1. 今週の東京株式市場

 

(1)予想通り日経225は上昇したが、18日に急反落したNYが20日にかけ一段安。NYダウに続きS&P500、ナスダックも12日安値を更新した後、切り返し急。長い下髭を形成。NYが底打ち反転に向かい、東京も上昇に向かうと予想する

 

東京株式市場は、日経225が1月5日の2万9388円を高値に急反落。7日にかけ2万8293円へ。八専中の新月3日に経てNY市場と共に急反落した格好。

1月10日付レポートで「いったん上昇に転じる」と予想。日経225は12日に反発した後、14日にかけ2万7889円へ下落。早くも11日安値を割って2万7000円台に入った事を見るに見かねてか、日銀が昨年10月1日以来3カ月半ぶりにETFを701億円買い入れた。

ナスダックS&P500は、ちょうど八専終了となった1月10日安値から切り返し。13日に急反落したが、10日安値を死守。

1月16日付レポートで「週初高で始まった後、1月20日前後から下落に転じる」と予想。日銀金融政策決定会合の結果が明らかとなった満月18日の2万8690円を高値に急反落。21日にかけ2万7129円へ一段安。年初来安値更新が続き、昨年8月20日安値2万6954円に迫った。

1月23日付レポートで「1月26日前後からいったん底打ち反転に向かうか見極め」と指摘。日経225は27日にかけ2万6044円へ急落した後、28日は反発。NYは24日安値から切り返し急。

1月30日付レポートで「ちょうど新月2月1日前後からリバウンドに向かうと予想する。昨年12月12日付レポートよりお伝えしてきた2022年全体相場予測「1月下旬にかけ上昇。2月下旬にかけ下落」は、現時点ではいったん16日ほど前倒しになったと判断して日柄計算する」と指摘。2月2日にかけ日経225が2万7564円へ4日続伸。NYも2日にかけ4連騰。ダウS&P500は早くも0.618戻しを達成。

結局、日経225TOPIXは予想と1日誤差の1月27日を底に、NYは1月24日と28日をダブル底にいったん底打ち反転。

2月6日付レポートで「三角保ち合い形成に向かう」と予想。TOPIXが8日、日経225が9日に2日高値を更新。予想より早く三角保ち合い上放れ。NYはダウのみ2日高値を更新した後、10日より急反落。

2月13日付レポートで「週初安で始まった後、下げ渋る」と予想した通り、日経225は15日の2万6724円を安値に16日は2万7486円へ急反発したが、18日に再び一時2万6792円へ売られ、「週初安で始まった後、下げ渋る」という表現がピッタリの値動きとなった。

2月18日後場の高山緑星ライブ中継会員で、「NYダウがあと2~3日で2000ドル程度下げれば、いったん底打ち」と指摘。

2月20日付レポートで『昨年12月12日付レポートよりお伝えしてきた2022年全体相場予測「2月下旬にかけ下落」となり、いったん前倒しした日柄計算がこのタイミングで元に戻って年末年始よりラジオ等でもお伝えしてきた当初の「2月21日前後と28日前後のダブル底形成から上昇に転じる」か、週初安から切り返し急となり前倒しした日柄計算のまま「3月2日前後を戻り高値に下げが本格化」するか見極め』と指摘。

ロシアのウクライナ侵攻を嫌気して日経225が2万5775円まで売られた2月24日後場の高山緑星ライブ中継会員で「私独自の未来予測チャートでは今夜のNYは上昇」と予想した後、14時38分の高山緑星ツイッターに『相場的には、上がった方も下がった方も「砲声は買い」でいったん出尽くしになっていく』と予想した通り、NYが朝安から急反発。日経225も25日は2万6481円へ反発となった。この間上がっていた原油やゴールドも予想通り24日がいったん天井に。

2月25日のNY株式市場が大幅続伸。18日後場に高山緑星ライブ中継会員で「NYダウがあと2~3日で2000ドル程度下げれば、いったん底打ち」と指摘した時のNYダウ17日終値3万4312ドルから、底打ちとなった24日朝方安値3万2273ドルの下げ幅は2039ドル。値幅はピッタリ的中となった。日柄の誤差も1日。

2月27日付レポートで「リバウンド一服となる場面もあろうが、上昇が続く」と予想。NYはリバウンド一服から3月3日朝方まで上昇が続いたが、日経225は3月1日を戻り高値に一服から、4日にウクライナ南東部のザポリージャ原子力発電所が砲撃を受け火災が発生した事を嫌気して2万5774円へ急落。2月24日安値を1円更新。予想に反し結局、ダブル底に向かった。

2月20日付レポートで『当初予想の「2月21日前後と28日前後のダブル底形成から上昇に転じる」か、週初安から切り返し急となり前倒しした日柄計算のまま「3月2日前後を戻り高値に下げが本格化」するか見極め』と指摘した「2月21日前後と28日前後のダブル底形成」が3~4日遅れで、かつ「3月2日前後を戻り高値に下げが本格化」するが1日早くきた格好。

3月6日付レポートで『前倒しした日柄計算のまま「3月2日前後を戻り高値に下げが本格化」して一段安に向かう可能性も否定できないが、当初予想の「2月21日前後と28日前後のダブル底形成から上昇に転じる」が3~4日遅れで現実のものとなり、2月24日と3月4日をダブル底に上昇に転じる』と予想したが、ウクライナ情勢にロシアのデフォルト懸念も加わり予想に反し下放れ。日経225は9日にかけ2万4681円へ一段安に見舞われた。前倒しした日柄計算のまま「3月2日前後を戻り高値に下げが本格化して一段安に向かう」の方が的中した格好。申し訳ないです。10日は2万5720円へ急反発。NYは2月24日安値を死守。

いずれにせよ、八専開始2月28日の翌日3月1日を戻り高値に、八専中の新月3月3日の翌日4日に急落。八専終了3月11日の前日10日に急反発。又しても八専転換点に。

3月13日付レポートで「いったんリバウンドに向かうか、一段安に向かうか見極め」と指摘。日経225が18日にかけ2万6862円へ5連騰。NYはナスダックのみ14日に2月24日安値を割ったが、NYダウS&P500は2月24日安値を割ることなく3月18日にかけ上昇が続いた。

3月21日付レポートで「週初高から週末にかけリバウンド一服となった後、来週も上昇が続く」と予想。25日にかけ日経225が2万8338円へ9連騰。昨年9月14日高値から今年3月9日安値の下げに対する半値戻しを早くも達成し、ちょうど200日線の水準を回復。9日ぶりの小反落となったTOPIXは0.618戻しも達成し、200日線も上抜く急反騰。122円台への円急落もあって値幅的に21日付レポートで予想した来週分も一気に上げた格好に。

120円台への円安については、昨秋よりラジオ等でも「120円台に向かう」と予想してきた事は皆様ご存じの通り。ドル円については、2012年中盤70円台の時に「円高の終焉・日本株の歴史的買い場」とういう特別レポートを書いた時の「2016年前後にかけ125円に向かう」の予想が、2015年6月に125.85円を付け、時期は予想より早かったが価格は1円の誤差なく的中し、2012年11月15日寄り付きからの日本株全面買い推奨と共に伝説となって以来、約6年にわたる三角保ち合い形成から昨秋より上放れ。「とりあえず120円台を目指す」と予想。「125.85円を上抜くと2002年2月高値135.04円を目指す可能性も出てくるが、125円を超えてくると当局が歯止めをかけに動く可能性も」と指摘してきた。

3月27日付レポートで「前週に予想以上の上昇が続き、今週分も先に上げてしまった感が否めないものの、年末年始からお伝えしてきた当初の予想通り4月1日前後から再び下落に転じる」と予想。結局3月25日を戻り高値に反落。4月1日にかけ日経225が2万7399円へ下落。日経225先物は3月30日を戻り高値に反落。NYも29日を戻り高値に31日より急落。年末年始よりラジオ等でも「3月31日・4月1日辺りを戻り高値に再び下落」と予想してきた経緯もあり、ほぼ予想通りになったと言えよう。

ドル円については、「125.85円を上抜くと2002年2月高値135.04円を目指す可能性も出てくるが、125円を超えてくると当局が歯止めをかけに動く可能性も」と指摘してきた通り、125円に一瞬タッチしたら即、黒田日銀総裁と岸田総理が会談して黒田総裁が「為替の安定的推移が望ましい」と岸田総理に伝えた事が明らかとなり、いったん121円台まで戻した。

今後、FOMCで米国の利上げが続き、125.85円を明確に上抜いて130円台に入ってくるようなら、今回のようなリップサービスに止まらず、円買い介入を実施せねばならない事になろう。

4月3日付レポートで「前半安の後、中盤より切り返し、数日戻した後、来週初め辺りから再び下げて一段安に向かう」と予想。数日遅れで8日に反発。NYは7日より反発。

4月10日付レポートで「先週よりお伝えした通り、週初高から再び下落に転じ、一段安に向かう」と予想。日経225は週初高のないまま12日にかけ2万6304円へ一段安後、15日にかけ2万7203円へ反発。週前半と後半の予想が逆になり外れたが、一応一段安に向かった。NYは12日にかけ一段安後、もみあい。

ドル円が2015年6月に付けた高値125.85円を上抜き126円台へ。

1689天然ガスETF2036金WブルETNが一段高。2038原油WブルETNが再上昇。9501東京電力原発関連全員攻撃型のバリュー株本命に。

今回のインフレについても、数年前よりラジオ等でも予想してきた事は皆様ご存じの通り。古くは、2007年春夏ダブルトップからの急落を当てた直後より、「2012年が日本株の歴史的買い場となり2016年前後にかけ日経225が2万円台に上昇。その過程でドル円も125円へ上昇した後、日経225が2019年前後に1万6000円台に急落。底打ち急反騰から1989年末に付けた史上最高値3万8957円更新に向かう過程でハイパーまでいかない筈だがインフレになる」と未来予測してきた事をご存じの方も少なくない。

4月17日付レポートで「数日上昇した後、下落」と予想した通り、NYが21日朝高から急反落。22日を大幅続落。日経225は21日にかけ2万7580円へ上昇した後、22日に反落。夜間取引で日経225先物が2万6700円へ下落。ここ円急落もあってNYより東京の方が強い展開。ナスダック「1998年に描いた独自の未来予測チャート」に1番近いチャート形成となってきた。ドル円は4月20日に129円台へ。

4月24日・5月1日合併号レポートで「週初安から切り返した後、再び下落し、年末年始よりラジオ等でもお伝えしてきた転換点5月2日前後を安値に底打ち反転に向かうと予想する。4月27日~28日に日銀金融政策決定会合。29日から東洋占星術の八専開始。5月1日の日曜日が新月でラマダン終了。日本がゴールデンウィークで3連休中の3日~4日に米FOMC。八専終了が10日。11日に水星逆行開始」と指摘。

日経225は4月27日の2万6051円を安値に切り返し。5月6日にかけ2万7072円へ上昇。NYは5月2日を安値にドンピシャのタイミングで急反発となったが、5日からの急反落でナスダックが6日にかけ一段安。2日安値を割ったのは予想外。

年末年始よりラジオ等でもお伝えしてきた2022年相場予測「5月2日前後底打ち」が外れ、日柄計算をやり直さねばならなくなった事もあり、5月8日付レポートでは「ナスダックが底打ち反転に向かうか見極め」に止めたが、「1998年に描いた2036年までの未来予測チャートは、5月2日前後を安値に急反発した後、6日前後を戻り高値にいったん調整。13日前後から再上昇。数日早いが、本日10日は八専終了」として、5月2日に続き10日にも半導体関連始め個別材料株20数銘柄を買い推奨。

日経225が5月12日を安値に13日に急反発となる中、個別材料株も好決算発表銘柄中心にS高続出。ナスダック始めNYも12日を安値に13日にようやく反発。

5月15日付レポートで「上昇に向かう」と予想した通り日経225は18日にかけ2万7053円へ上昇したが、18日に急反落したNYが20日にかけ一段安。

5月20日のNY株式市場は、NYダウに続きS&P500ナスダックも12日安値を更新した後、切り返し急。長い下髭を形成。

シカゴ日経平均先物は2万6715円で終了。ドル/円終値127.87円。

 

今週は、NYが底打ち反転に向かい、東京も上昇に向かうと予想する。

NYが予想に反し5月2日安値に続き12日安値も更新してしまい、既に「1998年に描いた2036年までの未来予測チャート(2020年末より2070年までを披露)」と異なってきたが、20日に長い下髭を形成した事もあり、今週はNYが底打ち反転に向かおう。

私の「同未来予測チャート」には、NYの5月5日と18日の約1000ドル安が無く、5月2日を大底に数日上昇・数日下落のジグザグを繰り返し右肩上がりになっている。

5月20日と2日では12日もズレており、短期的には「同未来予測チャート」が当てにならず、底打ちにならない可能性も否定できないが、17日高値からの短期的日柄により、NYも一旦は反発に転じよう。

数日上がった後、今度下がってきた時に今回の安値を今度こそ割らない事が肝要。

東京の方は、NY安による5月19日の急反落が少し大き過ぎる初押しみたいな感じになって20日の反発から、今週NYさえ確りしてくれたら、18日高値を更新していけよう。

この間、円急落もあって、ドル換算日経平均チャートは昨年2月高値289.7ドルから5月10日安値198.5ドルへ32%も下落。海外から見れば既に2万940円まで売られたレベル。

 

4月17日付けレポートより以下の通り解説。

『 「1998年に描いた2036年までの未来予測チャート(2020年末より2070年までを披露)」では、今週前半高後、後半安。来週も前半高後、後半安を繰り返し、年末年始からラジオ等でもお伝えしてきた5月1日前後を迎え、底打ち反転。5月から8月まで3カ月間上昇した後、8月から10月にかけ2カ月間下落。10月から12月末まで上昇となっている。

4月27日~28日に日銀金融政策決定会合。29日から東洋占星術の八専開始。5月1日の日曜日が新月でラマダン終了。日本がゴールデンウィークで3連休中の3日~4日に米FOMC。八専終了が10日。11日に水星逆行開始。

「同未来予測チャート」に基づく中期予想は、5月2日前後から8月10日前後まで上昇。8月12日が満月。道中見極めつつ「12日前後まで上昇」にするかも。

その後は、8月10日前後から10月16日前後まで下落。10月16日前後から12月末大納会まで上昇になっている。

ラジオ等でも既報の通り、「同未来予測チャート」の来年2023年は、大発会前後を高値に秋まで下落する事になっている。これは、米国債の逆イールドが発生すると1、2年後に景気後退に陥るアノマリーと合致している。先日、米国で10年国債利回りが2年国債利回りを下回る逆イールドが発生したのが4月初め。来年秋は約1年半後となる。 』

 

昨年12月12日付レポートよりお伝えしてきた2022年全体相場予測は、「1月下旬にかけ上昇。2月下旬にかけ下落。3月末・4月初めにかけ上昇。5月初めにかけ下落。8月上旬にかけ上昇。10月中旬にかけ下落。12月末にかけ上昇」

「1月下旬にかけ上昇」は外れたが、1月16日付レポートで予想した「週初高で始まった後、1月20日前後から下落に転じる」は、ほぼ的中。

「1月下旬にかけ上昇。2月下旬にかけ下落」は、1月23日付レポートで「1月26日前後からいったん底打ち反転に向かうか見極め」と指摘。1月30日付レポートでいったん16日ほど前倒しになったと判断して日柄計算し、2月1日前後からリバウンドに向かうと予想。

2月6日付レポートより、2022年全体相場予測「1月前後より下落。2月前後から上昇。4月前後より下落。5月前後に底打ち反転。8月前後にかけ上昇。10月前後にかけ下落。12月末にかけ上昇」という従来通りの表現に変更。

日経225TOPIX独DAXインドは2月24日前後安値を割って予想に反し3月9日前後にかけ一段安となったが、NYはナスダックのみ2月24日前後安値を若干更新したものの、NYダウS&P500は2月24日安値を割ることなくロシアのウクライナ侵攻による「砲声は買い」となって予想通りいったん底打ち反転。

 

2020年12月20日付レポートよりお伝えしてきた2021年全体相場予測は、「2月前後にかけ上昇。3月前後に調整。4月前後から再上昇。一段高へ。5月前後を高値に下落。6月前後に底打ち反転。7月・8月前後上昇継続。9月前後にかけ一段高。10月前後をダブルトップに下落。11月前後より再上昇」

「2月前後にかけ上昇。3月前後に調整」は的中。

4月前後から再上昇。一段高へは、史上最高値を更新したNYは的中したが、東京は外れた。

5月前後を高値に下落は的中。

「6月前後に底打ち反転。7月・8月前後上昇継続。9月前後にかけ一段高」は、NYが完全的中。東京は日経225マザーズ指数が8月に年初来安値を更新した事から外れたかに見えたが、7月27日にかけ青天相場が続いた東証2部指数は9月10日に史上最高値を再び更新。TOPIXも5月13日安値を割らずに8月陽線。9月3日より年初来高値を更新するなど、外れたとも言えない展開に。日経225も年末年始よりラジオなどでも今年の高値を付けると予想してきた転換点9月14日に年初来高値を更新。

「10月前後をダブルトップに下落」は、「ダブルトップ」は外れたが、「10月前後下落」は的中。

「11月前後より再上昇」は、NYが的中したが、東京は大納会を3万円大台引け成らず、外れた。

 

2019年12月15日付レポートよりお伝えしてきた2020年全体相場予測は、「2月前後に調整もあろうが6月前後にかけ上昇継続。6月前後から下落。7月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇。調整を経て年末高へ」

当初的中したかに見えた「2月前後に調整」は、コロナショックに見舞われ、私の未来予測チャートが描く調整の範囲内を大きく下回った事から外れたと言わざるを得ないが、3月13日と17日に個別材料株半導体関連全面買い指示を出し、マザーズが13日を、TOPIXが17日を安値にドンピシャのタイミングで急反騰。ナスダックが史上最高値を更新。年末年始に予想した1万ポイントの大台乗せを果たした事もあり、「6月前後にかけ上昇継続」は的中した。

「6月前後から下落。7月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇。調整を経て年末高へ」も、ほぼ的中。日経225が2018年10月に付けた2012年11月以降の高値を更新。NYダウも年末年始に予想した3万ドルの大台乗せ果たした後、日経225が予想通り12月30日大納会を2万7000円台に乗せてほぼ高値引けとなった。

 

(2)2022年相場予測「1月前後より下落。2月前後から上昇。4月前後より下落。5月前後に底打ち反転。8月前後にかけ上昇。10月前後にかけ下落。12月末にかけ上昇」

 

2012年11月14日寄付より建設株金融株に買い指示を出し、14日の夜間取引寄付より日経225先物オプションコールを買い推奨した後、翌15日朝方より「かねてよりお伝えしてきた2012年日本株の歴史的買い場。大相場の開始」と予想。日本株に全面買い指示を発令。1905年5月27日、日本海海戦においてロシアのバルチック艦隊を目前に秋山真之が草案した「敵艦見ゆ。皇国の興廃此の一戦に在り。各員一層奮励努力せよ」をもじり、代表取締役前池英樹の署名入りで「大底見ゆ。東京株式市場の興廃この一戦にあり。各員、株買いに奮励努力せよ」と宣言。

私・弊社代表取締役・前池英樹が過去の大型バブル崩壊チャート(1929年世界恐慌時のNYダウ暴落チャート、1919年大正・昭和バブル崩壊時の暴落チャート)世界各国の人口動態(人口ピラミッド)を独自分析した結果、2003年春からお伝えしてきた長期予測は以下の通り。

 

【1989年末を高値としたバブル崩壊から約13年後の2003年春を大底に2007年春にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2007年夏以降、調整色を強め急落。

2008年春にかけ下落が続いた後、2008年春を底に2008年末にかけ急反発。2008年末を戻り高値に2009年春にかけ調整した後、2009年末にかけ切り返し。2010年中盤に再び急落。小戻した後、2012年春にかけジリ安。

2012年春を大底に2016年中盤にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2016年中盤を高値に秋にかけ急反落。2019年にかけボックス相場が続いた後、2019年中盤から2036年初めにかけ上昇】 

 

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2. 今週の注目銘柄 

 

 

東証P3446 ジェイテックC (5月20日終値2076円)

 

(1)3連騰。戻りの引け新値。新たにレーザー核融合発電関連とパワー半導体関連の材料性が浮上。独自の表面ナノ加工技術EEM、プラズマドライエッチング技術PCVMを応用し、次世代EUV半導体製造装置用光学素子や、水晶振動子ウエハ加工装置への新規参入目指す

 

昨年5月26日の2886円より予想通り2021年の大テーマとなってきた光・レーザー関連の低時価総額銘柄として、買いと予想。2939円まで買われた後、一服から28日を2935円高値引けで戻りの引け新値に。

昨年5月30日付レポートより以下の通り解説。

『 「SPring-8」や「SACLA」など国内外の放射光施設やⅩ線自由電子レーザー施設向け超高精度Ⅹ線ミラーを設計・製造・販売するオプティカル事業を柱に、独自開発の3次元回転浮遊培養技術「CELLFLOAT」を始め自動細胞培養装置を提供するライフサイエンス事業を展開。医療・バイオから半導体・化学・印刷・色認識・画像処理など幅広い分野で実績ある自動化装置やシステムの受託開発も。

2021年6月期最終利益が前期比10倍増の1億6300万円予想。予想EPS28.03円。5月28日終値2935円で今期予想PER105倍。時価総額172億円。

同社は、大阪大学で開発されたEEM加工法の実用化に成功。ナノメートル精度の表面形状加工の産業利用を実現。

同社の高精度Ⅹ線ミラーは、理想とするミラー表面の形状に対しナノメートル単位の精度を実現。これまでにない極めて優れた放射光Ⅹ線の集光特性を有し、医薬学・エレクトロニクス・マテリアル・食品・美容など多岐にわたる分野の研究促進に貢献。世界最小の集光径を実現するミラーとして、世界中の研究者から高い評価を得ている。

放射光とは、直進する高エネルギーの電子に対し、偏向磁石により軌道を曲げた時に発生する接線方向の人工的な電磁波(光)。放射光には高輝度(極めて明るい)・高い指向性(細く絞られ拡がりにくい)などの優れた特徴があり、電子のエネルギーが高いほどⅩ線などの短い波長の光を含むようになる。

近年の放射光利用による研究成果として、微小タンパク質の構造解析や、小惑星イトカワ微粒子の3次元構造解析、ナノ結晶複合薄膜の規則成長の構造決定などの基礎研究から応用研究だけでなく、燃料電池の白金触媒の化学状態の可視化、高性能タイヤの新材料開発技術など様々な産業分野にも広く利用されている。

放射光施設とは、「巨大な顕微鏡」に例えられる。原子や分子の世界を観察するには、物質内部のミクロな世界を照らし出す強い光(Ⅹ線)が必要。蓄積リング内の大型加速器と特殊な偏向電磁石により、よく絞られた強いⅩ線を発生させる事で、微細な領域を十分明るく照らし出せる光が実現可能となる。

放射光施設は、電子銃から放出した電子を光速近くまで加速し、偏向電磁石や挿入光源を用いて得られる放射光を物質に当てる事で、微細な構造を調べることができる研究施設。発生した放射光は蓄積リングから放射状に設置されたビームラインに導かれ、様々な研究・分析に利用される。

同社の高精度Ⅹ線ミラーは、ビームラインにおいて、集光や分光、結像などを目的に使用。例として、試験サンプルの手前に高精度のKBミラー(Kirkpatric-Baezミラー)を設置し、Ⅹ線をナノオーダーまで集光する事で、より高い分解能を得ることができる。

SPring-8は、世界最高性能の放射光を生み出す事ができる、全周1.5km、ビームライン数62本(うち56本が稼働中)の大型放射光施設。兵庫県の播磨科学公園都市にある。

SPring-8は、アメリカのAPS(Advanced Photon Source)、欧州のESRF(European Synchrotron Radiation Facility)と並ぶ世界最高レベルの放射光施設として基礎研究から産業利用まで優れた成果を挙げている。

同社は、SPring-8と隣接するⅩ線自由電子レーザー施設SACLAに多数のミラーを納入してきた。

また、大阪大学大学院工学研究科との共同研究を推進するため、2016年4月に大阪大学吹田キャンパス内に細胞培養センターを設立。

SPring-8で放射光高度化技術の評価に使用する細胞は、3次元(立体)である事が強く望まれる。同センターでは、評価に供することができる3次元細胞塊を得るための回転浮遊培養技術「CELLFLOAT」の開発を行い、大阪大学を始めとする数多くの研究機関が取り組む創薬スクリーニングや再生医療研究に貢献している。

年末年始より「光・レーザー関連2021年の大テーマになる」と予想してきた通り、

6920レーザーテックが、4月23日にかけ19940円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続き、2008年12月に付けた上場来安値50円から398倍高。調整を経て5月28日にかけ19640円へ再上昇。上場来高値を射程圏内に捕らえる。

6951日本電子も、ゴールドマン・サックス証券が投資判断を新規に「買い」、目標株価を8000円に設定した事を好感。4月14日にS高交え、26日にかけ6440円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続き、2012年9月安値304円から21倍高に。

6965浜松ホトニクスが、2月15日にかけ7050円へ一段高。1992年8月に付けた上場来安値309円から22倍高。5月21日には三菱UFJモルガンスタンレー証券が目標株価を7400円から7600円へ上方修正。

浜松ホトニクスが筆頭株主の7713シグマ光機も、5月10日にかけ1860円へ一段高。昨年3月19日安値880円から2.1倍高

2月5日に新規上場した6613QDレーザが、17日にかけ2070円へ急伸。青天相場を上場来高値更新が続き、5日に付けた上場来安値770円から2.6倍高

4月5日に新規上場した6521オキサイドが、4月27日にかけ9800円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続き、9日に付けた上場来安値5820円から68%高

同社株も、398倍高のレーザーテック、22倍高の浜松ホトニクス、21倍高の日本電子QDレーザオキサイドシグマ光機など予想通り2021年の大テーマとなってきた光・レーザー関連の、オンリーワン的技術を誇る低時価総額銘柄として、大化けに向かう可能性秘める。

6月30日~7月2日にパシフィコ横浜で、「レーザーEXPO2021」が開催。 』

6月3日引け後に、米国シカゴのアルゴンヌ国立研究所(Argonne National Laboratory:ANL)にある、世界有数の大型放射光施設APS(Advanced Photon Source)から、第4世代へのアップグレードに伴う新設ビームラインの各種超高精度ミラーを一括受注したと発表。これを好感し、4日に3260円へ急伸。

受注金額は約2億円(2022年6月期売上見込み)。2018年6月に公表した米国スタンフォード大学内にある、SLAC国立加速器研究所(Stanford Linear Accelerator Center:SLAC)のX線自由電子レーザー施設LCLS(Linac Coherent Light Source)からの一括受注に次ぐ規模。

今回の受注は、国内の大型放射光施設SPring-8やX線自由電子レーザー施設SACLAを始めとする、世界各国での同社の実績に対する高い評価を示すもの。

LCLSからの追加受注も増加。米国の新型コロナウイルス感染者が減少する中、放射光を利用した研究開発が活発化してきた。APS以外の他の施設においても順次アップグレードを控えている。

これらの施設における同社ミラーを利用した研究成果によって、世界の各放射光施設における同社の放射光用X線ミラー“Osaka Mirror”の必要性の認識に繋がると共に、宇宙や半導体など産業分野への事業展開の足掛かりになろう。

第3世代放射光施設とは、専用の加速器にアンジュレータ主体の挿入光源を多数設置できるように設計された施設のこと。SPring-8(日本)、APS(アメリカ)、ESRF(フランス)の3つが世界3大大型放射光施設と呼ばれる。

2000年以降、この世界3大大型放射光施設の他に中大型の放射光施設が欧米、アジア、南米の各国で建設され、放射光施設の利用がますます拡大している。

第4世代放射光施設とは、従来のダブルベンドから、マルチベンドへと進化した放射光施設。光の明るさが第3世代放射光施設と比べ100倍以上となり、コヒーレンス性も高まるため、これまで成し得なかった研究成果が、医学分野、エネルギー分野などで得られると期待されている。

現在の世界各地の新設あるいは計画中の放射光施設の大半が第4世代。2023年完成予定の東北大学の次世代放射光施設SLiT-Jも第4世代。「可視化」と「コヒーレント光」を武器に、AI・ビッグデータ活用時代の研究開発との融合により、日本の研究開発力を抜本的に強化していくことを期待されている。

また、従前の第3世代の放射光施設においても、今回のAPSのような第4世代へのアップグレードが世界各地で数多く計画されている。

6月7日にかけ3345円へ急伸した後、反落。14日の2881円を安値に切り返し。

6月17日引け後に、中小企業庁(経済産業省)が公募した令和3年度「戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)」に、大阪大学、名古屋大学、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構JAXAとの共同研究として申請し採択されたと発表。研究開発課題名は、X線測定・分析の高効率化に資する高精度2次元集光X線ミラーの製造法の開発(令和3年度~令和5年度)。

これを好感し、6月18日に3195円へ再上昇。三角保ち合い形成。

6月18日発売の会社四季報夏号が、2022年6月期最終利益3億6000万円最高益更新予想。予想EPS61.5円。18日終値3010円で、来期予想PER48.9倍に低下。水晶振動子ウエハ加工システムが売上げ寄与。22年6月期より連結開始。

6月20日付レポートで『6月30日~7月2日にパシフィコ横浜で、「OPIE’21レーザーEXPO2021」が開催。全体相場の動向を見極めつつ、6951日本電子6521オキサイドに続き三角保ち合い上放れに向かうのは時間の問題』と予想。全体相場急落の煽り受け、21日は一時2831円まで売られる場面もあったが、突っ込みにはすかさず買いが入り、切り返し急。25日にかけ3510円へ一段高。7日に付けた戻り高値を更新。三角保ち合い上放れに。

 

(2)666倍高のレーザーテック、32倍高の日本電子に続くレーザー関連の、オンリーワン的ナノ加工技術で再生医療、宇宙関連など最先端技術に絡む材料性豊富な、次世代EUV半導体関連大穴株として大化けに向かう可能性秘める

 

6月27日付レポートより以下の通り解説。

『 次世代EUV(極端紫外線)半導体製造装置・検査装置用光学素子分野への参入を目指し、半導体製造メーカーと同社の集光ミラーを使った試作機の共同開発も進行中。成功すれば来年にも量産化開始。

EUV露光装置シェア100%を誇るオランダのASMLも、年初の段階で試作・評価用の次世代EUV露光装置を複数の共同開発先に出荷する予定となっていた事から、同社が試作機の共同開発を進めている半導体製造メーカーが、ASMLの可能性も。

シリコンウエハに回路を描く露光(リソグラフィー)技術こそ、半導体微細化のキーテクノロジー。現在の「5nm(ナノメートル・10の-9乗メートル=10億分の1メートル)世代」から「3nm世代」へ進化の時期を迎え、今年2021年は来年2022年の3nm世代量産開始を目指す技術開発の年になると言われている。

現在のEUV露光装置も1台125億~200億円と高価だが、次世代EUV露光装置の量産機は1台約480億円になる見込み。

ASMLの2020年のEUV露光装置出荷台数は31台。21年は約40台、22年は約55台を計画。23年は60台目標。

EUV露光装置は、ロジック半導体だけでなく、同じく微細化による高速大容量化が進む最先端のDRAM製造にも導入され始め、既に2月には韓国のSKハイニックスが先端DRAM製造に向け、ASMLと5年間で約4500億円のEUV露光装置購入契約を締結。

3月にも、インテルが7nmCPUの製造にEUV露光装置を本格活用していくと表明。

4月は、DRAM市場シェア4位である台湾のNanya Technologyが、EUVを採用した先端DRAM製造工場建設を発表。

EUV導入で独走中のTSMC、猛追するサムソンも導入加速が見込まれ、「EUV露光装置争奪戦」の様相を呈しつつある。

2月25日に発表した2021年6月期第2四半期決算説明資料の中期経営計画で、2023年6月期最終利益が2020年6月期比89倍増の14億2700万円計画。

引き続き、「478倍高のレーザーテック、22倍高の浜松ホトニクス、22倍高の日本電子QDレーザオキサイドシグマ光機など予想通り2021年の大テーマとなってきた光・レーザー関連の、オンリーワン的技術を誇る低時価総額銘柄として、大化けに向かう可能性秘める」との予想に変更なし。

6951日本電子が、三角保ち合い上放れ。6月23日にかけ6770円へ一段高。上場来高値を再び更新。2012年9月安値304円から22倍高に。4月14日に、ゴールドマン・サックス証券が投資判断を新規に「買い」、目標株価を8000円に設定。

6920レーザーテックも、6月7日にかけ23930円へ上昇。青天相場を上場来高値更新が続き、2008年12月に付けた上場来安値50円から478倍高演じた後、さすがに急反落となったが、9日の1万9330円を安値に切り返し。25日にかけ23000円へ再上昇。 』

6月30日にかけ3815円へ一段高。戻り高値更新が続いた後、さすがに反落。

JPモルガン証券の投資判断引き下げを嫌気した6920レーザーテックが急落した事もあって7月2日を3385円でほぼ安値引け。

全体相場急落の煽り受け一段安に見舞われたが、7月9日朝方の3055円を安値に切り返し急。3295円を回復。

7月13日引け後に発表した前期赤字転落予想への下方修正を嫌気し、14日は売り気配で始まったが、寄り付き前より悪材料出尽くし買いを予想した通り、3055円で寄り付いた直後の3005円を安値に切り返し急。15日に3360円を回復。

2021年6月期最終利益を1億8900万円の赤字転落予想に下方修正したが、今回の下方修正はコロナ禍長期化により海外受注の売上計上が翌期にずれ込んだのが原因で、2022年6月期こそⅤ字回復の期待が高まる。

丸三証券も7月15日付で投資判断を新規に「買い」。目標株価4800円に設定。2022年6月期最終利益を4億4000万円黒字転換で最高益更新予想。予想EPS75.2円。2023年6月期最終利益も8億円連続最高益更新予想。予想EPS136.6円。27日終値3600円で、今期予想PER47.9倍。来期予想PER26.4倍。

2月25日に発表した2021年6月期第2四半期決算説明資料の中期経営計画で、2023年6月期最終利益が14億2700万円計画。

7月30日にかけ3750円へ再上昇。6月30日高値3815円を射程圏内に捕らえる。

8月1日付レポートより以下の通り解説。

『 表面形状ナノ加工技術「EEM」、表面形状ナノ計測技術「RADSI・MSI」や、プラズマドライエッチング技術「PCVM」、触媒エッチング技術「CARE」を応用し、半導体、宇宙、医療分野などへ新規参入図る。

EEM(Elastic Emission Machining)は、微粒子と被加工物表面間の化学反応を利用した独自のナノ加工技術。超純水中で被加工物表面原子と反応性のある微粒子を用い、被加工物の表面原子に作用させて取り除いていく事で、原子レベルで平坦な完全表面を実現。次世代半導体製造装置および評価装置用光学素子や、X線顕微鏡用光学素子への応用目指す。

表面形状ナノ計測技術「RADSI・MSI」は、低周波成分で高精度計測するRADSIと高周波成分で高精度計測するMSIの2つの計測データを組み合わせて欠点補正。世界のオーソライズされた計測機関と互換性を確立。高精度マスク基板の計測に適用。

PCVM(Plasma Chemical Vaporization Machining)は、大気圧プラズマを利用したドライエッチング技術。高圧力雰囲気(主として大気圧のHe)中で電極周りに高周波プラズマを発生させ、高密度で反応性の高いラジカルを局所的に生成し、被加工物表面原子と反応させて揮発性の物質に変える事で除去するという加工法。水晶振動子ウエハ加工装置および検査装置を大手企業と共同開発へ。

同法による数値制御加工は、加工量をプラズマの滞在時間で制御するため、機械精度等の影響を受けにくく、被加工物表面の原子配列を乱さないのが特徴。同社ではさらに大阪大学の独自の技術である多電極数値制御法の実用化を図り、加工効率の格段の向上を目指している。

CARE(Catalyst Referred Etching)は、触媒機能を持つパッド(PtやNi等の触媒を成膜)を加工対象物上で超純水を加工液として動かす事で被加工表面上の凸部のみ化学的に除去する触媒作用を利用した独自のエッチング技術。ガラスやSiCを始めとする様々な材料表面を原子スケールで平坦化する。

EEMナノ加工技術は、既に形状精度Si原子4個分(Peak to Valley (P-V値)1nm)の平坦度を長さ1mのミラーで実現。CAREは更にP-V0.7nmを実現し、将来的には原子1個分の平坦度をも可能とする究極の加工法。

丸三証券も新規「買い」で目標株価4800円に設定した、オンリーワン的ナノ加工技術で光・レーザー、再生医療、宇宙関連など最先端技術に絡む材料性豊富な、次世代EUV(極端紫外線)半導体関連大穴株として、大化けに向かう可能性秘める。 』

8月3日にかけ4025円へ一段高。6月30日高値を更新した後、6日にかけ3610円へ反落。

8月22日付レポートで以下の通り解説。

『 8月12日引け後に発表した中期経営計画が、前回の中期経営計画の新規事業のうち「次世代半導体製造装置関連のX線光学素子」及び「高精度マスク基板における当社ナノ加工・計測技術への適用」について、引き続き大手半導体製造装置メーカー等との研究開発を推進し事業化を目指しているが、開発スケジュールが不透明なため今回の中期経営計画には敢えて組み入れず、大幅に下方修正された事を嫌気して18日にかけ2623円へ急落ながら、2022年6月期売上高が前期比2.1倍増の17億円過去最高予想。同最終利益も1億5000万円の黒字転換予想。

中期経営計画も大幅に下方修正されたものの、2023年6月期最終利益3億6600万円最高益更新、2024年6月期最終利益5億9100万円連続最高益更新計画。再度買い場と予想する。 』

8月25日にかけ2829円を回復した後、予想に反し下落。

全体相場急落の煽り受け一段安。10月5日の1962円を安値に切り返し。20日にかけ2246円を回復。

11月14日付レポートで「決算発表明け。再上昇に向かう」と予想。16日にかけ2330円へ上昇。全体相場急落の煽りもあって急反落。

11月29日引け後に、中国北京市の中国科学院高能物理研究所の管理の下、2025年の竣工に向け世界トップクラスの高輝度を目指し建設が進む大型放射光施設HEPS(High Energy Photon Source)から第一弾として、各種超高精度ミラーの大型受注を取得したと発表。

受注金額は約2.3億円。2022年6月期第4四半期以降に売上を見込む。これは、本年6月に公表しました米国シカゴのアルゴンヌ国立研究所にある大型放射光施設APS(Advanced Photon Source)からの一括受注を凌ぐ規模。世界各国においてバイオメディカル、クリーンエネルギー及び半導体に関する研究が活発化するのに伴い、放射光やX線自由電子レーザーを用いた高度な分析・解析の必要性がますます増加。

日本では2023年完成予定の東北放射光施設SLiT-Jの新設、その先にはSPring-8のアップグレードも計画されている。世界各国の大型施設においても同様に順次アップグレードの計画を控え、特に中国では、複数施設での第4世代へのアップグレードを始め、上海市、深圳市、武漢市においては大型放射光施設あるいはX線自由電子レーザー施設の新設が同時に計画され、さらなる超高精度ミラーの需要の拡大が見込まれる。

12月2日の1830円を安値に切り返し。8日にかけ2004円を回復したが、税金対策の年内損出し売りと見られるマザーズ急落の煽り受け21日にかけ1731円へ一段安。

会社四季報新春号で、2023年6月期最終利益が3億7000万円予想。予想EPS63.2円。

12月26日付レポートで「買い場」と予想。28日の1669円を安値に切り返し。年明け1月4日にかけ1888円へ上昇。

全体相場急反落の煽り受け1月21日にかけ1650円へ一段安。

今年1月23日付レポートで「上昇来安値更新ながら改めて買い」と予想。28日にかけ1358円へ一段安。

1月30日付レポートでも買いと予想。

1月31日に、レーザー核融合の先端的研究開発を遂行してきた大阪大学レーザー科学研究所および光産業創成大学院大学の研究者らにより設立されたスタートアップ企業EX-Fusionとの技術提携を発表。

2月3日にかけ1679円を回復。

2月14日に、2022年6月期第2四半期純利益を前回予想の1億2800万円の赤字から1億6900万円の赤字に下方修正ながら、同売上高は前回予想と変わらずの3億3900万円。同通期最終利益1億5000万円予想は据え置き。

ロシアのウクライナ侵攻が「砲声は買い」となって2月25日の1382円を安値に切り返し。3月31日にかけ1933円を回復。引け後に大阪・関西万博活性化ファンドへの出資を発表。

レーザー核融合発電関連として4月4日にかけ2098円へ。

4月24日・5月1日合併号レポートで「5月2日前後が再度買い場」と予想。27日の1598円を安値に切り返し。5月2日に続き、1621円まで売られた10日にも買い推奨。12日にかけ1582円へ。

5月13日に発表した2022年6月期第3四半期純利益9500万円の赤字ながら、前期比2.1倍増で過去最高の同通期売上高17億円予想や同通期最終利益1億5000万円黒字転換予想は据え置き。

同じく5月13日に、東邦鋼機製作所との共同開発を発表。同社は固体表面を原子レベルで平坦にすることのできる EEM加工技術を用い、放射光施設やX線自由電子レーザー施設におけるX線光学素子の実用化に成功し、国内外から世界トップの加工精度と評価されている。

この経験を活かし、光学の領域を超えて技術革新の著しい半導体産業分野にて貢献するため、新たにCARE加工技術について探究を行い、実用化を推進していく。

CARE加工技術は、次世代パワー半導体材料として期待されるSiC やGaN などの化合物材料の表面を機械的損傷や結晶学的乱れがない状態に加工できる能力を有し、国内外の材料および電子デバイスメーカーから注目されている。

長年にわたり先行的にCARE加工技術の研究を進めてきた東邦鋼機と連携することにより、東邦鋼機の研究知見と同社の加工技術の実用化経験の融合を行い、技術の深耕と実用化に向けての開発を加速させ、日本の半導体戦略に貢献できるよう努めていく。

CARE加工に関する製造装置及び量産システムの販売は同社が担当。

5月15日付レポートで「決算発表明け。買い」と予想した通り、20日にかけ2077円へ3連騰。4月4日高値2098円に迫り、2076円ほぼ高値引けで戻りの引け新値。

新たにレーザー核融合発電関連パワー半導体関連の材料性が浮上。引き続き「666倍高の6920レーザーテック、32倍高の6951日本電子に続くレーザー関連の、オンリーワン的ナノ加工技術で再生医療、宇宙関連など最先端技術に絡む材料性豊富な、次世代EUV(極端紫外線)半導体関連大穴株として、大化けに向かう可能性秘める」の予想に変更なし。

 

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いったん外出せねばならなくなりました。続きは、明日5月23日寄り付き前に間に合わなかった場合、23日大引け後から書き、その日の夕方にアップとなります。ご了承ください。

 

 

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