけ1885ポイントへ一段高。2018年1月高値1911ポイントを射程距離内に捕らえた。15日は反落。

1月17日付レポートで『短期的に調整と予想するが、昨年12月20日付レポートよりお伝えしてきた2021年全体相場予測「2月前後にかけ上昇」の通り、調整は軽微で中期的には2月中盤にかけ上昇が続く』と予想。日経225は18日の28111円を安値に切り返し。NYが史上最高値を再び更新。

1月24日付レポートで『再上昇に向かうと予想する。引き続き、昨年12月20日付レポートよりお伝えしてきた2021年全体相場予測「2月前後にかけ上昇」の通り、中期的にも2月中盤にかけ上昇が続くと予想する』と指摘。日経225は25日に2万8822円で引け新値の後、予想に反し29日にかけ2万7629円へ下落。18日前後から25日前後に予想された調整幅の不足が裏目に出た格好。18日前後から25日前後にかけ逆に上がってしまったナスダックも25日を史上最高値に急反落。

1月31日付レポートで「再上昇に転じるか見極め」と指摘した後、2月2日のラジオでも指摘した銀行・不動産株の上昇もあってTOPIXが5日にかけ1892ポイントへ一段高。1月14日に付けた年初来高値を更新。日経225も2月5日にかけ戻り高値更新が続き、1月14日に付けた2012年以降の高値を射程距離内に捕らえた。NYでは2月4日にナスダックS&P500が史上最高値を更新。

2月7日付レポートで「上昇が続く」と予想した通り、12日にかけ日経225が2万9650円へ一段高。歴史的買い場を的中させた2012年11月以降の高値を再び更新。ラジオ等でも予想してきた「2月12日前後に2万9500円~3万円」の範囲内に。TOPIXも一段高。NYではナスダックS&P500に続きNYダウも史上最高値を更新。

2月14日付レポートで「いったん下落に転じる」と予想した通り、日経225が2月16日の3万714円を高値に反落。年末年始のラジオ等でも予想した「2021年は先ず2月中盤に3万円の大台乗せ」の達成感もあって19日にかけ2万9847円へ下落。ナスダックS&P500も16日を高値に反落。

2月21日付レポートで「調整が続く」と予想した通り、26日にかけ日経225が2万8966円へ一段安。

2月28日付レポートで「いったん三角保ち合い形成に向かうと予想する。中期的には3月中盤まで調整が続く」と予想。3月5日にかけ日経225が2万8308円へ一段安。日経225ナスダックは三角保ち合い形成しきれずに2段下げに向かった格好。TOPIXNYダウは下げ渋り。ドル円が108円台に。

3月7日付レポートで「週初高から売り直され中期予想の通り3月中盤まで調整が続くか、そのまま底打ち反転となるか見極め」と指摘。8日朝高から売り直された後、9日夕方のラジオで「2月からの銀行株不動産株の上昇を当てた後、一般に言うバリュー株が買われ、グロース株が売られてきたが、循環物色でそろそろグロース株も」と予想。早速その夜のNYでテスラが20%高。ナスダックが急反発。12日にかけ日経225が2万9744円へ上昇。中期予想より早めの底打ちとなった。NYダウS&P500は早くも史上最高値更新。

3月14日付レポートで「短期的に上昇一服と予想するが、中期的には5月初めにかけ上昇が続く」と予想。ナスダックは16日を戻り高値に反落。上昇一服となったが、日経225は18日にかけ3万485円へ上昇。TOPIXが2月16日高値を更新。19日にかけ一段高。歴史的買い場を的中させた2012年以降の高値更新が続き、短期的には予想より強い動きに。NYダウも18日にかけ史上最高値更新が続いた。

3月19日のNY市場は、高安まちまち。米大手銀が米国債を持ち易いようにする資本規制の一時的な緩和措置を、FRBが予定通り3月末で終了すると発表。これを嫌気して金融株が下落する中、調整にあったハイテク・グロース株が上昇。

シカゴ日経平均先物は2万9350円で終了。ドル/円終値108.90円。

原油終値61.44ドル。ゴールド終値1727.1ドル。

 

今週の全体相場予測及び個別材料株については、先ほど「会員制投資戦略」にアップした有料週末レポートを参照

昨年12月20日付レポートよりお伝えしてきた2021年全体相場予測は、「2月前後にかけ上昇。3月前後に調整。4月前後から再上昇。一段高へ。〇月前後を高値に下落。〇月前後に底打ち反転。〇月・〇月前後上昇継続。〇月前後にかけ一段高。〇月前後をダブルトップに下落。〇月前後より再上昇」

「2月前後にかけ上昇」に続き、「3月前後に調整」も的中。

 

2019年12月15日付レポートよりお伝えしてきた2020年全体相場予測は、「2月前後に調整もあろうが6月前後にかけ上昇継続。6月前後から下落。7月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇。調整を経て年末高へ」

当初的中したかに見えた「2月前後に調整」は、コロナショックに見舞われ、私の未来予測チャートが描く調整の範囲内を大きく下回った事から外れたと言わざるを得ないが、3月13日と17日に個別材料株半導体関連全面買い指示を出し、マザーズが13日を、TOPIXが17日を安値にドンピシャのタイミングで急反騰。ナスダックが史上最高値を更新。年末年始に予想した1万ポイントの大台乗せを果たした事もあり、「6月前後にかけ上昇継続」は的中した。

「6月前後から下落。7月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇。調整を経て年末高へ」も、ほぼ的中。日経225が2018年10月に付けた2012年11月以降の高値を更新。NYダウも年末年始に予想した3万ドルの大台乗せ果たした後、日経225が予想通り12月30日大納会を2万7000円台に乗せてほぼ高値引けとなった。