1. 今週の東京株式市場

 

(1)予想通り12月26日より上放れ。日経225は10月15日に付けた戻り高値を更新。4万円台を回復したが、30日大納会終値4万円成らず。今週は週初安で始まった後、切り返すと予想する

 

東京株式市場全体相場について、昨年12月22日レポートで「今週は12月25日前後から上昇に向かう」と予想した通り、日経225・TOPIX共に26日より上放れ。27日にTOPIXは12日に付けた戻り高値を、日経225は10月15日に付けた戻り高値を更新。4万円台を回復したが、30日大納会終値4万円台は成らなかった。

年明け2025年1月3日のNYは反発。日経225先物3万9610円。ドル円157.273円。

上海総合指数が1月3日にかけ3日連続安。

 

今週は、週初安で始まった後、切り返すと予想する。

1月6日大発会。10日に米12月雇用統計。

 

「1998年に描いた2036年までの未来予測チャート(2020年末よりラジオ日経などで2070年までの未来予測も一部披露)」に基づき2024年12月22日レポートよりお伝えしている2025年全体相場予測は、「1月前後調整から3月前後にかけ上昇。3月前後調整から4月前後にかけ上昇。5月前後調整から7月前後にかけ上昇。7月前後調整から9月前後にかけ上昇。9月前後から10月前後に下落後、急反騰。11月前後をダブルトップに12月末にかけもみあい」

 

2020年12月のラジオ日経において

「 過去の大型バブル崩壊チャートと世界各国の人口動態を独自分析して1998年に描いた2036年までの未来予測チャートでは、2022年と2023年はいったん停滞するが、

ここ顕著となってきた人口減少を、移民政策か、AI・ロボット・量子コンピュータ・核融合発電など技術革新や、ポスト資本主義あるいは世界統一地球政府などシン・政治経済体制で相殺・克服していけば、

2024年に日経225が史上最高値を更新し4万円台乗せ。2035年前後に10万円台乗せ。

まだ描いていないが、2070年前後には日経225が100万円台に乗せる可能性もある。 」

と披露した事は、知る人ぞ知るところ。

2022年秋のChatGPT出現は、上記の最低条件を満たす第1歩となった。

尚、2050年頃には世界統一地球政府の量子AIによるシン・政治経済体制に移行している可能性があり、逆に2070年前後に日経225が残っているようではデジタルユートピア実現が上手くいっていないという事になろう。

 

「1998年に描いた2036年までの未来予測チャート(2020年末よりラジオ等で2070年までの未来予測も一部披露)」に基づき2023年12月17日レポートよりお伝えした2024年全体相場予測は、「1月から6月前後にかけ上昇。6月前後に調整。8月前後かけ上昇。8月前後に調整。10月前後かけ上昇。10月前後に調整。12月末にかけ上昇」

2036年までの未来予測チャートを描いた1998年より「日経225が1989年12月に付けた史上最高値3万8957円を更新し4万円台に乗せるのは2024年」と予想してきた事は、2022年1月まで出演していたラジオ等でも既報の通り。

3月22日時点での4万1087円は、さすがにペースが早過ぎ、2024年全体相場予測「6月前後に調整」が4月に早まった格好。5月から6月もみあいを経て上放れ。2024年全体相場予測「8月前後かけ上昇」に向かい、史上最高値更新再開となった。

7月11日時点での4万2426円は上げ過ぎ、2024年全体相場予測「8月前後に調整」となった。

日経225が8月5日にかけ3万1156円へ暴落。予想に反する下げ幅となったが、4日レポートで「今週は週初安から底打ち反転に向かう」と予想し、2日・5日・6日と3営業日にわたり1570日経平均レバレッジを始め個別材料株18銘柄程度買い推奨した通り、5日を底値に急反騰。9月2日には3万9080円を回復。

その後、NYに続き独DAX指数も史上最高値を更新したが、日経225は10月15日の4万257円を戻り高値に三角保ち合いに終始。大統領が代わる米国大統領選挙の年になった事から、過去の統計通り未来予測チャートが後ズレした。

1998年に開眼し未来を予測できるようになって以来、現職の大統領が負け大統領が交代する事になった米国大統領選挙は、オバマ前大統領が勝った2008年、トランプ前大統領が勝った2016年、バイデン大統領が勝った2020年の3回。

オバマ前大統領が勝った2008年は、リーマンショックの安値が未来予測チャートより約半年後ズレ。

トランプ前大統領が勝った2016年は、アベノミクスの3段上げが約1年後ズレ。

バイデン大統領が勝った2020年は、日経225の1万6000円台への暴落が約10カ月後ズレ。

今年7月21日にバイデン大統領が大統領選から撤退を表明した時点でカマラハリス副大統領がトランプ前大統領に勝ったとしても、大統領が代わる米国大統領選挙の年になった事が確定。8月5日にかけ暴落した後、今回も2024年全体相場予測「12月末にかけ上昇」が後ズレ。

日経225は12月26日より上放れ。27日に10月15日に付けた戻り高値を更新。4万円台を回復したが、30日大納会終値4万円台は成らなかった。

 

(2)2025年全体相場予測「1月前後調整から3月前後にかけ上昇。3月前後調整から4月前後にかけ上昇。5月前後調整から7月前後にかけ上昇。7月前後調整から9月前後にかけ上昇。9月前後から10月前後にかけ下落後、急反騰。11月前後をダブルトップに12月末にかけもみあい」

 

「1998年に描いた2036年までの未来予測チャート(2020年末よりラジオ等で2070年までの未来予測も一部披露)」に基づき2022年12月18日付レポートよりお伝えした2023年全体相場予測は、「1月前後より下落。2月前後、5月前後、7月前後に戻す場面もあるが、9月前後にかけ下げが続き、9月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇」

年初より『昨年12月20日の日銀による長期金利上限引き上げを嫌気し急落。2023年全体相場予測「1月前後より下落」が早めにきた格好となり、ここから「9月前後にかけ下げ」が続く予想で先が思いやられるが、今年9月前後こそ、コロナショックの大底を的中させた2020年3月中盤に続く「天与の買い場」となり、日経225が1989年12月に付けた史上最高値3万8957円更新に向かう起点の年となろう』と指摘してきたが、もはや今年9月を待たずに、かねてよりお伝えしてきた日経225が史上最高値を更新し4万円台に乗せるのは2024年」の予測に向かう展開。

つまり「大発会を安値に上昇が続き年末にかけ史上最高値を更新から4万円台に乗せる」展開は、ライブ中継会員や2021年初めまで出演していたラジオなどで既報の2024年の未来予測チャートに酷似しつつ1年前倒しにあったが、さすがに秋は2023年の未来予測チャート通り下落。

日経225は10月4日を、TOPIXは24日を安値に底打ち反転。「11月前後にかけ上昇」の通り、11月20日にかけ上昇が続いた。

 

2024年4月29日にかけ160円へ一段高となったドル円については、2012年中盤の70円台の時より「円高の終焉。日本株の歴史的買い場」を唱え、「2016年にかけ125円に向かう」との予想を的中させた後、三角保ち合い上放れとなってきた2021年10月のラジオ等でも「125円を超えたら135円、135円を超えたら147円、147円を超えたら160円、160円超えちゃったら次の節目は200円台だが、現時点で200円台までいくかは分からない」と円安が進んでいくと予想した事は皆様ご存じの通り。

今回のインフレについても、10年以上前から「2016年前後に日経225が2万円台に乗せた後、2019年前後に一旦1万6000円台に急落してから4万円を目指す過程でインフレになる」と予想してきた。

 

勿論、株の世界に絶対は無く、外れる事もよくある。当時出演させて頂いていたラジオ等でも有名になった通り、2020年3月中盤のコロナショックの大底と、2021年9月14日のコロナバブルの天井を完全的中させた後、2022年は私の未来予測チャートより弱く、2023年は私の未来予測チャートより強過ぎ、短期的に予想が外れる事も多くなってきた。

 

2021年12月12日付レポートよりお伝えしてきた2022年全体相場予測は、「1月下旬にかけ上昇。2月下旬にかけ下落。3月末・4月初めにかけ上昇。5月初めにかけ下落。8月上旬にかけ上昇。10月中旬にかけ下落。12月末にかけ上昇」

2022年2月6日付レポートより、2022年全体相場予測「1月前後より下落。2月前後から上昇。4月前後より下落。5月前後に底打ち反転。8月前後にかけ上昇。10月前後にかけ下落。12月末にかけ上昇」という従来通りの表現に変更。

日経225の底は3月9日。10月に年初来安値を割ってしまったナスダックの6月16日安値との中間点4月28日は、「未来予測チャート」にある「底打ち5月2日」の1営業日前。日経225ナスダックの安値が5月2日前後を真ん中に挟んで3ケ月以上ズレた原因は、その間の円急落にあると分析。

その後の戻り高値は、日経225が8月17日。ナスダックが16日。「未来予測チャート」「戻り高値8月12日」との誤差は、日経225が3営業日。ナスダックが2営業日。

「10月16日前後から上昇に転じ」は、日経225が10月3日を安値に、NYが13日を安値に底打ち反転。円一段安もあって日経225は8営業日も前倒しとなったが、16日が日曜日で16日前後は14日か17日を指し、NYの誤差は1営業日に止まった。

10月30日レポートでお伝えした「11月4日前後から2段上げに向かう」の予想は、誤差なくピッタリ的中。

11月6日レポートの「11月17日前後から上昇一服」は、17日前後は16日・17日・18日を指し、誤差1営業日。

11月20日レポートの「11月22日前後から3段上げに向かう」は、誤差なくピッタリ的中。

「12月末にかけ上昇」は外れた。東京はTOPIXが1月4日大発会始値を上抜いた11月24日が高値に。NYは12月13日を高値に反落。

 

2020年12月20日付レポートよりお伝えしてきた2021年全体相場予測は、「2月前後にかけ上昇。3月前後に調整。4月前後から再上昇。一段高へ。5月前後を高値に下落。6月前後に底打ち反転。7月・8月前後上昇継続。9月前後にかけ一段高。10月前後をダブルトップに下落。11月前後より再上昇」

「2月前後にかけ上昇。3月前後に調整」は的中。

4月前後から再上昇。一段高へは、史上最高値を更新したNYは的中したが、東京は外れた。

5月前後を高値に下落は的中。

「6月前後に底打ち反転。7月・8月前後上昇継続。9月前後にかけ一段高」は、NYが完全的中。東京は日経225マザーズ指数が8月に年初来安値を更新した事から外れたかに見えたが、7月27日にかけ青天相場が続いた東証2部指数は9月10日に史上最高値を再び更新。TOPIXも5月13日安値を割らずに8月陽線。9月3日より年初来高値を更新するなど、外れたとも言えない展開に。日経225も年末年始よりラジオなどでも今年の高値を付けると予想してきた転換点9月14日に年初来高値を更新。

「10月前後をダブルトップに下落」は、「ダブルトップ」は外れたが、「10月前後下落」は的中。

「11月前後より再上昇」は、NYが的中したが、東京は大納会を3万円大台引け成らず、外れた。

 

2019年12月15日付レポートよりお伝えしてきた2020年全体相場予測は、「2月前後に調整もあろうが6月前後にかけ上昇継続。6月前後から下落。7月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇。調整を経て年末高へ」

当初的中したかに見えた「2月前後に調整」は、コロナショックに見舞われ、私の未来予測チャートが描く調整の範囲内を大きく下回った事から外れたと言わざるを得ないが、3月13日と17日に個別材料株半導体関連全面買い指示を出し、マザーズが13日を、TOPIXが17日を安値にドンピシャのタイミングで急反騰。ナスダックが史上最高値を更新。年末年始に予想した1万ポイントの大台乗せを果たした事もあり、「6月前後にかけ上昇継続」は的中した。

「6月前後から下落。7月前後に底打ち反転。11月前後にかけ上昇。調整を経て年末高へ」も、ほぼ的中。日経225が2018年10月に付けた2012年11月以降の高値を更新。NYダウも年末年始に予想した3万ドルの大台乗せ果たした後、日経225が予想通り12月30日大納会を2万7000円台に乗せてほぼ高値引けとなった。

 

2012年11月14日寄付より建設株金融株に買い指示を出し、14日の夜間取引寄付より日経225先物オプションコールを買い推奨した後、翌15日朝方より「かねてよりお伝えしてきた2012年日本株の歴史的買い場。大相場の開始」と予想。日本株に全面買い指示を発令。1905年5月27日、日本海海戦においてロシアのバルチック艦隊を目前に秋山真之が草案した「敵艦見ゆ。皇国の興廃此の一戦に在り。各員一層奮励努力せよ」をもじり、代表取締役前池英樹の署名入りで「大底見ゆ。東京株式市場の興廃この一戦にあり。各員、株買いに奮励努力せよ」と宣言。

私・弊社代表取締役・前池英樹が過去の大型バブル崩壊チャート(1929年世界恐慌時のNYダウ暴落チャート、1919年大正・昭和バブル崩壊時の暴落チャート)世界各国の人口動態(人口ピラミッド)を独自分析した結果、2003年春からお伝えしてきた長期予測は以下の通り。

 

【1989年末を高値としたバブル崩壊から約13年後の2003年春を大底に2007年春にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2007年夏以降、調整色を強め急落。

2008年春にかけ下落が続いた後、2008年春を底に2008年末にかけ急反発。2008年末を戻り高値に2009年春にかけ調整した後、2009年末にかけ切り返し。2010年中盤に再び急落。小戻した後、2012年春にかけジリ安。

2012年春を大底に2016年中盤にかけ約4年間にわたる上昇が続いた後、2016年中盤を高値に秋にかけ急反落。2019年にかけボックス相場が続いた後、2019年中盤から2036年初めにかけ上昇】 

 

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2. 今週の注目銘柄 

 

 

東証P 3687 フィックスターズ (12月30日終値2132円)

 

【12月11日高値更新。理化学研究所量子コンピュータ研究センター光量子計算研究チームリーダー古澤明東大教授、光量子制御研究の米澤英宏チームリーダー、NTTらと量子テレポーテーションで計算する光量子コンピュータの開発に成功。世界に先駆け汎用型光量子計算のプラットフォームを実現。遂に実用化段階を迎えた光量子コンピュータ関連本命格として大化けに向かう可能性秘める】

 

光量子コンピュータ関連銘柄として、2024年11月27日の1634円より買いと予想。12月11日にかけ1939円へ上昇。戻り高値更新が続いた後、一服。

2024年12月15日レポートより以下の通り解説。

『 マルチコアCPU・GPU・FPGAを用いた高速化技術のグローバルリーダー。

コンピュータの性能を最大限に引き出し大量データの高速処理を実現するソフトウェア及びハードウェアの提供を柱に、SaaS事業を展開。

主力のソリューション事業は、自動運転を対象としたアルゴリズム開発や高速化案件、半導体メーカー向けソフトウェア開発案件が長期安定して継続。その他も、高速化サービスに対する旺盛な需要を背景に、日本国内の製造業向け案件を中心として安定的な収益を獲得。

SaaS事業は、量子コンピューティングクラウド「Fixstars Amplify」、乳がんAI画像診断支援プログラム「METIS Eye」、LLM(大規模言語モデル)の開発プロセス高速化基盤「Fixstars K4」等を開発中。

半導体の分野では、モバイル機器やデータセンタ等で利用の進むNANDフラッシュメモリ向けファームウェア及びデバイスドライバ等を開発中。

自動車の分野では、自動運転を対象としたアルゴリズム開発及び高速化案件や、次世代モビリティに関連する研究開発及び高速化を支援。

バイオの分野では、医療画像診断装置における高精細画像のリアルタイム処理やゲノム解析を支援。

金融の分野では、リスク計算やHFT(超高速取引)の高速化を支援。

機械の分野では、産業機器等におけるマシンビジョンシステムの高速化支援等を提供。

主要取引先に、キオクシアルネサスエレクトロニクストヨタグループみずほ証券キャノンが名を連ねる。

2025年9月期最終利益が前期比27.2%増の19億円連続最高益更新予想。予想EPS59.0円。

12月13日終値1842円で、今期予想PER33.7倍。

 

11月8日に、理化学研究所(理研)量子コンピュータ研究センター光量子計算研究チームの古澤明チームリーダー(量子コンピュータ研究センター副センター長、東京大学大学院工学系研究科教授)、光量子制御研究チームの米澤英宏チームリーダー、日本電信電話株式会社(NTT)、同社子会社Fixstars Amplifyの平岡卓爾代表取締役社長CEOらの共同研究グループは、量子テレポーテーションで計算する新方式の量子コンピュータの開発に成功したと発表。これは世界に先駆けた汎用型光量子計算のためのプラットフォームとなる。

量子コンピュータは、量子力学の原理を計算に利用して様々な問題が超高速で解けると期待され、世界中で激しい開発競争が行われている。理研量子コンピュータ研究センターでも2023年に超伝導方式の量子コンピュータを公開した。

今回、共同研究グループは、光方式による新型量子コンピュータを開発。光方式では、従来の量子コンピュータと比べて高速かつ大規模な量子計算が可能になると期待され、これまで困難であった計算課題の解決など、量子コンピュータ研究を新たなステージに進めることができる。

今回開発した光量子コンピュータは、インターネットを介したクラウドシステムから利用可能。当面は共同研究契約を通じた利用となるが、今後、国内の量子計算プラットフォームの利用拡大、量子コンピュータのユースケース(活用法)の創出、国内量子産業の発展と国際競争力の向上に寄与すると期待される。

量子コンピュータの実現方式には、超伝導、中性原子、イオン、シリコン、光など、多様な候補があり熾烈な競争が行われている。この中で、光方式の量子コンピュータは、以下のことから非常に有望な候補の一つと考えられている。

(1)計算のクロック周波数(動作周波数)を数百テラヘルツ(THz、1THzは1兆ヘルツ)という光の周波数まで原理的には高められる

(2)他方式と違いほぼ室温動作が可能

(3)光多重化技術[4]によりコンパクトなセットアップで大規模計算が可能

(4)光通信と親和性が高く量子コンピュータネットワークの構築が容易と考えられる

特に光通信で培われた超高速光技術が、光量子コンピュータにとって非常に有用なアセット(資源)であり大きなアドバンテージになる。

古澤チームリーダーは、20年以上にわたる光量子コンピュータ研究のトップランナー。理研東京大学で培った様々な技術が今回の光量子コンピュータに結実した。基幹部である超広帯域量子光生成デバイスは、NTT先端集積デバイス研究所によって長く研究されている超高速通信用光デバイスを基に開発した量子光源が提供され、クラウドシステムは同社子会社Fixstars Amplifyの協力により整備された。

今回整備された光量子コンピュータは、「時間分割多重化手法」を用いた「測定誘起型」のアナログタイプの量子コンピュータ。アナログタイプの量子コンピュータとは、ビットではなく連続的な量で表される量子を基にした連続量(アナログ)量子コンピュータを指す。

具体的には光波の振幅値が情報のキャリア(搬送媒体)となる。これに「時間分割多重」と「測定誘起型」の手法を組み合わせる、大規模かつ効率的な量子コンピュータが実現する。

「測定誘起型量子コンピュータ」では、「量子テレポーテーション」の繰り返しによって計算が実行される。2013年に古澤チームリーダーらのグループにより明らかにされた。

量子テレポーテーションは、量子の情報を「量子もつれ」と呼ばれる量子的な相関を介して遠隔地に転送する手法で、1998年に古澤チームリーダーらによって世界で初めて条件なしで実験的に実証された。

量子テレポーテーションは、量子操作として考えると一つの量子状態を入力しそのまま出力される恒等操作でしかないが、測定の部分に変更を加える(測定基底の変更を行う)ことで、恒等操作ではない様々な量子操作を実現することができる。測定誘起型の手法では、まず大規模な量子もつれを生成し、それに対して測定を介して量子テレポーテーションを繰り返し実行し、マルチステップの量子操作を実現する。

今回、光量子コンピュータとそのクラウドシステムを実現した。これにより、光量子コンピュータの開発と、金融・医療・材料科学・機械学習・最適化問題などのユースケース探索が大きく進展することが期待される。

今後、光量子コンピュータを真に実用的なものとするために、さらなる多入力化、超高速化、非線形操作の導入、アプリケーションの探索、といった課題を解決する予定。将来的には誤り耐性のある大規模汎用量子計算機の実現を探求していく。

 

11月18日に、理化学研究所東京科学大学フィックスターズNTT富士通による共同研究グループは、大規模グラフ解析に関するスーパーコンピュータの国際的な性能ランキングである「Graph500」のBFS(Breadth-First Search幅優先探索)部において、スーパーコンピュータ「富岳」の測定結果を大幅に向上させ、世界第1位を獲得したと発表。「富岳」としては10期連続での世界第1位となる。

12月9日には、アルファベット傘下のグーグルが、105個の物理量子ビットを搭載する量子コンピューターチップ「Willow」を発表。最新のスーパーコンピュータ「Frontier」で10の25乗年かかる計算を5分未満で実行した。

これを好感し、アルファベットは12月11日にかけ196.89ドルへ急騰。上場来高値更新。

 

NYでは既に、非線形量子光学を利用し高性能コンピューティングアプリケーション向け量子製品を開発提供するQUBTクオンタム・コンピューティングが、7月2日安値0.35ドルから11月25日にかけ9.20ドルへ26倍高

Amazon Web Services、Microsoft、Googleの主要クラウドプラットフォームと独自のクラウドサービスで量子コンピュータを顧客に提供するIONQイオンQが、12月6日にかけ38.45ドルへ急騰。8月5日安値6.22ドルから6.2倍高

同社株自体も、2014年4月安値274円から7月29日にかけ1384円へ5.1倍高

2016年2月12日安値239円から2018年3月13日にかけ2080円へ8.7倍高

2022年2月24日安値654円から今年3月6日にかけ2516円へ3.8倍高演じた実績あり。

2016年2月12日に付けた上場来安値239円から今年3月6日に付けた上場来高値2516円なら10.5倍高のテンバガー

遂に実用化段階を迎えた光量子コンピュータ関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める。 』

 

12月30日にかけ2144円へ一段高。

年明け1月3日のNYで量子コンピュータ関連が上昇。

RGTIリゲッティ・コンピューティングが連日にわたる上場来高値更新。

IONQイオンQも昨年12月26日に付けた上場来高値に迫る。

遂に実用化段階を迎えた光量子コンピュータ関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める。

 

この間、NYでは量子コンピュータ関連の買い人気がヒートアップ。

QUBTクオンタム・コンピューティングが、昨年12月18日にかけ27.15ドルへ一段高。7月2日安値0.35ドルから77倍高に。非線形量子光学を利用し高性能コンピューティングアプリケーション向け量子製品を開発提供。

RGTIリゲッティ・コンピューティングが、1月3日にかけ20.37ドルへ一段高。青天相場を上場来高値更新が続き、9月9日安値0.66ドルから30倍高。マルチチップ量子プロセッサーを開発・製造。

IONQイオンQは、12月26日にかけ48.56ドルへ一段高。青天相場を上場来高値更新が続き、8月5日安値6.22ドルから7.8倍高。イオントラップ方式の量子コンピュータ実用化を目指す。

QBTS Dウェイブ・クアンタムも、12月27日にかけ11.41ドルへ一段高。8月8日安値0.75ドルから15倍高に。

 

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東証P 3915 テラスカイ (12月30日終値2304円)

 

【8月23日高値を射程圏内に捉える。NTTデータと資本業務提携した進捗率から上方修正の可能性も高まる量子コンピュータ関連本命格として大化けに向かう可能性秘める】

 

決算受け10%超高で史上最高値更新のセールスフォース関連銘柄で、88%増益予想の量子コンピュータ関連銘柄として、2024年12月5日の1991円より買いと予想。13日にかけ2095円へ上昇。

2024年12月15日レポートより以下の通り解説。

『 クラウドシステムの開発・導入支援。米セールスフォースと提携。AWS(アマゾンウェブサービス)も。今年4月12日にNTTデータと資本業務提携を発表。第2位の株主に。

同社及び子会社のダイスワークスによるセールスフォースの導入開発事業と、2022年2月に新規上場した子会社の4270BeeXが行うSAPのクラウド・マイグレーション事業、セールスフォースエンジニア派遣の子会社テラスカイ・テクノロジーズの業績が拡大。

子会社のQuemixが、量子コンピュータの性能を最大限に引き出すアルゴリズム開発やソフトウェアの開発、量子デバイス研究開発を展開。

クラウド型材料計算プラットフォームの「Quloud」や、第一原理計算から磁性材料のシミュレーションを可能とする「Quloud-Mag」など独自の計算ソフトウェア開発の提供に加え、量子技術の分野において FTQC(誤り耐性のある汎用量子コンピュータ、Fault-Tolerant Quantum Computer)向けのアルゴリズムにフォーカスした研究開発に取り組んでいる。

量子化学計算アルゴリズムとして量子加速が証明された「確率的虚時間発展法」は特許を取得。マテリアルズ・インフォマティクス(機械学習などの情報科学を用い、有機材料、無機材料、金属材料など様々な材料開発の効率を高める取組)分野の量子コンピュータについて2028年の実用化を目指す。

2025年2月期最終利益が前期比88.6%増の5億6500万円予想。予想EPS44.02円。

12月13日終値2088円で、今期予想PER47.4倍。時価総額270億円。

 

10月15日に発表した2025年2月期第2四半期純利益3億6700万円は、前年同期比3.2倍増かつ、同通期最終利益5億6500万円予想に対する進捗率が64%に達し、通期上方修正の可能性高まる。

仮に、第2四半期純利益3億6700万円を単純に2倍した7億3400円が通期最終利益なら、前期比2.4倍増。

仮に、潜在株式調整後第2四半期EPS28.51円を単純に2倍した57.02円が通期EPSなら、PER36.6倍に低下。

11月18日に、子会社のQuemix9719SCSKが量子コンピュータにおける研究開発の加速及びマテリアルズ・インフォマティクス市場での事業拡大に向け資本業務提携契約を締結したと発表。

2016年11月9日安値1012円から2020年10月12日にかけ5750円へ5.7倍高演じた実績あり。

NTTデータと資本業務提携した進捗率から上方修正の可能性も高まる量子コンピュータ関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める。 』

 

昨年12月30日にかけ2320円へ一段高。8月23日高値を射程圏内に捉える。

年明け1月3日のNYで量子コンピュータ関連が上昇。

RGTIリゲッティ・コンピューティングが連日にわたる上場来高値更新。

IONQイオンQも昨年12月26日に付けた上場来高値に迫る。

NTTデータと資本業務提携した進捗率から上方修正の可能性も高まる量子コンピュータ関連本命格として、大化けに向かう可能性秘める。

 

この間、NYでは量子コンピュータ関連の買い人気がヒートアップ。

QUBTクオンタム・コンピューティングが、昨年12月18日にかけ27.15ドルへ一段高。7月2日安値0.35ドルから77倍高に。非線形量子光学を利用し高性能コンピューティングアプリケーション向け量子製品を開発提供。

RGTIリゲッティ・コンピューティングが、1月3日にかけ20.37ドルへ一段高。青天相場を上場来高値更新が続き、9月9日安値0.66ドルから30倍高。マルチチップ量子プロセッサーを開発・製造。

IONQイオンQは、12月26日にかけ48.56ドルへ一段高。青天相場を上場来高値更新が続き、8月5日安値6.22ドルから7.8倍高。イオントラップ方式の量子コンピュータ実用化を目指す。

QBTS Dウェイブ・クアンタムも、12月27日にかけ11.41ドルへ一段高。8月8日安値0.75ドルから15倍高に。

 

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東証P 3655 ブレインパッド (12月30日終値1237円)

 

【12月9日高値更新。進捗率から上方修正の可能性高まるAIエージェント関連の連続最高益更新予想銘柄として大化けに向かう可能性秘める】

 

連続最高益更新予想の量子コンピュータ関連銘柄として、2024年12月5日の1062円より買いと予想。9日にかけ1247円へ上昇。

2024年12月15日レポートより以下の通り解説。

『 データ分析、システム開発を含むコンサルティング、人的支援を通じて顧客企業のデータ活用支援を行うプロフェッショナルサービス事業を柱に、自社製および他社製プロダクトの提供を通じて顧客企業のデータ活用支援を行うプロダクト事業を展開。

LLM(大規模言語モデル)の推論を効率化する量子化技術を調査。

2025年6月期最終利益は前期比0.1~6.7%増の9億1000万円~9億7000万円連続最高益更新予想。予想EPS42.52円~45.32円。

12月13日終値1210円で、今期予想PER26.7倍~28.46倍。時価総額270億円。

 

11月12日引け後に発表した2025年6月期第1四半期純利益3億3600万円は、前年同期比70.1%増かつ、通期最終利益9億1000万円~9億7000万円予想に対する進捗率が34%~36%に達し、通期上方修正の可能性高まる。

仮に、第1四半期純利益3億3600万円を単純に4倍した13億4400円が通期最終利益なら、前期比47.9%増。

仮に、第1四半期EPS15.74円を単純に4倍した62.96円が通期EPSなら、PER19.2倍に低下。

12月12日に、日本企業のデジタル競争力の向上および本質的なDXの実現を目指し、自律型AI エージェントサービスを順次発表していき、第一弾として「BrainPad アノテーションエージェント」の試験提供を開始すると発表。

2015年9月16日安値149円から2019年5月23日にかけ3099円へ20.8倍高演じたテンバガー

進捗率から上方修正の可能性高まる連続最高益更新予想のAI・量子コンピュータ関連銘柄として、大化けに向かう可能性秘める。 』

 

昨年12月30日にかけ1256円へ一段高。12月9日高値を更新。

進捗率から上方修正の可能性高まるAIエージェント関連の連続最高益更新予想銘柄として、大化けに向かう可能性秘める。

 

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東証S 4406 新日本理化 (12月30日終値193円)

 

【昨年10月23日に「水素社会推進法」が施行される中、トヨタ水素エンジン車の市販化が現実味を帯びてきた水素関連本命格として大化けに向かう可能性秘める。2011年3月から12年3月にかけ19倍高演じた事はまだ記憶に新しい】

 

水素関連銘柄として2024年11月12日の203円より買いと予想。決算発表を控えた13日に208円まで買われた後、決算期待外れにより下落。14日の189円でも買い推奨。15日に186円へ。

2024年11月17日レポートより以下の通り解説。

『 オレオケミカル(動植物系の油脂から製品を生み出す油脂化学。石油を原料とするペトロケミカルと対比される言葉)の総合メーカー。天然の植物油・動物油を主原料に、高圧還元及び選択水素化技術を駆使した高機能製品を豊富に取り揃え、工業用原料からパーソナルケア製品に至るまで幅広く製品を提供。

1919年より宇治川の豊富な水を電気分解して酸素を製造販売。その際に生じる水素を活かす水素化技術に100年の歴史。

2025年3月期最終利益は前期比2.7倍増の6億円予想。予想EPS16.09円。

11月15日終値188円で、今期予想PER11.68倍。時価総額70.1億円。

会社四季報秋号が、2026年3月期最終利益8億円予想。予想EPS21.5円。来期予想PER8.74倍。

低炭素水素等の供給・利用を早期に促進するため、基本方針の策定、計画認定制度の創設、計画認定を受けた事業者に対する支援措置(「価格差に着目した支援」、「拠点整備支援」)や規制の特例措置を講じると共に、低炭素水素等の供給拡大に向けて、水素等の供給を行う事業者が取り組むべき判断基準の策定等の措置を講じることを定めた「脱炭素成長型経済構造への円滑な移行のための低炭素水素等の供給及び利用の促進に関する法律」(「水素社会推進法」)が第213回国会(常会)において成立し、10月23日に施行された。

11月16日~17日に行われる「ENEOS スーパー耐久シリーズ 2024 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦 S耐ファイナル 富士」に、トヨタ自動車が液体水素を燃料とする「#32 ORC ROOKIE GR Corolla H2 Concept」(液体水素エンジンGRカローラ)で参戦。

水素エンジン車の市販化が現実味を帯びてきた。

2011年3月15日安値66円から2012年3月2日にかけ1297円へ19.65倍高演じた実績あり。

10月23日に「水素社会推進法」が施行される中、トヨタ水素エンジン車の市販化が現実味を帯びてきた水素関連本命格として大化けに向かう可能性秘め、買いと予想する。 』

 

昨年11月18日の187円を安値に切り返し。22日に213円へ急伸。9月3日と11月13日に付けた高値208円を更新した後、年内換金売りもあって調整。

186円まで売り直された12月24日の189円でも買いと予想。30日にかけ195円を回復。

昨年10月23日に「水素社会推進法」が施行される中、トヨタ水素エンジン車の市販化が現実味を帯びてきた水素関連本命格として大化けに向かう可能性秘める。2011年3月15日安値66円から2012年3月2日にかけ1297円へ19.65倍高演じた事は、まだまだ記憶に新しい。

 

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東証P 285A キオクシアHD (12月30日終値1640円)

 

【進捗率から超割安の可能性高まるNAND型フラッシュメモリー半導体関連本命格として青天大化けに向かう可能性秘める】

 

昨日新規上場したNAND型フラッシュメモリーの半導体関連本命格として、2024年12月19日の1678円より買いと予想。20日朝方にかけ1930円へ急伸した後、反落。

2024年12月22日レポートより以下の通り解説。

『 旧東芝メモリ。NAND型フラッシュメモリー大手。製造合弁の米ウエスタンデジタルグループと合わせた世界シェア約31%(ビット生産量ベース2024年4~6月期)。

2024年3月期は2期連続の赤字を余儀なくされ、2025年3月期最終利益非公開ながら、第2四半期までの実績と第3四半期予想により黒字化・超割安の可能性高まる。

 

11月22日に発表した「上場申請のための半期報告書」において、2025年3月期中間連結会計期間(2024年4月1日~9月30日)売上収益が前年同期比84.7%増の9094億800万円。親会社の所有者に帰属する中間(当期)利益1759億8000万円。希薄化後1株当たり中間(当期)利益335.95円。

 

新規上場当日の12月18日8時に発表した「上場に伴う当社決算情報等のお知らせ」において、2025年3月期第2四半期連結会計期間(実績)売上収益4809億円。親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益1062億円。基本的1株当たり当期(四半期)利益205.26円。

2025年3月期第3四半期連結会計期間(予想)売上収益4300~4800億円。親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益560~840億円。基本的1株当たり当期(四半期)利益107.48~161.22円。

 

つまり、2025年3月期第3四半期連結会計期間(2024年4月1日~12月31日)売上高1兆3394億円~1兆3894億円予想。純利益2319億円~2599億円予想。第3四半期予想EPS443.43円~497.17円。

仮に、第3四半期純利益予想2319億円~2599億円を単純に3分の4倍した通期最終利益は3092億円~3465億円。

仮に、第3四半期予想EPS443.43円~497.17円を単純に3分の4倍した591.24円~662.89円が通期EPSなら、PER2.57倍~2.88倍で超割安

 

12月18日に新規上場。公開価格1445円に対し初値1440円で生まれ、20日朝方にかけ1930円へ急伸した後、反落。

進捗率から超割安の可能性高まるNAND型フラッシュメモリー半導体関連本命格として、青天大化けに向かう可能性秘める。 』

 

昨年12月23日の1580円でも買いと予想。25日の1553円を安値に切り返し。30日に1717円を回復。

進捗率から超割安の可能性高まるNAND型フラッシュメモリー半導体関連本命格として、青天大化けに向かう可能性秘める。

 

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上記以外の個別銘柄については、これまでの週末レポートを参照ください。

 

 

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