2798ツクルバが買いと予想する。現在1329円の買い気配。

青天相場を上場来高値更新中のマネーフォワードと業務提携した直近IPO関連の不動産関連大穴・大化け候補株。

ITを活用したリノベーション・中古住宅流通プラットフォーム「cowcamo」を運営。オンラインメディアを通じた物件情報流通サービス、自社エージェント及び協力エージェントによる仲介サービス、顧客ニーズや物件のデータを活用した売主・事業主向け支援サービスを中心に提供。シェアオフィス事業も。

2021年7月期最終利益は5億8700万円の赤字予想ながら、6月30日に発表した第三者割当増資実施や、7月9日に発表した上場来高値更新中の3994マネーフォワードとの業務提携などを好感し、8月19日にかけ1435円へ上昇した後、一服。

首都圏の中古住宅市場は、住宅を2回以上購入したことのある人の割合が2012年の14.2%から2019年に29.9%へ上昇。住宅は「一生もの」ではなくなり、住み替えを前提とした住宅選びが広がりつつある。社会や価値観、ライフスタイルの変化が激しくなり、その傾向はさらに加速すると想定される。

一方で、中古物件は売りづらいという思い込みや住宅ローンなど「お金の不安」が付きまとい、「購入=身動きが取りづらい」と捉えられがち。住まいを購入する事は、経済的な面や日々の暮らしの満足度向上など多くのメリットがあるものの、逆にそれによって次の選択肢を狭め、長期的な生活の豊さや理想のライフスタイル実現が難しくなってしまう事も。

同社とマネーフォワードは、ユーザーが住宅購入後の将来の変化を見据え、「資産」の観点で居住用不動産を管理し、必要な時にスムーズに売却できるよう、新たに不動産所有者向けサービスを企画開発。2022年内にサービス開始予定。

同社の「cowcamo」は、27万人超(2021年6月末時点)のユーザーが登録。物件の購入だけでなく、リノベーション物件を企画・販売する再販事業者に向けたリノベーションの企画監修を行うなど、質の高い中古・リノベーション住宅の流通促進にも関わってきた。

マネーフォワードは、お金の見える化サービス「マネーフォワードME」を、1200万人超(2021年4月時点)のユーザーに展開。お金の見える化から家計改善に向けたアクションをサポート。

この提携を通じ、不動産の売却ニーズが顕在化する前からお金と住まいに関する不安に寄り添うことで、早いタイミングでユーザーとの接点を持ち、「一生もの」という不動産のイメージを変え、不動産をもっと手軽に売り、選ぶライフスタイルの浸透を目指す。