1. 今週の東京株式市場

 

(1)日経225は1月23日を、ナスダックは24日を高値に反落。S&P500は26日にかけ史上最高値更新継続。今週は1月31日前後より再上昇した後、もみあいと予想する

 

東京株式市場全体相場について、昨年12月24日・31日合併号レポートで「今週から年明けにかけての全体相場は、6月からのボックス相場上放れが時間の問題」と予想。

八専明け元日1月1日16時10分頃に能登半島地震が発生。正月休み中のNYも下落し、2024年大発会を迎えた4日朝方に急落する場面もあったが、突っ込みには透かさず買いが入り切り返し急。TOPIXは大納会から正月休みを挟んで年明け1月5日を3日続伸に。

 

今年1月8日レポートで「今週も引き続き昨年6月からのボックス相場上放れは時間の問題」と予想した通り、12日にかけTOPIXが7連騰。日経225は3万5839円へ5連騰。昭和バブル崩壊以降の戻り高値更新が続いた。

1月12日のSQ値は幻の36025.97円。1月物35000コールが9日安値2ポイントから3営業日でSQ勝負512倍高に。

 

1月14日レポートで「今週はさすがにいったん調整」と予想。日経225は15日を高値に16日反落から17日に一時3万6239円へ急伸。15日高値と12日に記録した幻のSQ値を更新した後、値を消し終値では続落。18日を3日続落後、NY高を受け19日は4日ぶりの反発となった。

1月19日のNYが続伸。S&P500は2022年1月に付けた史上最高値を2年ぶりに更新。

 

1月21日レポートで「今週は週初高から上昇が続くか、反落となるか見極め」と指摘。日経225は23日の3万6984円を高値に反落。26日にかけ3万5687円へ。

ナスダックは1月24日を高値に反落。S&P500は26日にかけ史上最高値更新が続いた。

日経225先物3万5910円で終了。

ドル円148.152円。米国債10年金利4.141%。

 

今週は、1月31日前後より再上昇した後、もみあいと予想する。

1月30日~31日に米FOMCが開催。30日にマイクロソフトアルファベット、2月1日にアップルアマゾンメタが決算発表。日本企業の決算発表も本格化。

 

「1998年に描いた2036年までの未来予測チャート(2020年末よりラジオ等で2070年までの未来予測も一部披露)」に基づき昨年12月17日レポートよりお伝えした来年2024年全体相場予測は、「1月から6月前後にかけ上昇。6月前後に調整。8月前後かけ上昇。8月前後に調整。10月前後かけ上昇。10月前後に調整。12月末にかけ上昇」

2036年までの未来予測チャートを描いた1998年より「日経225が1989年12月に付けた史上最高値3万8957円を更新し4万円台に乗せるのは2024年」と予想してきた事は、2022年1月まで出演していたラジオ等でも既報の通り。

ただし、これも既報の通り2022年初めより「2024年はアメリカ大統領選挙の年となるため、2023年末から2024年の早い段階で全国民が次期大統領はこの人以外にないと圧倒する候補が出てこない限り、日経225の4万円台乗せは2025年にお預けとなる可能性が高まる」とお伝えしてきた。

私の「1998年に描いた2036年までの未来予測チャート(2020年末よりラジオ等で2070年までの未来予測も一部披露)」は、大統領が代わる米国大統領選挙の年の予想が半年から1年近く後ズレする統計があるからだ。

FRBの利下げが始まる前に、日銀はマイナス金利を解除しておくべきであり、円高も予想される。

2024年末までに日経225が4万円台に乗るかどうか上昇の値幅は、ドル円が鍵を握る事に。

現時点で120円台が予想されるも、「金融グレートリセット」の有無と内容次第では、円安の起点となった2021年の100円飛台まで戻る可能性も出てくる。

1月台湾総統選挙。2月インドネシア大統領選挙。3月ロシアとウクライナ大統領選挙。9月自民党総裁選挙。11月アメリカ大統領選挙。

最大の焦点は、誰が次の米大統領になるか。日本初となる女性総理誕生の可能性は後退か。

昨年は、1月22日レポートで「米大統領選挙に拘わらず日経225が史上最高値更新4万円台に乗せる秘策も水面下で」と指摘した通り、26日に早速、東証が2023年春にもプライム・スタンダード市場のPBR1倍割れ企業に対し改善に向けた取り組みや進捗状況の開示を要請する方針を示し、2021年初めまで出演していたラジオなどで提唱してきた「株式庁(仮名)」がやるべき事実上の株上げ対策が打ち出される記念すべき年となった。

さらに、「要は、内部留保金で自社株買いや増配など株価対策に努力せよと。企業サイドはM&A・TOB資金に回したいのが本音か」とお伝えしてきた通り、TOBやMBOも活発化。

そして、これも昨年中盤より動画などで「ChatGPT登場に伴うAI関連の次は、ChatGPTに続き世界を変える可能性が出てきたGLP-1バイオ関連」と話した時に既報の通り、大型バリュー株に比べ割高感やボラティリティの高さなど難しい事情はあろうが、今年2024年はAI・バイオを始めグロース市場中心に中小型株の株上げ対策も是非期待したい。

 

1月14日レポートより以下の通り解説。

『 1月15日より米大統領選挙の候補者を決める党員集会と予備選挙が始まる。

現職のバイデン大統領が2期目に挑む民主党は、有力な対抗馬もなく、現職2期目の通例通り、形式的な手続きに。

共和党は、1月15日のアイオワ州党員集会を皮切りに候補者を選ぶ党員集会と予備選挙が本格化。アイオワ州の党員集会と23日のニューハンプシャー州予備選挙で勝った候補者が注目を浴びる。

2月8日ネバダ州党員集会、24日サウスカロライナ州予備選挙。

3月4日、トランプ前大統領の刑事裁判「大統領選挙の手続き妨害」連邦初公判。

3月5日に、テキサス、カリフォルニアなど十数州の予備選が集中する「スーパーチューズデー」を迎え、候補者選び天王山。

3月25日、トランプ前大統領の刑事裁判「不倫口止め料」ニューヨーク州初公判。

5月20日、トランプ前大統領の刑事裁判「機密文書持ち出し」連邦初公判。

7月15日~18日、共和党大会で候補者正式指名。

8月19日~22日、民主党大会で候補者正式指名。

大統領候補者テレビ討論会、副大統領候補者テレビ討論会。

11月5日、大統領選投開票。

2025年1月20日、大統領就任式。 』

 

2020年12月のラジオにおいて

「 過去の大型バブル崩壊チャートと世界各国の人口動態を独自分析して1998年に描いた2036年までの未来予測チャートでは、2022年と2023年はいったん停滞するが、

ここ顕著となってきた人口減少を、移民政策か、AI・ロボット・量子コンピュータ・核融合発電など技術革新や、ポスト資本主義あるいは世界統一地球政府などシン・政治経済体制で相殺・克服していけば、

2024年に日経225が史上最高値を更新し4万円台乗せ。2035年前後に10万円台乗せ。

まだ描いていないが、2070年前後には日経225が100万円台に乗せる可能性もある。 」

と披露した事は、知る人ぞ知るところ。

今回のChatGPTの出現は、上記の最低条件を満たす第1歩となった。

尚、2050年頃には世界統一地球政府の量子AIによるシン・政治経済体制に移行している可能性があり、逆に2070年前後に日経225が残っているようではデジタルユートピア実現が上手くいっていないという事になるかも。

 

(2)2024年全体相場予測「1月から6月前後にかけ上昇。6月前後に調整。8月前後かけ上昇。8月前後に調整。10月前後かけ上昇。10月前後に調整。12月末にかけ上昇」

 

「1998年に描いた2036年までの未来予測チャート(2020年末よりラジオ等で2070年までの未来予測も一部披露)」に基づき2022年12月18日付レポートよりお伝えした2023年全体相場予測は、「1月前後より下落。2月前後、5月前後、7月前後に戻す場面もあるが、9月前後にかけ下げが続き、9月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇」

年初より『昨年12月20日の日銀による長期金利上限引き上げを嫌気し急落。2023年全体相場予測「1月前後より下落」が早めにきた格好となり、ここから「9月前後にかけ下げ」が続く予想で先が思いやられるが、今年9月前後こそ、コロナショックの大底を的中させた2020年3月中盤に続く「天与の買い場」となり、日経225が1989年12月に付けた史上最高値3万8957円更新に向かう起点の年となろう』と指摘してきたが、もはや今年9月を待たずに、かねてよりお伝えしてきた日経225が史上最高値を更新し4万円台に乗せるのは2024年」の予測に向かう展開。

つまり「大発会を安値に上昇が続き年末にかけ史上最高値を更新から4万円台に乗せる」展開は、ライブ中継会員や2021年初めまで出演していたラジオなどで既報の2024年の未来予測チャートに酷似しつつ1年前倒しにあったが、さすがに秋は2023年の未来予測チャート通り下落。

日経225は10月4日を、TOPIXは24日を安値に底打ち反転。「11月前後にかけ上昇」の通り、11月20日にかけ上昇が続いた。

 

2022年10月21日にかけ151円台へ急伸したドル円については、2012年中盤の70円台の時より「円高の終焉。日本株の歴史的買い場」を唱え、「2016年にかけ125円に向かう」との予想を的中させた後、三角保ち合い上放れとなってきた2021年10月のラジオ等でも「125円を超えたら135円、135円を超えたら147円、147円を超えたら160円、160円超えちゃったら次の節目は200円台だが、現時点で200円台までいくかは分からない」と円安が進んでいくと予想した事は皆様ご存じの通り。

今回のインフレについても、10年以上前から「2016年前後に日経225が2万円台に乗せた後、2019年前後に一旦1万6000円台に急落してから4万円を目指す過程でインフレになる」と予想してきた。

 

勿論、株の世界に絶対は無く、外れる事もよくある。当時出演させて頂いていたラジオ等でも有名になった通り、2020年3月中盤のコロナショックの大底と、2021年9月14日のコロナバブルの天井を完全的中させた後、2021年は私の未来予測チャートより弱く、2023年は私の未来予測チャートより強過ぎ、短期的に予想が外れる事も多くなってきた。

 

2021年12月12日付レポートよりお伝えしてきた2022年全体相場予測は、「1月下旬にかけ上昇。2月下旬にかけ下落。3月末・4月初めにかけ上昇。5月初めにかけ下落。8月上旬にかけ上昇。10月中旬にかけ下落。12月末にかけ上昇」

2022年2月6日付レポートより、2022年全体相場予測「1月前後より下落。2月前後から上昇。4月前後より下落。5月前後に底打ち反転。8月前後にかけ上昇。10月前後にかけ下落。12月末にかけ上昇」という従来通りの表現に変更。

日経225の底は3月9日。10月に年初来安値を割ってしまったナスダックの6月16日安値との中間点4月28日は、「未来予測チャート」にある「底打ち5月2日」の1営業日前。日経225ナスダックの安値が5月2日前後を真ん中に挟んで3ケ月以上ズレた原因は、その間の円急落にあると分析。

その後の戻り高値は、日経225が8月17日。ナスダックが16日。「未来予測チャート」「戻り高値8月12日」との誤差は、日経225が3営業日。ナスダックが2営業日。

「10月16日前後から上昇に転じ」は、日経225が10月3日を安値に、NYが13日を安値に底打ち反転。円一段安もあって日経225は8営業日も前倒しとなったが、16日が日曜日で16日前後は14日か17日を指し、NYの誤差は1営業日に止まった。

10月30日レポートでお伝えした「11月4日前後から2段上げに向かう」の予想は、誤差なくピッタリ的中。

11月6日レポートの「11月17日前後から上昇一服」は、17日前後は16日・17日・18日を指し、誤差1営業日。

11月20日レポートの「11月22日前後から3段上げに向かう」は、誤差なくピッタリ的中。

「12月末にかけ上昇」は外れた。東京はTOPIXが1月4日大発会始値を上抜いた11月24日が高値に。NYは12月13日を高値に反落。

 

2020年12月20日付レポートよりお伝えしてきた2021年全体相場予測は、「2月前後にかけ上昇。3月前後に調整。4月前後から再上昇。一段高へ。5月前後を高値に下落。6月前後に底打ち反転。7月・8月前後上昇継続。9月前後にかけ一段高。10月前後をダブルトップに下落。11月前後より再上昇」

「2月前後にかけ上昇。3月前後に調整」は的中。

4月前後から再上昇。一段高へは、史上最高値を更新したNYは的中したが、東京は外れた。

5月前後を高値に下落は的中。

「6月前後に底打ち反転。7月・8月前後上昇継続。9月前後にかけ一段高」は、NYが完全的中。東京は日経225マザーズ指数が8月に年初来安値を更新した事から外れたかに見えたが、7月27日にかけ青天相場が続いた東証2部指数は9月10日に史上最高値を再び更新。TOPIXも5月13日安値を割らずに8月陽線。9月3日より年初来高値を更新するなど、外れたとも言えない展開に。日経225も年末年始よりラジオなどでも今年の高値を付けると予想してきた転換点9月14日に年初来高値を更新。

「10月前後をダブルトップに下落」は、「ダブルトップ」は外れたが、「10月前後下落」は的中。

「11月前後より再上昇」は、NYが的中したが、東京は大納会を3万円大台引け成らず、外れた。

 

2019年12月15日付レポートよりお伝えしてきた2020年全体相場予測は、「2月前後に調整もあろうが6月前後にかけ上昇継続。6月前後から下落。7月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇。調整を経て年末高へ」

当初的中したかに見えた「2月前後に調整」は、コロナショックに見舞われ、私の未来予測チャートが描く調整の範囲内を大きく下回った事から外れたと言わざるを得ないが、3月13日と17日に個別材料株半導体関連全面買い指示を出し、マザーズが13日を、TOPIXが17日を安値にドンピシャのタイミングで急反騰。ナスダックが史上最高値を更新。年末年始に予想した1万ポイントの大台乗せを果たした事もあり、「6月前後にかけ上昇継続」は的中した。

「6月前後から下落。7月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇。調整を経て年末高へ」も、ほぼ的中。日経225が2018年10月に付けた2012年11月以降の高値を更新。NYダウも年末年始に予想した3万ドルの大台乗せ果たした後、日経225が予想通り12月30日大納会を2万7000円台に乗せてほぼ高値引けとなった。

 

2012年11月14日寄付より建設株金融株に買い指示を出し、14日の夜間取引寄付より日経225先物オプションコールを買い推奨した後、翌15日朝方より「かねてよりお伝えしてきた2012年日本株の歴史的買い場。大相場の開始」と予想。日本株に全面買い指示を発令。1905年5月27日、日本海海戦においてロシアのバルチック艦隊を目前に秋山真之が草案した「敵艦見ゆ。皇国の興廃此の一戦に在り。各員一層奮励努力せよ」をもじり、代表取締役前池英樹の署名入りで「大底見ゆ。東京株式市場の興廃この一戦にあり。各員、株買いに奮励努力せよ」と宣言。

私・弊社代表取締役・前池英樹が過去の大型バブル崩壊チャート(1929年世界恐慌時のNYダウ暴落チャート、1919年大正・昭和バブル崩壊時の暴落チャート)世界各国の人口動態(人口ピラミッド)を独自分析した結果、2003年春からお伝えしてきた長期予測は以下の通り。

 

【1989年末を高値としたバブル崩壊から約13年後の2003年春を大底に2007年春にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2007年夏以降、調整色を強め急落。

2008年春にかけ下落が続いた後、2008年春を底に2008年末にかけ急反発。2008年末を戻り高値に2009年春にかけ調整した後、2009年末にかけ切り返し。2010年中盤に再び急落。小戻した後、2012年春にかけジリ安。

2012年春を大底に2016年中盤にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2016年中盤を高値に秋にかけ急反落。2019年にかけボックス相場が続いた後、2019年中盤から2036年初めにかけ上昇】 

 

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2. 今週の注目銘柄 

 

 

 

東証G4488 AI inside (1月26日終値7400円)

 

【一段高。世界で5カ国目となる日本初の月面着陸に成功した宇宙・月面探査関連銘柄。「2022年12月から23年7月にかけ10倍高バガー演じたヘッドウォータースに続くAI関連本命格として大化けに向かう可能性秘める」の予想に変更なし】

 

昨年10月5日寄り付き直後の4250円よりAI関連銘柄として改めて買いと予想。6日にかけ4655円へ上昇。

10月9日レポートより以下の通り解説。

『 ディープラーニングによる手書き文字認識AIを活用した生産性向上のためのAI-OCRサービス「DX Suite」を柱に、同社のミッションである「AIテクノロジーの妥協なき追求により、非常識を常識に変え続ける」を実現するための製品「AnyData」を開発・提供。教育プログラムの「AI Growth Program」も。

2024年3月期最終利益が2億8700万円黒字転換予想。予想EPS73.56円。

10月6日終値4515円で、今期予想PER61.38倍。時価総額181億円。

10月2日に、AIエージェント「Heylix」を始めとした各種サービスの新機能・新事例を発表する「AI inside Conference(AIIC) 2023」を、23日15時より開催すると発表。

8月2日に、AIエージェント「Heylix」を、3日より招待制のクローズドβ版にて提供開始すると発表。

「Heylix」は、業界・業種を問わずあらゆる業務を汎用的に支援するAIエージェント。ユーザは「Heylix」に指示を出すだけで、「Heylix」がマルチモーダルかつ自律的にタスクをこなしてくれる“Buddy”を生成。ユーザは“Buddy”の支援により、高度なDXを実現することができる。

ユーザの作業は、テキスト、画像、数値などさまざまな形式のデータをそのままアップロードしテキストで指示を出すのみ。ユーザの指示に応じて、AIエージェント「Heylix」が自律的に生成AI・予測AI・画像認識AIなどの最先端テクノロジーを掛け合わせ高付加価値なマルチモーダルAIを生成する。

AIエージェント「Heylix」が生成したマルチモーダルAIは、ユーザの業務を支援する相棒のような性質を持つことから“Buddy”と呼び、その“Buddy”を作成・共有してくれるユーザを“Buddyアーキテクト”と呼ぶ。生成された“Buddy”はユーザ間でシェアできるため、ネットワーク効果が働き、“Buddy”の数が増えるほどにユーザが享受できる恩恵も高まる。

「Heylix」から外部システムのAPIを自然言語で呼び出すことが可能。APIが公開されているあらゆるソフトウェアを「Heylix」のユーザインターフェースで利用できる。さらに、それらソフトウェアの機能をバックグラウンドで生成AI・予測AI・画像認識AIと複合処理させた、より高度な“Buddy”を生成することも。また、作成した“Buddy”を外部システムに組み込んで利用することもできる。

「Heylix」は、既に一部の既存顧客へ先行提供。300を超える“Buddy”のアイデアが生まれている。まずは金融・保険・製造・流通・自治体などの業界を中心にクローズドβ版を提供。エンタープライズサーチを生成する機能なども追加した上で、2023年中に正式版の提供を開始する計画。正式提供後は、“Buddy”をシェアし合えるマーケットプレイスも構築する。

今期中に、1000人以上の“Buddyアーキテクト”を創出。同社のプラットフォームから生まれ利用されるAIの数を現在の10倍以上に増加させることを目指す。既にユーザやISVパートナー(独立系ソフトウェアベンダ)との連携を推進すると共に、生成AI・LLMの伴走型リスキリングプログラムにて“Buddyアーキテクト”育成の特別講座も開始。同社はこれらの取り組みを通じ、生成AIビジネスの本格的な拡大を実現する。

7月19日に、鹿島建設と共同で、同社のマルチモーダルなAI統合基盤「AnyData」を利用した「AIとドローンによる資機材管理システム」を開発。従来、人が巡回・目視で行っていた資機材管理業務をデジタルツイン上で行うことを可能とし、現場職員の安全性と作業効率の向上を実現する。

本システムは、2022年度の国土交通省による「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト(PRISM)」に採択。既に鹿島建設が施工する建設現場に導入され、現場職員の業務時間を約75%削減する有効性が確認。今後は、本システムの高度化および鹿島建設での全社展開を見据えた他現場へのシステム転用などを支援し、建設現場のDXに貢献する。

7月13日に、あらゆる企業・団体が生成AI・LLMをビジネス活用できるように、顧客課題の解決に繋がるユースケース創出とその実装を支援する、伴走型リスキリングプログラムの提供を開始したと発表。

本プログラムでは、AIテクノロジーとその事業化に深い知見を持つプロフェッショナル人材を結集した経営層向けAI実装コンサルティングチーム「InsideX」が伴走。本プログラムを受講することで、生成AIの概要やその適切な活用方法、プロンプトエンジニアリングに関する基礎知識などを短期間で習得できる。ワークショップを通じた自社ビジネスの課題解決に寄与するユースケース創出とその実導入についても、同社の最先端AIテクノロジーを複合的に活用しながら一気通貫で支援し、生成AI・LLMのユースケース1万件以上の創出を目指す。

7月6日に、生成AI・LLMの研究開発と社会実装を行う「XResearch」の研究開発の成果である独自の日本語LLMサービス「PolySphere-1」を、マルチモーダルなAI統合基盤「AnyData」上で運用することを実現したと発表。これにより、顧客は複雑かつ高度な知識・スキルが求められるAIやITインフラについて特別な意識をせずとも、所要時間わずか数分で簡単にセキュアなプライベート環境を構築し、生成AI・LLMをビジネス活用することが可能となる。

「AnyData」は、AI開発・実装に求められるデータ基盤・学習基盤・運用基盤の基本機能を全て包含したマルチモーダルなAI統合基盤。その運用基盤は日本国内サーバーに他ユーザのトランザクションとは隔絶された顧客専用のプライベート環境を構築することが可能なクラウドサービス。

これにより、情報漏洩リスクを低減できるだけでなく、他ユーザの利用状況に影響を受けずに一定のレスポンス速度を維持した安定運用を実現できる。負荷に応じてクラウドサーバーの性能や台数を自動的に拡張・縮小するオートスケール機能も標準搭載されているため、利用状況によって必要な容量が大きく変化する生成AI・LLM運用においても、顧客それぞれの環境に即したリソース配分・コスト最適化を実現する。

昨年12月26日安値1630円から今年7月3日にかけ16630円へ10.2倍高演じた4011ヘッドウォータースに続くAI関連銘柄本命格として、大化けに向かう可能性秘める。 』

 

10月19日にかけ4975円へ上昇。3日高値を更新。逆行高で底値圏離脱のチャート形成に。

11月6日にかけ53000円へ一段高。戻り高値更新が続いた後、反落。

11月13日に発表した2024年3月期第2四半期営業利益と純利益が、据え置いた通期予想を超過。これを好感し、14日にS高を交え20日にかけ6140円へ急伸。

11月28日の5260円を安値に切り返し。12月26日にかけ6880円へ一段高。

今年1月10日にかけ7200円へ一段高。昨年12月26日高値を更新。

1月17日に、市場シェアトップのAI-OCRサービス「DX Suite」に生成AIを実装しアップデートしたと発表。AI-OCR市場を再定義する革新的な書類読取やAI-OCRに止まらない後続業務のデータ処理の自動化、ユーザ専用環境による利用状況に応じた運用の最適化など、大幅な機能拡張を実現。アーキテクチャも一新し、新機能を迅速かつ柔軟に追加できるように。今後も生成AIを活用した多様な新機能を順次追加していく計画。

1月19日にかけ7460円へ一段高。1月10日高値を更新。

1月20日0時20分に世界で5カ国目・日本初となる月面着陸に成功したJAXAの月面探査機「SLIM」が太陽電池で発電できない状況。

同社は、昨年3月2日に内閣府の「ムーンショット型研究開発プログラム」を始め数多くの宇宙開発プロジェクトに携わっている東北大学の吉田和哉研究室と共同研究契約を締結し、「極限環境に求められる高耐久・高性能・省エネルギーな次世代型AI」の共同開発とその社会実装に取り組むと発表した宇宙・月面探査関連銘柄

同社が有する研究段階を含む最先端AI要素技術および他社に先駆けてAI技術を社会実装してきた実績・知見と、吉田研究室が有する月面探査・宇宙開発の知見や宇宙ロボティクス分野における多数の技術シーズを活かすことで宇宙進出を加速させ、気候変動や人口爆発、食糧危機など世界規模の社会課題の解決、ひいては人類社会の進化への貢献を目指す。

1月22日にかけ7840円へ一段高。2月13日に第3四半期決算発表予定。

引き続き、「昨年12月26日安値1630円から今年7月3日にかけ16630円へ10.2倍高演じた4011ヘッドウォータースに続くAI関連銘柄本命格として、大化けに向かう可能性秘める」の予想に変更なし。

 

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東証G2160 ジーエヌアイグループ (1月26日2719円)

 

【買い推奨値から2.6倍高演じた後、調整ながら、アステラス製薬からマイルストン最大約2660億円で最高益更新予想のバイオ関連本命格として大化けに向かう可能性秘める】

 

13時半に業績の上方修正を発表した昨年8月3日の1333円よりバイオ関連銘柄として買いと予想。17日にかけ1822円へ7連騰。18日も1805円で引け新値。8日続伸。

昨年8月20日レポートより以下の通り解説。

『 創薬、医薬品および生体材料の開発、臨床試験、製造、販売、医療機器の日本導入を支援するコンサルティング等を米国、中国、日本で展開するグローバルヘルスケア企業。

2023年12月期最終利益が前期比4.4倍増の17億300万円最高益更新予想。予想EPS35.86円。

8月18日終値1805円で、今期予想PER50.33倍。時価総額857億円。

6月15日に、連結子会社であるCullgen Inc.が、アステラス製薬と、革新的なタンパク質分解誘導剤創出に向けた共同研究および独占的オプション契約を締結したと発表。

本契約は、乳がんやその他の固形がんを対象としてCullgenが同定したリードプログラムである細胞周期タンパク質に対する分解誘導剤候補化合物などが対象。

Cullgenは、契約一時金としてアステラス製薬より3500万米ドル(49億円、1米ドル=140円で換算、以下同様)を受領。

アステラス製薬がリードプログラムに関するライセンスオプションを行使した場合、さらに8500万米ドル(1119億円)を受領。

さらに、ライセンスオプションとプログラムの進捗に応じたマイルストンとして最大19億米ドル(2660億円)と製品の売上に応じたロイヤルティーをアステラス製薬から受領する可能性がある。

8月14日に発表した2023年12月期第2四半期純利益49億1600万円は、前年同期比2.1倍増かつ、同通期最終利益17億300万円予想を超過。通期上方修正の可能性高まる。

8月18日に、同社の主要子会社である北京コンチネント薬業が中国にて実施しているF351(一般名ヒドロニドン)のB型肝炎に起因する肝線維症に対する第Ⅲ相臨床試験に関して、8月17時点で登録された被験者数は合計195名に上り、目標の248名まで残り53名となったと発表。

これにより、2023年中の登録完了及び2014年中のデータ公表という目標に一層近づいた。引き続き第Ⅱ相臨床試験と同等の良好な安全性プロファイルが観察されている。

アステラス製薬からマイルストン最大約2660億円で最高益更新予想のバイオ関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める。 』

 

11連騰を交え8月30日にかけ2408円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続いた後、さすがに反落。一時2012円まで売られる場面もあったが、突っ込みには透かさず買いが入る展開。

全体相場下落の煽りもあって下放れたが、9月22日の1876円を安値に切り返し。

9月22日に、主要子会社の北京コンチネント薬業有限公司が中国で第Ⅲ相臨床試験を行っているF351(ヒドロニドン)に関し、F351の第Ⅲ相臨床試験の治験統括医師であるLungen Lu教授が、11月12日に米国マサチューセッツ州ボストンで開催される米国肝臓病学会の肝臓会議のポスターセッションで発表を行うと発表。

9月28日に新経営執行体制も発表。これらを好感し、10月11日にかけ2298円へ再上昇。9月12日高値に迫り、8月30日に付けた昨年来高値2408円を射程圏内に捉えた後、悪地合いに急反落。

10月23日に、米国ナスダック証券取引所に上場するCatalyst Biosciences, Inc.と同社グループの取引について、下記のウェブサイトにある通り、中国証券監督管理委員会が本取引に関する北京コンチネント薬業有限公司の申請を受理していることを確認できていると発表。

10月24日に、Catalyst Biosciences, Inc.と同社グループの取引について、Catalyst Biosciences北京コンチネントの発行済株式の合計 65%を取得し、北京コンチネントCatalyst Biosciencesの子会社になる。同社100%子会社のGNI USA, Inc.Catalyst Biosciencesの総発行済株式数の 85.17%を保有。同社が Catalyst Biosciencesを傘下に収め、今後も北京コンチネントは同社の連結対象であり続けると発表。

10月24日の1661円を安値に切り返し。

10月26日に、同社の主要子会社である北京コンチネントが中国で実施しているF351(ヒドロニドン)のB型肝炎に起因する肝線維症に対する第Ⅲ相臨床試験に関し、目標登録数248名の被験者登録を完了したことを本日公表した。

既報の通り、中国国家薬品監督管理局は2021年にF351を「画期的治療薬」に指定。F351は同社グループの将来の医薬品パイプラインの中核を形成。今回の登録完了は、当初の想定を2か月以上前倒しで達成。中国におけるF351への期待の高さを示している。

今回の登録完了は、F351上市へ向け非常に重要な意味を持ち、今後、速やかに上市ができるよう、同社を挙げて取り組んでいく。

北京コンチネントは、10月24日に開示した通り、30日までにナスダック上場のCatalyst Biosciencesの子会社となる予定。Catalyst Biosciencesの子会社になった後も、引き続き同社の全部連結対象である事に変更はない。

10月27日10時にCatalyst Biosciencesの2023年12月期第3四半期決算を、13時にメディア及び機関投資家向け説明会開催を発表。

これらを好感し、10月31日に2015円を回復。

10月31日に、Catalyst Biosciencesとの取引完了と、Catalyst BiosciencesからGyreTherapeuticsへの商号変更を発表。

同社グループの次期主力製品であるF351(ヒドロニドン)に関し、北京コンチネントは中国で実施しているB型肝炎に起因する肝線維症に対するF351の第Ⅲ相臨床試験の被験者登録を完了。52週間のデータ収集期間を経て、問題がなければ中国で上市申請へ進む予定。Gyreは今後、代謝障害関連脂肪肝炎の治療薬としてF351の臨床開発を米国で行う予定。

11月6日に業績の上方修正を発表。2023年12月期最終利益を前回予想の17億300万円から20億500万円予想に。予想EPSも42.20円。10日終値1945円で今期予想PER46.1倍。

11月10日に、Elutiaのオーソバイオロジクス事業の一部譲受が完了したと発表。

11月14日に発表した2023年12月期第3四半期純利益が、据え置いた通期予想を超過。これを好感し、17日にかけ2875円へ3連騰。昨年来高値更新。

11月20日に、CVI Investment, Inc.からのCullgen Inc.株式取得や、第47回新株予約権(行使価額修正条項付)の行使可能期間等の変更、大量行使、行使完了及び月間行使状況並びに第46回新株予約権の行使完了、第48回新株予約権の取得及び消却を発表。

11月22日に、子会社であるGyre Therapeutics, Inc.が会社概要資料の開示を発表。来年、代謝障害関連脂肪肝炎(MASH)に伴う肝線維症の治療薬として、F351(ヒドロニドン)の臨床開発を米国で行う予定。

同社グループの医薬品事業を米国で展開するための重要な役割を担い、今後は Gyre及びその子会社である北京コンチネント薬業有限公司による F351の臨床及び事業開発に引き続き注力していく。

これらを好感し、11月30日にかけ3555円へ一段高。昨年来高値更新が続き、2020年10月に付けた上場来高値4070円を射程圏内に捉えた後、さすがに反落。12月22日にかけ2788円へ下落。

12月18日に発表した「会社四季報記載の当社記事に関して」の中で、本日発売の会社四季報(2024年1集新春号)の同社記事文中にて、「契約一時金の反動減大。販売・開発等費用増で利益反落」との記載があるが、前回2023年9月25日の開示と同様、同社は現時点では2024年度の業績予想数値を公表しておらず、また、減益との回答も一切していない。同社としては、数値的な発表はしていないが、2023年12月6日に2023年12月期通期連結業績予想の再度上方修正を発表し、それに際して2023年12月7日「2023年12月期業績予想の修正Q&A」で開示した通り、来期も更なる上積みが期待できる要素が多数あり、順調に成長出来ると。

今年1月4日の2721円を安値に切り返し。12日にかけ3095円へ再上昇。25日にかけ2622円へ下落。

昨年8月3日買い推奨値1333円から11月30日にかけ3555円へ2.6倍高演じた後、調整が長引いてきたが、アステラス製薬からマイルストン最大約2660億円で最高益更新予想のバイオ関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める。2月14日に本決算発表予定。

 

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東証S6864 エヌエフHD (1月26日終値1638円)

 

【一段高。世界で5カ国目となる日本初の月面着陸に成功したJAXA関連本命格かつ、進捗率から上方修正の可能性も高まる量子コンピュータ関連本命格として大化けに向かう可能性秘める】

 

量子コンピュータ関連銘柄として昨年12月25日の1532円と27日の1475円より買いと予想。年明け1月18日にかけ1671円へ一段高。

1月21日レポートより以下の通り解説。

『 計測制御デバイス関連、電源パワー制御関連、環境エネルギー関連、校正・修理の4事業を展開。産官学の研究開発、半導体製造装置生産、宇宙航空や鉄道インフラ用電子装置など向けに機能デバイス関連商品の特注品等が堅調。蓄電システムの開発・生産・販売も。

傘下のNF回路設計ブロックで設計し、NFデバイステクノロジーで製造する同社の航空宇宙用モジュールは、高温・低温、振動、衝撃など過酷な宇宙環境に対応する「ロケット水準」を達成。

JAXAの大型基幹ロケット「H2A」、「H2B」、小型固体燃料ロケット「イプシロン」、人工衛星「かぐや」、小惑星探査機「はやぶさ」、「はやぶさ2」、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」などに採用されてきた。

ブラックホールを次々に発見し、超新星爆発も捉えた「きぼう」で観測運用されている全天X線監視装置「MAXI」の主検出器であるガススリットカメラが検出したX線を、同社のモジュールがアナログデータ処理。JAXAから感謝状が贈られた。

「はやぶさ2」では、地球と火星の間にある小惑星「リュウグウ」との距離を測る高性能センサー「LiDAR」の高電圧・低リップルバイアス電源を製作。サンプルを採取して持ち帰る事に成功した。

2024年3月期最終利益が前期比5%増の4億8000万円予想。予想EPS68.39円。

1月19日終値1612円で、今期予想PER23.6倍。時価総額114億円。

昨年10月30日に発表した2024年3月期第2四半期純利益3億1300万円は、同通期最終利益4億8000万円予想に対する進捗率が65%に達し、上方修正の可能性高まる。

仮に、第2四半期純利益3億1300万円を単純に2倍した6億2600万円が通期最終利益なら、前期比37%増益。

仮に、第2四半期EPS44.7円を単純に2倍した89.4円が通期EPSなら、PER18.03倍に低下。

昨年10月23日に、米国スタートアップ企業のQC Wareが主催する世界最大級の量子コンピュータカンファレンス「Q2B Tokyo 2023:量子的価値へのロードマップ」に参加したと発表。

IBMGoogleなど世界各国の量子コンピュータ開発を担う先端企業やアカデミック関係を始め、ベンダーや政府関係者などが参加するビジネスカンファレンスで、同社は「量子コンピュータを支える低ノイズ技術」をテーマとして講演を行い、同社製品と技術を紹介した。

量子コンピュータは、物質を構成する原子や電子などの量子が持つ性質を利用して情報処理を行う。その実現にはハード的にも量子の状態に雑音が影響しない、究極的にクリーンな電気環境と制御が求められるため、雑音低減は世界共通の大きな課題のひとつとなっている。同社講演でも商品・技術に高い関心が寄せられると共に、数多くの質問を頂いた。

同社は今後も量子コンピュータの実現に向けた製品・技術の開発に積極的に取り組み、科学技術の発展に貢献していく。

1月20日0時20分、昨年9月7日に打ち上げたJAXAの月面探査機「SLIM」が日本初となる月面着陸に成功。旧ソ連、米国、中国、インドに続き世界で5カ国目の快挙となった。

太陽電池で発電できない状況にあるが、着陸直前に小型ロボットの分離に成功。ロボットは画像データを地球に送信する。

2月15日にも、JAXAがH3ロケット試験機2号機打ち上げ予定。

2月20日~22日には、東京ビッグサイトで「2024国際宇宙産業展ISIEX」が開催。

世界で5カ国目となる日本初の月面着陸に成功したJAXA関連本命格かつ、進捗率から上方修正の可能性も高まる量子コンピュータ関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める。 』

 

1月25日にかけ1719円へ一段高。昨年来高値更新続く。

世界で5カ国目となる日本初の月面着陸に成功したJAXA関連本命格かつ、進捗率から上方修正の可能性も高まる量子コンピュータ関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める。

1月下旬に第3四半期決算発表予定。

 

本レポートのご利用については、必ず巻末の免責条項をお読みください。

 

 

東証G5595 QPS研究所 (1月26日終値1219円)

 

【JAXAが世界で5カ国目となる日本初の月面着陸に成功。小型SAR衛星で準リアルタイム地球観測。能登半島地震の衛星画像も提供。直近IPOの宇宙・衛星関連オンリーワン的本命格として大化けに向かう可能性秘める】

 

昨年12月7日朝方の660円より買いと予想。この日S高を交え8日に905円へ急伸した後、急反落。大引け間際に780円まで売られ810円で引けた後、PTSを910円で終了。上場来高値更新。高市早苗経済安全保障担当大臣が宇宙政策担当大臣として記者会見で同社を語った内容を好感。

12月10日レポートで以下の通り解説。

『 九州大学発の人工衛星スタートアップ。小型SAR(合成開口レーダー)衛星を開発・製造。準リアルタイムで地球を観測し、小型SAR衛星で取得した画像データを販売。12月6日に新規上場。

九州大学名誉教授らと三菱重工ロケット開発者の3名が、九州に宇宙産業を根差すため2005年6月に設立。英語社名はInstitute for Q-shu Pioneers of Space。

現在打ち上げられている地球観測衛星のほとんどは、カメラ(光学センサー)を使用して地球を撮影しているため、夜間や天候不良時の撮影は不可能。地球の約75%が常に夜間もしくは天候不良であるという事実に対し、これでは真の地球観測にほど遠い。24時間どんな天候でも観測できる衛星が必要。

SAR衛星は、雲などの影響を受けないマイクロ波を地表に放射し反射信号を分析して地表を画像化。夜間や悪天候時でも観測可能。既存のSAR衛星は、大きなアンテナと多量の電力を必要とするため、通常は1トンや2トン以上と大型の衛星が一般的。また、常に観測地点の上空を飛んでいる状態にするためには多数の衛星を打ち上げる必要があり、膨大なコストと労力が必要に。

同社は、軽量で、収納性が高く、宇宙で展開する大型アンテナの開発に成功。1m以下の高分解能でありながら、従来の衛星に比べ20分の1となる100kg台へ軽量化。コストも約100分の1と常識を超える世界トップレベルの100kg台高精細小型SAR衛星「QPR-SAR」を完成。

「QPR-SAR」は、夜間や天候不良時でも必要な時に必要な観測地点を観測できる。1つの軌道に9機の衛星を投入して4つの軌道で地球を取り囲み、36機の衛星でコンステレーションを構築。世界中のほぼどんな場所でも平均10分以内に撮影し、特定の地域を平均10分に1回定点観測することが可能に。

土地や建物などの静止体だけでなく、車や船舶、更には人や家畜などの移動体をデータとして蓄積し、気候・市場・経済データ等との組み合わせで将来状況を予測できるようになる。

既に、日本政府の宇宙開発利用加速化プログラム(スターダストプログラム)に参画。自然災害に強い経済社会システムを構築する国土強靭化など公益性の高い分野で観測データを提供。

同社が現在運用しているSAR衛星は3機。実証試験機である1号機「イザナギ」と2号機「イザナミ」。6月に打ち上げた商用機の6号機「アマテル-III」。3、4号機は打ち上げ失敗。5号機は2024年5月期中に打ち上げ予定。7、8号機の開発も進行中。上場で調達した資金は9~15号機製造と新工場費用に。来年4月には福岡市に新工場が完工予定。年間製造能力を現在の4機から10機に増やす。

2024年5月期最終利益は7億1300万円の赤字予想ながら、同売上高14億4700万円予想は前期比3.9倍増益で過去最高。

12月6日に新規上場。公開価格390円に対し初値860円で生まれ、710円S安売り気配で大引けした後、7日朝方の643円を上場来安値に切り返し急。860円S高買い気配で大引け。8日に905円へ急伸した後、急反落。大引け間際に780円まで売られ810円で引けた後、高市早苗経済安全保障担当大臣が宇宙政策担当大臣として記者会見で同社を語った内容を好感し、PTSを910円で終了。

6228JET4040南海化学に続く直近IPOの宇宙・衛星関連オンリーワン的本命格として、大化けに向かう可能性秘める。

ここ、直近IPO関連銘柄の買い人気が再燃。

本命格となった6228JETが、12月5日にかけ8350円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続き、10月16日に付けた上場来安値3240円から2.6倍高。9月25日に新規上場。

4040南海化学も、12月5日にかけ5600円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続き、6月1日と2日に付けた上場来安値2123円から2.6倍高。4月20日に新規上場。

5591AVILENが、12月4日にかけ2780円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続き、10月20日に付けた上場来安値1842円から51%高。9月27日に新規上場。

5586Laboro.AIは、11月16日にかけ1028円へ上昇。10月19日に付けた上場来安値659円から56%高。7月31日に新規上場。

6525KOKUSAI ELECTRICは、11月27日にかけ3440円へ上昇。青天相場を上場来高値更新が続き、10月25日に付けた上場来安値2108円から63%高。10月25日に新規上場。 』

 

12月11日にS高を交え12日にかけ1087円へ急騰。青天相場を上場来高値更新が続いた後、14日にかけ888円へ反落したが、突っ込み窓埋めには透かさず買いが入る展開。

QPR-SAR衛星5号機「ツクヨミ-Ⅰ」打ち上げが成功した12月15日に1089円へ急伸。上場来高値を更新した後、急反落。21日の662円を安値に切り返し急。

12月22日11時に発表した東京海上日動火災保険との協業開始を好感。2日連続S高を交え、年明け大発会1月4日にかけ1415円へ一段高。青天相場を上昇来高値更新が続き、昨年12月7日買い推奨値660円から2.14倍高演じた後、さすがに5日は反落。

1月5日に、令和6年能登半島地震エリアの衛星画像提供を発表。11日にかけ1131円へ下落。

1月12日に、政府の情報収集衛星「光学8号機」を搭載したH2Aロケット48号機が、鹿児島県種子島宇宙センターから打ち上げに成功。

決算発表明け1月16日に1408円へ再上昇。4日に付けた上場来高値に迫った後、三角保ち合い形成。

1月20日0時20分、昨年9月7日に打ち上げられていたJAXAの月面探査機「SLIM」が日本初となる月面着陸に成功。旧ソ連、米国、中国、インドに続き世界で5カ国目の快挙となった。

太陽電池で発電できない状況にあるが、着陸直前に小型ロボットの分離に成功。ロボットは画像データを地球に送信する。

1月26日の1140円を安値に切り返し。

2月15日にも、JAXAがH3ロケット試験機2号機打ち上げ予定。

2月20日~22日には、東京ビッグサイトで「2024国際宇宙産業展ISIEX」が開催。

直近IPOの宇宙・衛星関連オンリーワン的本命格として、大化けに向かう可能性秘める。

 

本レポートのご利用については、必ず巻末の免責条項をお読みください。

 

 

東証G4055 ティアンドエス (1月26日終値2352円)

 

【AIソリューション提供を受注したJAXAが世界で5カ国目となる日本初の月面着陸に成功。画像系AI関連・次世代半導体メモリMRAM関連など最先端技術の材料性豊富な、ラピダス・キオクシア関連の連続最高益更新予想銘柄。「買い推奨値から14倍高のFRONTEO、10倍高のフェローテックに続き大化けに向かう可能性秘める」の予想に変更なし】

 

2022年1月23日付レポートより以下の通り解説。

『 大手企業向けシステム開発・運用保守を柱に、最先端半導体メモリ工場のシステム運用・保守と、AIや画像認識など先端技術開発を展開。東芝キオクシア日立製作所向けが売上高の8割占める。

2022年11月期最終利益が前期比32%増の3億9100万円連続最高益更新予想。予想EPS51.82円。

1月21日終値1321円で、今期予想PER25.5倍。時価総額101億円。

2020年11月4日、中小企業庁(経済産業省)が公募した令和2年度「戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)」に、国立大学法人東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センター及びパワースピン株式会社との共同研究として「スピントロニクス/CMOS Hybrid LSIの設計技術及びソフトウェア開発と実用化」が採択され、研究開発開始。

東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センターがSociety5.0実現を目指し、国際産学連携体制で進めてきた「スピントロニクス/ CMOS Hybrid LSI技術」は、データの書き込みに「スピン」と呼ばれる電子が持つ磁石の性質を応用する次世代メモリ「磁気記録式メモリ(MRAM)」のキーテクノロジー。従来のシリコン技術に比べ消費電力を1/100 以下に低消費電力化し、低価格も可能となる。

本技術をさらに、低消費電力アプリケーションプロセッサ事業化へ展開して行くためには、LSI回路設計におけるPDK(プロセスデザインキット)やIPライブラリの開発、およびLSIを動かすためのFM(ファームウェア)やソフトウェア開発キット(SDK)の準備が急務。

新しい技術が世に出るためには、必ずしもLSIの性能だけで決まるのではなく、PDKやSDK等の開発環境整備による回路設計とソフトウェア開発効率向上や、コスト低減も大きな事業化の鍵となる。

本研究開発事業では、パワースピンがハードウェア(回路設計、PDK、IP、設計ツール)を開発。東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センターはハードウェア開発につなげる基盤技術(デバイスパラメータ抽出技術、特性解析技術等)の提供と事業管理。ティアンドエスがソフトウェア(FM/SDK)開発を行い、3者が一体となってスピントロニクス/CMOS Hybrid LSIにかかる回路設計/システム設計/ソフトウェア実装効率の向上を実現する技術基盤の構築を目指す。

本事業により拓かれる革新的スピントロニクス/CMOS Hybrid LSIデバイスにより、

①従来のレベルを遥かに超える超低消費電力性能とそれによる演算性能の向上に加え、②製造コストの削減、③製造工程の短縮、④設計効率の向上と設計コストの削減、⑤ソフトウェア開発効率の向上と開発コストの削減など、将来のアプリケーションプロセッサに求められる要件を達成する事で、IoT社会のフィジカル空間におけるエッジシステム側に、キラーアプリケーションの新規市場を創出し、新たな産業波及効果と共にSociety 5.0の実現に貢献する。

2020年8月7日に新規上昇。26日の7315円を上場来高値に急落。今年1月21日にかけ1287円へ。上場来安値更新続く。

次世代半導体メモリ「MRAM」関連本命格として買いと予想する。買い推奨値から14倍高FRONTEO10倍高フェローテックに続き大化けに向かう可能性秘める。

6890フェローテックHDが、昨年11月19日にかけ4695円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続き、半導体関連全面買い推奨の筆頭株に挙げた2020年3月13日買い推奨値458円から10.3倍高に。

2158FRONTEOが、11月26日にかけ5300円へ一段高。青天相場を上場来高値更新が続き、2019年12月2日買い推奨値381円から14倍高個別材料株を全面買い推奨した昨年3月中盤安値156円から34倍高。2010年11月上場来安値10円から530倍高に。 』

 

1137円で引けた1月27日大引け間際と28日寄り付き1137円より買い推奨。

1月30日付レポートでも「次世代半導体メモリ「MRAM」関連本命格として買い」と予想。3月31日にかけ2222円へ上昇。

10月24日寄り付き1238円より改めて買い推奨。11月4日の1122円を安値に切り返し。

昨年1月18日の1501円でも半導体絡みのAI関連銘柄として、買いと予想。

4月18日に、同社の先進技術ソリューションカテゴリーが独自に提案した画像認識AIアルゴリズムが、国内大手精密機器メーカーの製造販売する外観検査装置に採用される事が決まったと発表。

5月31日にかけ2816円へ一段高。昨年来高値更新続く。

2023年11月期最終利益が前期比12.5%増の4億9500万円連続最高益更新予想。予想EPS65.46円。6月2日終値2608円で、今期予想PER39.8倍。時価総額199億円。

会社四季報春号は、2024年11月期最終利益6億円連続最高益更新予想。予想79.5円。来期予想PER32.8倍。

6月6日に、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の劉徳音会長が現在建設中の工場周辺に第2工場を検討と発言。19日にかけ3295円へ一段高。昨年来高値更新が続いた後、反落。 

6月23日の2762円を安値に切り返し。7月4日にかけ3335円へ一段高。6月19日に付けた昨年来高値を更新した後、6526ソシオネクストショックもあって反落。10日の2781円を安値に切り返し。

7月14日に発表した2023年11月期第2四半期純利益2億2500万円は、据え置いた同通期最終利益4億9500万円予想に対する進捗率が45.5%。

7月19日にかけ3680円へ一段高。昨年来高値を更新した後、反落。8月10日にかけ2437円へ下落。

日経225三角保ち合い下放れの煽り受け一段安。8月18日の2170円を安値に切り返し。9月4日にかけ2642円を回復。13日にかけ再び2279円へ。

9月15日に発表した持株会社体制への移行検討開始を好感し、20日にかけ2597円へ再上昇。

9月20日に、6502東芝がTOB成立の見通しを発表。25日に2649円まで買われ、4日高値を更新した後、全体相場一段安の煽りもあって売り直されたが、10月4日の2112円を安値に切り返し。

10月13日引け後に発表した2023年11月期第3四半期純利益3億2600万円は、据え置いた同通期最終利益4億9500万円に対する進捗率が65%ながら、半導体フラッシュメモリーで世界3位のキオクシアと4位の米ウエスタンデジタルが月内にも経営統合に合意する見通し。韓国サムスン電子に並ぶ世界最大規模となる。

10月27日の1858円を安値に切り返し。11月1日に2014円を回復。

10月30日に、ウエスタンデジタルが、キオクシアとの交渉を終了し、NAND型フラッシュメモリー事業を分離すると発表。

11月8日に発表したトヨタ自動車へのAIソリューション提供決定を好感し、9日に2468円へ急伸。

11月10日に、次世代半導体メモリを共同開発している東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センター(CIES)で研究開発された基本技術や特許及びIPを基に、事業化を目的とした新たな応用技術及び事業化特許やIPを創出する目的で設立されているパワースピン社が、ジャフコ三菱UFJキャピタルスパークス・アセット・マネジメントJICベンチャー・グロース・インベストメンツを引受先とする第三者割当増資により、新たに総額25億円の資金調達を実施したと発表。

パワースピン社は、スピントロニクス半導体技術を用い、AI・自動運転・EV化向けプロセッサや高速メモリ用の回路設計、試作サービス及びIPライセンス事業等を展開。

11月15日にかけ2626円へ一段高。

11月20日に、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)向けに、同社の持つAI関連技術を利用したソリューションの提供を行う受注を頂いたと発表。

これを好感し、11月21日にS高を交え22日に3190円へ一段高後、急反落。

12月13日の2411円を安値に切り返し。

2820円へ再上昇となった今年1月12日引け後に発表した決算は、2023年11月期最終利益が前期比7.6%増の4億7300万円連続最高益更新。2024年11月期最終利益が前期比1.5%増の4億8100万円連続最高益更新予想。予想EPS63.43円。0.45円増の7円に増配へ。

決算発表明け1月15日に売り気配で始まった後、切り返し急。17日にかけ2884円へ上昇した後、結局急反落。

1月18日に2302円へ急落ながら、AIソリューション提供を受注したJAXAが20日0時20分に世界で5カ国目となる日本初の月面着陸に成功。23日にかけ2555円へ切り返し。

画像系AI関連、次世代半導体メモリ「MRAM」関連など最先端技術の材料性豊富な、ラピダス・キオクシア関連の連続最高益更新予想銘柄。引き続き、「買い推奨値から14倍高FRONTEO10倍高フェローテックに続き大化けに向かう可能性秘める」の予想に変更なし。

 

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東証P6526 ソシオネクスト (1月26日終値3294円)

 

【6連騰。進捗率から更なる上方修正の可能性高まるTSMCチップレット関連銘柄。カスタムメイドの最先端ロジック半導体設計で世界の5本指。新規上場した昨年10月から今年6月にかけ7.7倍高演じた実績あり。今回も大化けに向かう可能性秘める】

 

海外売り出し価格が14668円に決まった半導体関連本命格として、昨年7月12日の15000円どころより買いと予想。14日にかけ16870円まで買われた後、悪地合いもあって下落。21日の14110円を安値に切り返し。8月4日にかけ19480円へ上昇した後、三角保ち合い形成。

9月3日レポートで以下の通り解説。

『 富士通パナソニックのロジック半導体部門が統合して2015年に設立。最先端チップの開発・設計に特化したファブレス企業。

極小の回路線幅で設計できる専門家集団。次世代自動運転「ロボットカー」は同社のチップがないと動かないという。仮想現実(VR)、拡張現実(AR)向け設計技術も。

同社の半導体は、カスタムメイドの特注品。顧客の8割が海外。4~5年先に世の中に出てくる製品やサービスのチップを設計する事から、顧客名は極秘。チップに社名の刻印もない。世界で5本の指に入るという。

2024年3月期最終利益は前期比11.5%減の175億円予想。予想EPS504.55円。

9月1日終値17570円で、今期予想PER34.8倍。時価総額6201億円。

7月28日に発表した2024年3月期第1四半期純利益79億5200万円は、前年同期比57.2%増で且つ、同通期最終利益175億円予想に対する進捗率が45%に達し、通期上方修正の可能性高まる。

仮に、第1四半期純利益79億5200万円を単純に4倍した318億800万円が通期最終利益なら、前期比61%増益で連続最高益更新。

仮に、潜在株式調整後第1四半期EPS221.4円を単純に4倍した885.6円が通期EPSなら、PER19.8倍に低下。

新規上場した昨年10月12日付けた上場来安値3690円から今年6月21日にかけ28330円へ7.7倍高演じた実績あり。

今回も、大化けに向かう可能性秘める。 』

 

全体相場が10月4日を安値に急反騰に転じるに伴い、4日の13480円を安値に切り返し。12日にかけ15180円を回復。

10月18日に、半導体受託生産世界最大手TSMCの2nmプロセステクノロジーを用いた革新的な32コアCPUチップレットの開発において、英半導体設計大手ARMおよびTSMCと協業すると発表。これにより、大規模データセンター用サーバー、5/6G インフラストラクチャー、DPU、ネットワーク・エッジ市場向けにスケーラブルなパフォーマンスを提供する。エンジニアリングサンプルの提供は、2025年上期目標。

これを好感し、10月18日に16300円まで買われた後、悪地合いに反落。

10月23日に、TSMCの最新の3nm車載プロセス「N3A」を採用した先進運転支援システム(ADAS)および自動運転向けのカスタムSoC(System-on-Chip)開発に着手したと発表。本SoCは2026年に量産開始予定。

TSMCの3nmテクノロジーは、量産可能な状況にあり、従来のテクノロジーより電力、性能、面積 (PPA) の点で大幅に改善されている。現行の 3nmテクノロジーである N3Eは、前世代の 5nmテクノロジーである N5 と比較して、同一電力で18%の速度向上、または同一速度で32%の電力削減が可能で、加えて約 60%の論理ゲート密度の向上を実現。

次世代 ADAS や自動運転に求められる高いコンピューティング性能は、バッテリ寿命や走行距離の改善要求と競合する。このため、3nmテクノロジーによる PPAの改善は、将来の電気自動車向け SoC 開発にとって重要な要素となる。

TSMCのN3Aプロセス・テクノロジーと、機能安全規格 ISO26262および車載品質・信頼性をサポートしてきた同社の豊富な経験を組み合わせ、同社は自動車メーカーが求める急速に進化する自動車電子システムの性能と安全性の要求に対応していく。

10月31日に業績の上方修正と1:5の株式分割を発表。13435円まで売られた11月1日の13650円でも買いと予想。2日に14480円を回復。

2024年3月期最終利益を前回予想の175億円から225億円へ上方修正。予想EPSも639.52円に。11月2日終値14390円で、今期予想PER22.5倍に低下。

10月31日に発表した2024年3月期第2四半期純利益152億9300万円は、前年同期比52.7%増で且つ、同通期最終利益225億円予想に対する進捗率が67%に達し、再度通期上方修正の可能性高まる。

仮に、第2四半期純利益152億9300万円を単純に2倍した305億8600万円が通期最終利益なら、前期比54.8%増益。

仮に、潜在株式調整後第2四半期EPS424.53円を単純に2倍した849.06円が通期EPSなら、PER16.9倍に低下。

もみあい下放れ。12月8日の12180円、21日の11330円でも買い推奨。18日の10945円を安値に底打ち反転。28日に1:5の株式分割権利落ちを経て、年明け1月10日にかけ2888円へ上昇。

1月19日にかけ3030円へ一段高。昨年11月20日高値を更新。

1月25日にかけ3494円へ6連騰。30日に第3四半期決算発表予定。

カスタムメイド最先端ロジック半導体設計で世界の5本指に入り、進捗率から更なる上方修正の可能性高まるTSMCチップレット関連の半導体関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める。

 

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上記以外の銘柄については、これまでの週末レポート参照。

 

 

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