1. 今週の東京株式市場

 

(1)予想通り週初安から切り返し。日経225は10月4日安値死守。TOPIXは週足陽線に。今週は週初安で始まった後、底打ち反転に向かうと予想する

 

東京株式市場全体相場について、6月18日レポートで「今週は調整に転じると予想する。引き続き個別材料株に期待」と指摘。日経225は19日の3万3772円を高値に反落。23日にかけ3万2575円へ下落。

 

6月25日レポートで「今週は調整が続くと予想する。引き続き個別材料株に期待」と指摘。日経225は27日にかけ3万2306円へ下落した後、29日にかけ3万3527円へ反発。三角保ち合い形成。TOPIXは1文ながら早くも22日に付けた昭和バブル崩壊以降の戻り高値を更新。

 

7月2日レポートで「今週は三角保ち合い上放れとなるか、調整が続くか見極め。引き続き、個別材料株に期待」と指摘。日経225は、7月3日にかけ3万3762円へ上昇。6月19日に付けた昭和バブル崩壊以降の戻り高値に迫った後、7日にかけ3万2327円へ下落。6月27日安値を試す展開。TOPIXは、7月3日にかけ上昇。6月29日に付けた昭和バブル崩壊以降の戻り高値を再び更新した後、7日にかけ下落。

 

7月9日レポートで「今週は調整が続くと予想する。引き続き、個別材料株に期待」と指摘。日経225は12日にかけ3万1791円へ下落した後、反発。14日朝方にかけ3万2780円へ。

 

7月17日レポートで「今週は下げ渋りから来週7月27日~28日に開催される日銀金融政策決定会合の結果待ちと予想する。引き続き、個別材料株に期待」と指摘。日経225は19日にかけ3万2896円へ上昇した後、反落。21日朝方にかけ3万2080円へ。

 

7月23日レポートで「今週は7月25日~26日に開催される米FOMCと、27日~28日開催の日銀金融政策決定会合の結果をマーケットがどう反映するか見極め。引き続き、個別材料株に期待」と指摘。

6月18日レポートより「まだ少し先だが、株価が急落していなければ、7月末開催の日銀金融政策決定会合において、昨年12月20日にイールドカーブコントロールの長期金利上限を0.5%に引き上げた時と同じ様な利上げに近い事を実施する可能性も」と指摘してきた通り、7月27日~28日に開催された日銀金融政策決定会合において、イールドカーブコントロールの長期金利上限を1.0%程度まで容認すると決定。

これを受け、日経225は7月28日に一時3万2037円へ854円安する場面もあったが、131円安の3万2759円まで戻して終了。

今回の日銀の決定については、7月27日場中のライブ中継会員においても、「発表直前にドル円が142円以上の水準にいた場合、日銀はイールドカーブコントロールの長期金利上限を上げざるを得なくなる。なぜなら、何もしないと150円に向かう可能性が出てくる中、8月は日銀金融政策決定会合が無く、取り返しのつかない状況に陥るから」と指摘した後、日本時間28日の午前2時頃にドル円が141.31円へ上昇した時点で日本経済新聞が今回の結果とほぼ同じ内容を先に報じ、130円台へ戻させる一幕も。

かねてより、現時点における円安の許容範囲は150円手前とお伝えしてきた。

米国が利上げを開始した2022年3月直後より、「米国が利下げに転じると予想される2023年9月前後のFOMCの1つ前の日銀金融政策決定会合において1回は利上げする可能性もある」ともお伝えしていた。

 

7月30日レポートで「今週は三角保ち合い上放れに向かうか下放れに向かうか見極め」と指摘。

日経225は、8月1日にかけ3万3488円へ上昇。三角保ち合い上放れに向かった後、フィッチ・レーティングスによる米国債格下げを嫌気し、急反落。三角保ち合い下放れに向かったが、4日の3万1934円を安値に切り返し。三角保ち合い下限の7月12日安値を死守。

 

8月6日レポートで「今週は調整が続く」と予想した通り、NYはナスダックS&P500が9日にかけ一段安となったが、144円台に進んだ円安に救われ、日経225は7日の3万1830円を安値に下げ渋り。前週に続き三角保ち合い下限の7月12日安値3万1791円を死守。

 

8月13日レポートで「今週は8月14日で決算発表も出揃い、三角保ち合い上放れに向かうか、下放れに向かうか、見極め。決算発表明け個別材料株に期待」と指摘。

NY安を受け、日経225は三角保ち合い下限の7月12日安値3万1791円を割り込み、8月18日にかけ3万1275円へ下落したが、TOPIXは三角保ち合い下限を死守。146円台に入った円安との綱引きで下げ渋り。

日経225が三角保ち合い下限を割ってきた8月16日よりライブ会員などで「ナスダックの日柄で計算すると丁度SQの8月18日前後からいったん反発した後、ダメ押しの下げで丁度満月の31日前後で底打ち」と予想した後、8月20日レポートで「今週は、いったん戻した後、来週にかけダメ押しの下げに向かい、ちょうど満月の8月31日前後より底打ち反転に向かう」と予想。

日経225ナスダック共に8月18日を安値にドンピシャのタイミングで反発した後、24日を戻り高値に反落。エヌビディアの好決算発表が出尽くしになった格好。

米カンザスシティー連銀主催のジャクソンホール会合におけるパウエルFRB議長講演も出尽くしとなり、8月25日のNYは反発。日経225先物は3万1860円で終了。

 

8月27日レポートで「今週はダメ押しの下げから8月31日前後より底打ち反転に向かう」と予想したが、28日の上海総合指数が歪な大陰線で下げ止まった事もあってダメ押しの下げは25日の1日で終わり、9月1日にかけ日経225が3万2845円へ5連騰。

日経225が三角保ち合い下限を割ってきた8月16日よりライブ会員などで「いったん反発する」と予想した18日で底打ちした格好。TOPIXは8月1日に付けた昭和バブル崩壊以降の戻り高値も更新。

 

9月3日レポートで「今週は上昇が続く」と予想した通り、日経225は8連騰を交え7日朝方にかけ3万3322円へ上昇した後、さすがに反落。8日にかけ3万2512円へ続落。

昭和バブル崩壊以降の戻り高値更新が続いたTOPIXも8連騰後、9月7日朝方を1文新値に反落。

 

9月10日レポートで「今週は調整後、9月15日前後から再上昇に向かう」と予想した通り、日経225は14日より上放れ。16日に3万3634円へ上昇。9月7日と8月1日高値を更新し、6月19日に付けた昭和バブル崩壊以降の戻り高値3万3772円を射程圏内に捉えた。

TOPIXは、9月14日より昭和バブル崩壊以降の戻り高値更新再開。

 

9月17日レポートで「今週は上昇が続くか下げに転じるか見極め。9月19日~20日にFOMCを迎える中、米国債10年金利が昨年10月高値を更新」と指摘。

日経225は9月15日を戻り高値に反落。FOMCの今回金利据え置きと年内1回利上げは予想通りながら、高金利維持長期化示唆を嫌気したNY安受け、22日にかけ3万2154円へ4日続落。

昭和バブル崩壊以降の戻り高値更新が続いたTOPIXも、9月15日を高値に20日より反落。22日にかけ3日続落。S&P500は8月18日安値割れ。

ダブル底の水準にあったマザーズグロース上海総合指数香港ハンセン指数は、9月22日を急反発の大陽線。

 

9月24日レポートで「今週は下落が続く」と予想した通り、日経225が28日にかけ3万1674円へ、TOPIXは29日にかけ一段安。NYは27日を安値に反発。

 

10月1日レポートで「今週は底打ち反転に向かうか見極め」と指摘。日経225は4日の3万487円を安値に反発。6日にかけ3万1160円を回復。

NYはナスダックが9月27日安値寸前で下げ止まり、9月雇用統計を発表した10月6日に急伸。

 

10月9日レポートで「今週は上昇に向かう」と予想した通り、日経225が13日にかけ3万2533円へ上昇。

NYはナスダックが10月12日にかけ上昇した後、反落。

 

10月15日レポートで「今週は、10月4日から13日にかけての急反騰に対し短期的にいったん調整が予想されるも、20日前後より再び上昇に向かう」と予想。日経225は20日にかけ3万1093円へ下落。

10月20日のNYが続落によりナスダックが9月27日安値割れ。

 

10月22日レポートで「今週は週初安から切り返す」と予想。日経225は24日の3万551円を安値に切り返し急。511円幅の下髭を形成。25日に3万1466円を回復した後、26日は反落。27日は反発。10月4日安値3万487円を死守。

TOPIXは、10月24日に4日安値を割り込む場面もあったが、透かさず買いが入り、週足陽線に。

ドル円が10月27日に150.78円へ上昇。昨年10月21日高値151.94円に迫った。

 

10月23日安値を割ったNYの27日は高安まちまち。日経225先物は3万600円で終了。

米国債10年金利4.838%。ドル円149.599円。

 

今週は、週初安で始まった後、底打ち反転に向かうと予想する。10月21日から東洋占星術の八専開始。29日に満月。ちょうどFOMCの11月1日に八専終了

10月30日~31日に日銀金融決定会合。31日~11月1日にFOMC。3日に米10月雇用統計。

日本企業の決算発表が本格化。11月1日にトヨタ、2日にアップルが決算発表予定。

 

10月1日レポートより以下の通り解説。

『 岸田首相が、10月末を目途に策定する新たな経済対策の補正予算を20日に召集予定の臨時国会に提出する意向。年内に選挙を完了させる解散のタイムリミットは11月15日辺り。

尚、新たな経済対策には、半導体蓄電池バイオ関連などを対象に初期投資に限らず5〜10年の単位で企業の生産コストを軽減する税制を検討。民間の参入リスクが高い最先端分野で政府が支援する方針。

1月22日レポートで「米大統領選挙に拘わらず日経225が史上最高値更新4万円台に乗せる秘策も水面下で」と指摘した通り26日に早速、東証が今年春にもプライム・スタンダード市場のPBR1倍割れ企業に対し改善に向けた取り組みや進捗状況の開示を要請する方針を示し、大型バリュー株が上昇した後、7月辺りから次はグロース系中小型株の株上げ対策に期待として、AIの次に買われるのはバイオと予想してきた事は皆様ご存知の通り。 』

 

「1998年に描いた2036年までの未来予測チャート(2020年末よりラジオ等で2070年までの未来予測も一部披露)」に基づき昨年12月18日付レポートよりお伝えした2023年全体相場予測は、「1月前後より下落。2月前後、5月前後、7月前後に戻す場面もあるが、9月前後にかけ下げが続き、9月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇」

年初より『昨年12月20日の日銀による長期金利上限引き上げを嫌気し急落。2023年全体相場予測「1月前後より下落」が早めにきた格好となり、ここから「9月前後にかけ下げ」が続く予想で先が思いやられるが、今年9月前後こそ、コロナショックの大底を的中させた2020年3月中盤に続く「天与の買い場」となり、日経225が1989年12月に付けた史上最高値3万8957円更新に向かう起点の年となろう』と指摘してきたが、もはや今年9月を待たずに、かねてよりお伝えしてきた日経225が史上最高値を更新し4万円台に乗せるのは2024年」の予測に向かう展開。

つまり「大発会を安値に上昇が続き年末にかけ史上最高値を更新から4万円台に乗せる」展開は、ライブ中継会員や2021年初めまで出演していたラジオなどで既報の2024年の未来予測チャートに酷似しつつ1年前倒しにあったが、さすがに秋は2023年の未来予測チャート通り下落。

 

6月18日レポートより以下の通り解説。

『 米国1強時代に終止符が打たれ、世界は多極化、あるいはウクライナ戦争を機に2極化に向かいつつあるとの見方は既に一般的と認識しているが、ドル基軸通貨による米国の覇権は、欧州と中国の諸事情により、当初の私の予想よりも随分と長く続くことになり、今では2段階あったと分析している。

1段目は東海岸。2段目は西海岸。そして2段目の覇権となった米西海岸の「シリコンバレー」を冠する銀行が今年破綻した事は、ドル基軸通貨による米国の覇権終焉を象徴するものになった。

一方、日本では5月18日に、アメリカ・台湾・韓国の世界的半導体メーカー幹部と岸田首相が会談し、日本への半導体投資に対し政府が支援する方針を示すなど、米国西海岸の「シリコンバレー」の次は、日本が「シリコンバレー」となる段取り。

6月6日には、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の劉徳音会長が現在、熊本に建設中の工場周辺に第2工場を検討と発言。「九州シリコンアイランド」復活が決定的となった。

軍事的な制約もあって、「日本が単独で世界の覇権を握る」とは考えにくいが、矛盾こそ発展の原動力。既に日本に世界のマネーが集中しつつあり、円安もあって株式市場はそれを先に織り込みにかかったというのが、1年前倒しの原因か。

米国の軍事力を背景に、東海岸、西海岸の次は、この日本列島を第3段目の覇権フェイズ3にすると密かに企んでいるのか。少なくとも昭和バブル再来くらいの事が日本で再び起きても何ら不思議はない。

大正バブルの時は、日清・日露戦争に勝利し、軍事力も伴っていた。 』

日本政策投資銀行富士通パナソニックHDが保有するソシオネクスト株を海外に売り出したのに続き、キオクシアウエスタンデジタルが経営統合に向かうなど、6月18日レポートより指摘した『米国西海岸の「シリコンバレー」の次は、日本が「シリコンバレー」となる段取り。米国の軍事力を背景に、東海岸、西海岸の次は、この日本列島を第3段目の覇権フェイズ3にすると密かに企んでいるのか』の一環なのか。

 

2020年12月のラジオにおいて

「 過去の大型バブル崩壊チャートと世界各国の人口動態を独自分析して1998年に描いた2036年までの未来予測チャートでは、2022年と2023年はいったん停滞するが、

ここ顕著となってきた人口減少を、移民政策か、AI・ロボット・量子コンピュータ・核融合発電など技術革新や、ポスト資本主義あるいは世界統一地球政府などシン・政治経済体制で相殺・克服していけば、

2024年に日経225が史上最高値を更新し4万円台乗せ。2035年前後に10万円台乗せ。

まだ描いていないが、2070年前後には日経225が100万円台に乗せる可能性もある。 」

と披露した事は、知る人ぞ知るところ。

今回のChatGPTの出現は、上記の最低条件を満たす第1歩となった。

尚、2050年頃には世界統一地球政府の量子AIによるシン・政治経済体制に移行している可能性があり、逆に2070年前後に日経225が残っているようではデジタルユートピア実現が上手くいっていないという事になるかも。

 

2022年初めより「2024年はアメリカ大統領選挙の年となるため、2023年末から2024年の早い段階で全国民が次期大統領はこの人以外にないと圧倒する候補が出てこない限り、日経225の4万円台乗せは2025年にお預けとなる可能性が高まる」とお伝えしてきたが、2023年1月22日レポートで「米大統領選挙に拘わらず日経225が史上最高値更新4万円台に乗せる秘策も水面下で」と指摘した通り、26日に早速、東証が2023年春にもプライム・スタンダード市場のPBR1倍割れ企業に対し改善に向けた取り組みや進捗状況の開示を要請する方針を示し、2021年初めまで出演していたラジオなどで提唱してきた「株式庁(仮名)」がやるべき事実上の株上げ対策が打ち出された。

要は、内部留保金で自社株買いや増配など株価対策に努力せよと。企業サイドはM&A・TOB資金に回したいのが本音か。

 

2022年10月21日にかけ151円台へ急伸したドル円については、2012年中盤の70円台の時より「円高の終焉。日本株の歴史的買い場」を唱え、「2016年にかけ125円に向かう」との予想を的中させた後、三角保ち合い上放れとなってきた2021年10月のラジオ等でも「125円を超えたら135円、135円を超えたら147円、147円を超えたら160円、160円超えちゃったら次の節目は200円台だが、現時点で200円台までいくかは分からない」と円安が進んでいくと予想した事は皆様ご存じの通り。

今回のインフレについても、10年以上前から「2016年前後に日経225が2万円台に乗せた後、2019年前後に一旦1万6000円台に急落してから4万円を目指す過程でインフレになる」と予想してきた。

 

勿論、株の世界に絶対は無く、外れる事もよくある。当時出演させて頂いていたラジオ等でも有名になった通り、2020年3月中盤のコロナショックの大底と、2021年9月14日のコロナバブルの天井を完全的中させた後、2021年は私の未来予測チャートより弱く、2023年は私の未来予測チャートより強過ぎ、短期的に予想が外れる事も多くなってきた。

 

2021年12月12日付レポートよりお伝えしてきた2022年全体相場予測は、「1月下旬にかけ上昇。2月下旬にかけ下落。3月末・4月初めにかけ上昇。5月初めにかけ下落。8月上旬にかけ上昇。10月中旬にかけ下落。12月末にかけ上昇」

2022年2月6日付レポートより、2022年全体相場予測「1月前後より下落。2月前後から上昇。4月前後より下落。5月前後に底打ち反転。8月前後にかけ上昇。10月前後にかけ下落。12月末にかけ上昇」という従来通りの表現に変更。

日経225の底は3月9日。10月に年初来安値を割ってしまったナスダックの6月16日安値との中間点4月28日は、「未来予測チャート」にある「底打ち5月2日」の1営業日前。日経225ナスダックの安値が5月2日前後を真ん中に挟んで3ケ月以上ズレた原因は、その間の円急落にあると分析。

その後の戻り高値は、日経225が8月17日。ナスダックが16日。「未来予測チャート」「戻り高値8月12日」との誤差は、日経225が3営業日。ナスダックが2営業日。

「10月16日前後から上昇に転じ」は、日経225が10月3日を安値に、NYが13日を安値に底打ち反転。円一段安もあって日経225は8営業日も前倒しとなったが、16日が日曜日で16日前後は14日か17日を指し、NYの誤差は1営業日に止まった。

10月30日レポートでお伝えした「11月4日前後から2段上げに向かう」の予想は、誤差なくピッタリ的中。

11月6日レポートの「11月17日前後から上昇一服」は、17日前後は16日・17日・18日を指し、誤差1営業日。

11月20日レポートの「11月22日前後から3段上げに向かう」は、誤差なくピッタリ的中。

「12月末にかけ上昇」は外れた。東京はTOPIXが1月4日大発会始値を上抜いた11月24日が高値に。NYは12月13日を高値に反落。

 

2020年12月20日付レポートよりお伝えしてきた2021年全体相場予測は、「2月前後にかけ上昇。3月前後に調整。4月前後から再上昇。一段高へ。5月前後を高値に下落。6月前後に底打ち反転。7月・8月前後上昇継続。9月前後にかけ一段高。10月前後をダブルトップに下落。11月前後より再上昇」

「2月前後にかけ上昇。3月前後に調整」は的中。

4月前後から再上昇。一段高へは、史上最高値を更新したNYは的中したが、東京は外れた。

5月前後を高値に下落は的中。

「6月前後に底打ち反転。7月・8月前後上昇継続。9月前後にかけ一段高」は、NYが完全的中。東京は日経225マザーズ指数が8月に年初来安値を更新した事から外れたかに見えたが、7月27日にかけ青天相場が続いた東証2部指数は9月10日に史上最高値を再び更新。TOPIXも5月13日安値を割らずに8月陽線。9月3日より年初来高値を更新するなど、外れたとも言えない展開に。日経225も年末年始よりラジオなどでも今年の高値を付けると予想してきた転換点9月14日に年初来高値を更新。

「10月前後をダブルトップに下落」は、「ダブルトップ」は外れたが、「10月前後下落」は的中。

「11月前後より再上昇」は、NYが的中したが、東京は大納会を3万円大台引け成らず、外れた。

 

2019年12月15日付レポートよりお伝えしてきた2020年全体相場予測は、「2月前後に調整もあろうが6月前後にかけ上昇継続。6月前後から下落。7月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇。調整を経て年末高へ」

当初的中したかに見えた「2月前後に調整」は、コロナショックに見舞われ、私の未来予測チャートが描く調整の範囲内を大きく下回った事から外れたと言わざるを得ないが、3月13日と17日に個別材料株半導体関連全面買い指示を出し、マザーズが13日を、TOPIXが17日を安値にドンピシャのタイミングで急反騰。ナスダックが史上最高値を更新。年末年始に予想した1万ポイントの大台乗せを果たした事もあり、「6月前後にかけ上昇継続」は的中した。

「6月前後から下落。7月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇。調整を経て年末高へ」も、ほぼ的中。日経225が2018年10月に付けた2012年11月以降の高値を更新。NYダウも年末年始に予想した3万ドルの大台乗せ果たした後、日経225が予想通り12月30日大納会を2万7000円台に乗せてほぼ高値引けとなった。

 

(2)2023年全体相場予測「1月前後より下落。2月前後、5月前後、7月前後に戻す場面もあるが、9月前後にかけ下げが続き、9月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇」

 

2012年11月14日寄付より建設株金融株に買い指示を出し、14日の夜間取引寄付より日経225先物オプションコールを買い推奨した後、翌15日朝方より「かねてよりお伝えしてきた2012年日本株の歴史的買い場。大相場の開始」と予想。日本株に全面買い指示を発令。1905年5月27日、日本海海戦においてロシアのバルチック艦隊を目前に秋山真之が草案した「敵艦見ゆ。皇国の興廃此の一戦に在り。各員一層奮励努力せよ」をもじり、代表取締役前池英樹の署名入りで「大底見ゆ。東京株式市場の興廃この一戦にあり。各員、株買いに奮励努力せよ」と宣言。

私・弊社代表取締役・前池英樹が過去の大型バブル崩壊チャート(1929年世界恐慌時のNYダウ暴落チャート、1919年大正・昭和バブル崩壊時の暴落チャート)世界各国の人口動態(人口ピラミッド)を独自分析した結果、2003年春からお伝えしてきた長期予測は以下の通り。

 

【1989年末を高値としたバブル崩壊から約13年後の2003年春を大底に2007年春にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2007年夏以降、調整色を強め急落。

2008年春にかけ下落が続いた後、2008年春を底に2008年末にかけ急反発。2008年末を戻り高値に2009年春にかけ調整した後、2009年末にかけ切り返し。2010年中盤に再び急落。小戻した後、2012年春にかけジリ安。

2012年春を大底に2016年中盤にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2016年中盤を高値に秋にかけ急反落。2019年にかけボックス相場が続いた後、2019年中盤から2036年初めにかけ上昇】 

 

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2. 今週の注目銘柄 

 

 

東証G4488 AI inside (10月27日終値5050円)

 

【戻りの引け新値。AIエージェントを始め各種サービスの新機能を発表する「AIIC2023」を10月23日に開催。昨年12月から今年7月にかけ10倍高テンバガー演じたヘッドウォータースに続くAI関連銘柄本命格として大化けに向かう可能性秘める】

 

10月5日寄り付き直後の4250円よりAI関連銘柄として改めて買いと予想。6日にかけ4655円へ上昇。

10月9日レポートより以下の通り解説。

『 ディープラーニングによる手書き文字認識AIを活用した生産性向上のためのAI-OCRサービス「DX Suite」を柱に、同社のミッションである「AIテクノロジーの妥協なき追求により、非常識を常識に変え続ける」を実現するための製品「AnyData」を開発・提供。教育プログラムの「AI Growth Program」も。

2024年3月期最終利益が2億8700万円黒字転換予想。予想EPS73.56円。

10月6日終値4515円で、今期予想PER61.38倍。時価総額181億円。

10月2日に、AIエージェント「Heylix」を始めとした各種サービスの新機能・新事例を発表する「AI inside Conference(AIIC) 2023」を、23日15時より開催すると発表。

8月2日に、AIエージェント「Heylix」を、3日より招待制のクローズドβ版にて提供開始すると発表。

「Heylix」は、業界・業種を問わずあらゆる業務を汎用的に支援するAIエージェント。ユーザは「Heylix」に指示を出すだけで、「Heylix」がマルチモーダルかつ自律的にタスクをこなしてくれる“Buddy”を生成。ユーザは“Buddy”の支援により、高度なDXを実現することができる。

ユーザの作業は、テキスト、画像、数値などさまざまな形式のデータをそのままアップロードしテキストで指示を出すのみ。ユーザの指示に応じて、AIエージェント「Heylix」が自律的に生成AI・予測AI・画像認識AIなどの最先端テクノロジーを掛け合わせ高付加価値なマルチモーダルAIを生成する。

AIエージェント「Heylix」が生成したマルチモーダルAIは、ユーザの業務を支援する相棒のような性質を持つことから“Buddy”と呼び、その“Buddy”を作成・共有してくれるユーザを“Buddyアーキテクト”と呼ぶ。生成された“Buddy”はユーザ間でシェアできるため、ネットワーク効果が働き、“Buddy”の数が増えるほどにユーザが享受できる恩恵も高まる。

「Heylix」から外部システムのAPIを自然言語で呼び出すことが可能。APIが公開されているあらゆるソフトウェアを「Heylix」のユーザインターフェースで利用できる。さらに、それらソフトウェアの機能をバックグラウンドで生成AI・予測AI・画像認識AIと複合処理させた、より高度な“Buddy”を生成することも。また、作成した“Buddy”を外部システムに組み込んで利用することもできる。

「Heylix」は、既に一部の既存顧客へ先行提供。300を超える“Buddy”のアイデアが生まれている。まずは金融・保険・製造・流通・自治体などの業界を中心にクローズドβ版を提供。エンタープライズサーチを生成する機能なども追加した上で、2023年中に正式版の提供を開始する計画。正式提供後は、“Buddy”をシェアし合えるマーケットプレイスも構築する。

今期中に、1000人以上の“Buddyアーキテクト”を創出。同社のプラットフォームから生まれ利用されるAIの数を現在の10倍以上に増加させることを目指す。既にユーザやISVパートナー(独立系ソフトウェアベンダ)との連携を推進すると共に、生成AI・LLMの伴走型リスキリングプログラムにて“Buddyアーキテクト”育成の特別講座も開始。同社はこれらの取り組みを通じ、生成AIビジネスの本格的な拡大を実現する。

7月19日に、鹿島建設と共同で、同社のマルチモーダルなAI統合基盤「AnyData」を利用した「AIとドローンによる資機材管理システム」を開発。従来、人が巡回・目視で行っていた資機材管理業務をデジタルツイン上で行うことを可能とし、現場職員の安全性と作業効率の向上を実現する。

本システムは、2022年度の国土交通省による「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト(PRISM)」に採択。既に鹿島建設が施工する建設現場に導入され、現場職員の業務時間を約75%削減する有効性が確認。今後は、本システムの高度化および鹿島建設での全社展開を見据えた他現場へのシステム転用などを支援し、建設現場のDXに貢献する。

7月13日に、あらゆる企業・団体が生成AI・LLMをビジネス活用できるように、顧客課題の解決に繋がるユースケース創出とその実装を支援する、伴走型リスキリングプログラムの提供を開始したと発表。

本プログラムでは、AIテクノロジーとその事業化に深い知見を持つプロフェッショナル人材を結集した経営層向けAI実装コンサルティングチーム「InsideX」が伴走。本プログラムを受講することで、生成AIの概要やその適切な活用方法、プロンプトエンジニアリングに関する基礎知識などを短期間で習得できる。ワークショップを通じた自社ビジネスの課題解決に寄与するユースケース創出とその実導入についても、同社の最先端AIテクノロジーを複合的に活用しながら一気通貫で支援し、生成AI・LLMのユースケース1万件以上の創出を目指す。

7月6日に、生成AI・LLMの研究開発と社会実装を行う「XResearch」の研究開発の成果である独自の日本語LLMサービス「PolySphere-1」を、マルチモーダルなAI統合基盤「AnyData」上で運用することを実現したと発表。これにより、顧客は複雑かつ高度な知識・スキルが求められるAIやITインフラについて特別な意識をせずとも、所要時間わずか数分で簡単にセキュアなプライベート環境を構築し、生成AI・LLMをビジネス活用することが可能となる。

「AnyData」は、AI開発・実装に求められるデータ基盤・学習基盤・運用基盤の基本機能を全て包含したマルチモーダルなAI統合基盤。その運用基盤は日本国内サーバーに他ユーザのトランザクションとは隔絶された顧客専用のプライベート環境を構築することが可能なクラウドサービス。

これにより、情報漏洩リスクを低減できるだけでなく、他ユーザの利用状況に影響を受けずに一定のレスポンス速度を維持した安定運用を実現できる。負荷に応じてクラウドサーバーの性能や台数を自動的に拡張・縮小するオートスケール機能も標準搭載されているため、利用状況によって必要な容量が大きく変化する生成AI・LLM運用においても、顧客それぞれの環境に即したリソース配分・コスト最適化を実現する。

昨年12月26日安値1630円から今年7月3日にかけ16630円へ10.2倍高演じた4011ヘッドウォータースに続くAI関連銘柄本命格として、大化けに向かう可能性秘める。 』

 

10月19日にかけ4975円へ上昇。3日高値を更新。逆行高で底値圏離脱のチャート形成に。

10月25日にかけ5160円へ一段高。27日を5050円で戻りの引け新値。

昨年12月26日安値1630円から今年7月3日にかけ16630円へ10.2倍高演じた4011ヘッドウォータースに続くAI関連銘柄本命格として、大化けに向かう可能性秘める。

 

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東証G2160 ジーエヌアイグループ (10月27日1950円)

 

【昨年来高値を射程圏内に捉えた後、悪地合いもあって調整ながら、アステラス製薬からマイルストン最大約2660億円で最高益更新予想のバイオ関連本命格として大化けに向かう可能性秘める】

 

13時半に業績の上方修正を発表した8月3日の1333円よりバイオ関連銘柄として買いと予想。17日にかけ1822円へ7連騰。18日も1805円で引け新値。8日続伸。

8月20日レポートより以下の通り解説。

『 創薬、医薬品および生体材料の開発、臨床試験、製造、販売、医療機器の日本導入を支援するコンサルティング等を米国、中国、日本で展開するグローバルヘルスケア企業。

2023年12月期最終利益が前期比4.4倍増の17億300万円最高益更新予想。予想EPS35.86円。

8月18日終値1805円で、今期予想PER50.33倍。時価総額857億円。

6月15日に、連結子会社であるCullgen Inc.が、アステラス製薬と、革新的なタンパク質分解誘導剤創出に向けた共同研究および独占的オプション契約を締結したと発表。

本契約は、乳がんやその他の固形がんを対象としてCullgenが同定したリードプログラムである細胞周期タンパク質に対する分解誘導剤候補化合物などが対象。

Cullgenは、契約一時金としてアステラス製薬より3500万米ドル(49億円、1米ドル=140円で換算、以下同様)を受領。

アステラス製薬がリードプログラムに関するライセンスオプションを行使した場合、さらに8500万米ドル(1119億円)を受領。

さらに、ライセンスオプションとプログラムの進捗に応じたマイルストンとして最大19億米ドル(2660億円)と製品の売上に応じたロイヤルティーをアステラス製薬から受領する可能性がある。

8月14日に発表した2023年12月期第2四半期純利益49億1600万円は、前年同期比2.1倍増かつ、同通期最終利益17億300万円予想を超過。通期上方修正の可能性高まる。

8月18日に、同社の主要子会社である北京コンチネント薬業が中国にて実施しているF351(一般名ヒドロニドン)のB型肝炎に起因する肝線維症に対する第Ⅲ相臨床試験に関して、8月17時点で登録された被験者数は合計195名に上り、目標の248名まで残り53名となったと発表。

これにより、2023年中の登録完了及び2014年中のデータ公表という目標に一層近づいた。引き続き第Ⅱ相臨床試験と同等の良好な安全性プロファイルが観察されている。

アステラス製薬からマイルストン最大約2660億円で最高益更新予想のバイオ関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める。 』

 

11連騰を交え8月30日にかけ2408円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続いた後、さすがに反落。一時2012円まで売られる場面もあったが、突っ込みには透かさず買いが入る展開。

全体相場下落の煽りもあって下放れたが、9月22日の1876円を安値に切り返し。

9月22日に、主要子会社の北京コンチネント薬業有限公司が中国で第Ⅲ相臨床試験を行っているF351(ヒドロニドン)に関し、F351の第Ⅲ相臨床試験の治験統括医師であるLungen Lu教授が、11月12日に米国マサチューセッツ州ボストンで開催される米国肝臓病学会の肝臓会議のポスターセッションで発表を行うと発表。

9月28日に新経営執行体制も発表。これらを好感し、10月11日にかけ2298円へ再上昇。9月12日高値に迫り、8月30日に付けた昨年来高値2408円を射程圏内に捉えた後、悪地合いに急反落。

10月23日に、米国ナスダック証券取引所に上場するCatalyst Biosciences, Inc.と同社グループの取引について、下記のウェブサイトにある通り、中国証券監督管理委員会が本取引に関する北京コンチネント薬業有限公司の申請を受理していることを確認できていると発表。

10月24日に、Catalyst Biosciences, Inc.と同社グループの取引について、Catalyst Biosciences北京コンチネントの発行済株式の合計 65%を取得し、北京コンチネントCatalyst Biosciencesの子会社になる。同社100%子会社のGNI USA, Inc.Catalyst Biosciencesの総発行済株式数の 85.17%を保有。同社が Catalyst Biosciencesを傘下に収め、今後も北京コンチネントは同社の連結対象であり続けると発表。

10月24日の1661円を安値に切り返し。

10月26日に、同社の主要子会社である北京コンチネントが中国で実施しているF351(ヒドロニドン)のB型肝炎に起因する肝線維症に対する第Ⅲ相臨床試験に関し、目標登録数248名の被験者登録を完了したことを本日公表した。

既報の通り、中国国家薬品監督管理局は2021年にF351を「画期的治療薬」に指定。F351は同社グループの将来の医薬品パイプラインの中核を形成。今回の登録完了は、当初の想定を2か月以上前倒しで達成。中国におけるF351への期待の高さを示している。

今回の登録完了は、F351上市へ向け非常に重要な意味を持ち、今後、速やかに上市ができるよう、同社を挙げて取り組んでいく。

北京コンチネントは、10月24日に開示した通り、30日までにナスダック上場のCatalyst Biosciencesの子会社となる予定。Catalyst Biosciencesの子会社になった後も、引き続き同社の全部連結対象である事に変更はない。

10月27日10時にCatalyst Biosciencesの2023年12月期第3四半期決算を、13時にメディア及び機関投資家向け説明会開催を発表。

これらを好感し、10月27日に1950円を回復。

アステラス製薬からマイルストン最大約2660億円で最高益更新予想のバイオ関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める。

 

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東証P6526 ソシオネクスト (10月27日終値14890円)

 

【TSMCの最新の3nm車載プロセスを採用した先進運転支援システム及び自動運転向けカスタムSoC開発着手を発表。カスタムメイドの最先端ロジック半導体設計で世界の5本指。進捗率から通期上方修正の可能性高まる。新規上場した昨年10月から今年6月にかけ7.7倍高演じた実績あり。今回も大化けに向かう可能性秘める】

 

海外売り出し価格が14668円に決まった半導体関連本命格として、7月12日の15000円どころより買いと予想。14日にかけ16870円まで買われた後、悪地合いもあって下落。21日の14110円を安値に切り返し。8月4日にかけ19480円へ上昇した後、三角保ち合い形成。

9月3日レポートで以下の通り解説。

『 富士通パナソニックのロジック半導体部門が統合して2015年に設立。最先端チップの開発・設計に特化したファブレス企業。

極小の回路線幅で設計できる専門家集団。次世代自動運転「ロボットカー」は同社のチップがないと動かないという。仮想現実(VR)、拡張現実(AR)向け設計技術も。

同社の半導体は、カスタムメイドの特注品。顧客の8割が海外。4~5年先に世の中に出てくる製品やサービスのチップを設計する事から、顧客名は極秘。チップに社名の刻印もない。世界で5本の指に入るという。

2024年3月期最終利益は前期比11.5%減の175億円予想。予想EPS504.55円。

9月1日終値17570円で、今期予想PER34.8倍。時価総額6201億円。

7月28日に発表した2024年3月期第1四半期純利益79億5200万円は、前年同期比57.2%増で且つ、同通期最終利益175億円予想に対する進捗率が45%に達し、通期上方修正の可能性高まる。

仮に、第1四半期純利益79億5200万円を単純に4倍した318億800万円が通期最終利益なら、前期比61%増益で連続最高益更新。

仮に、潜在株式調整後第1四半期EPS221.4円を単純に4倍した885.6円が通期EPSなら、PER19.8倍に低下。

新規上場した昨年10月12日付けた上場来安値3690円から今年6月21日にかけ28330円へ7.7倍高演じた実績あり。

今回も、大化けに向かう可能性秘める。 』

 

全体相場が10月4日を安値に急反騰に転じるに伴い、4日の13480円を安値に切り返し。12日にかけ15180円を回復。

10月18日に、半導体受託生産世界最大手TSMCの2nmプロセステクノロジーを用いた革新的な32コアCPUチップレットの開発において、英半導体設計大手ARMおよびTSMCと協業すると発表。これにより、大規模データセンター用サーバー、5/6G インフラストラクチャー、DPU、ネットワーク・エッジ市場向けにスケーラブルなパフォーマンスを提供する。エンジニアリングサンプルの提供は、2025年上期目標。

これを好感し、10月18日に16300円まで買われた後、悪地合いに反落。

10月23日に、TSMCの最新の3nm車載プロセス「N3A」を採用した先進運転支援システム(ADAS)および自動運転向けのカスタムSoC(System-on-Chip)開発に着手したと発表。本SoCは2026年に量産開始予定。

TSMCの3nmテクノロジーは、量産可能な状況にあり、従来のテクノロジーより電力、性能、面積 (PPA) の点で大幅に改善されている。現行の 3nmテクノロジーである N3Eは、前世代の 5nmテクノロジーである N5 と比較して、同一電力で18%の速度向上、または同一速度で32%の電力削減が可能で、加えて約 60%の論理ゲート密度の向上を実現。

次世代 ADAS や自動運転に求められる高いコンピューティング性能は、バッテリ寿命や走行距離の改善要求と競合する。このため、3nmテクノロジーによる PPAの改善は、将来の電気自動車向け SoC 開発にとって重要な要素となる。

TSMCのN3Aプロセス・テクノロジーと、機能安全規格 ISO26262および車載品質・信頼性をサポートしてきた同社の豊富な経験を組み合わせ、同社は自動車メーカーが求める急速に進化する自動車電子システムの性能と安全性の要求に対応していく。

カスタムメイド最先端ロジック半導体設計で世界の5本指に入り進捗率から上方修正の可能性高まる半導体関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める。

 

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他の銘柄については、これまでの週末レポート参照。

 

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